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World Revolution   作者: 21世紀の舞姫
第1章 序章
2/4

World Revolution 第1話 スタートダッシュ

まずは平和に高校入学です。

主人公と母親が登場。

  


 **2213年4月15日23時 現在:Limitまであと8年210日**


  

  


  今日は私、九条紫苑の高校入学前日。

  

  お母さんの格言「先を先んずれば人を制す。」で高校の前取り学習をやっているから 当分落ちこぼれる心配はないけどね。といっても科学とか物理はよくわかんないけれど。


  えっと  ∫SinθCosθ=(∫Sin2θ)÷2 だから、どうするんだろう。

  駄目だ、こんがらがってきた。



 「紫苑、もう11時よ~。明日は高校初日なんだからもう寝なさい。」


  もうそんな時間か。ノートと参考書を閉じて、棚にしまう。

 「うん、分かった~。もう明日の用意してくれた?制服とか鞄とか。」

 「何言ってるの、当たり前じゃない。でも毎日はできないと思うから、今度からは自分で準備するのよ。」

 「分かってるって~。目覚ましもかけた?あと、明日は車で送っていってね。わざわざ 歩いていくのはめんどくさいし。」

 「はいはい。入学式ではおしとやかな感じにしておかないと友達できないわよ。」

 「はい、承知いたしましたお母様。おやすみなさいませ。」

 「ったく、紫苑は極端なんだから。おやすみ~」


  私はそりゃ女っぽくないですよ~だ。お母さんに似てな!

  中学生の時の女友達の菫にも言われたっけな。紫苑ちゃんって男の子達と喋ってても違和感ないよねって。ちょっぴりへこんだけど。

  菫しか同じ高校行く子いないけどクラス一緒になるかな~とか友達できるかな~とか いろいろと考えているうちに眠くなってきてとうとう睡魔に負けてしまった。



  「紫苑、早く起きる!今日は殊更早く学校行かなきゃいけない日でしょ。お母さんも    入学式用の服用意しないといけないから急ぎなさい。もう7時30分よ。」

  早速真新しい制服を着てみると意外にもスカートが短い。一応共学なんだから....

  「お母さん、これ丈短くない?」

   不適に笑うわが母。

  「大丈夫よ、誰も気にしないって。お母さんなんて校則より8cm位短くしていたわ、華の女子高生だったころは。」

   .... 想像できない。こんなおばさ(ゲフゲフっ)

  「何考えてるのよ。もう行くわよ、間に合わなくなるから。」



  車に乗ると景色を見てぼうっとしてる間にすぐに到着した。といっても25分位 かかってるけど。

 「気合入れていくのよ。行ってらっしゃい。」

 「待って、お母さんは?一緒に行かないの?」

 「やだ、紫苑のくせに緊張してるの?保護者はもう少し後のほうの式からしか入れないから、車の中で待っておくわ。」

 「ふうん。じゃあいってくるね。ってか別に緊張なんてしてないんだからねっ。」

  心外な。

  

 


 そして私は西ヶ丘高校の門をくぐった。

 これで晴れて私も女子高校生だ!!なんて馬鹿なことを考えつつ。








** 九条紫苑:主人公

  九条紗枝:紫苑の母親

  紫苑は私立高校、西ヶ丘高校に入学します**

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