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兄貴が厨二病はじめました。

作者: おポチ

あえて中身のない軽い読み物です。

暇つぶしにどうぞ。

ある日、突然兄貴がおかしくなった。

「突然ですが、転生しているはずの前世の仲間を探す旅に出ます。具体的にはちょっとそこのジャ○コまで」

「兄貴、兄貴」

「なんだ?弟よ。」

「突っ込みどころが多すぎるけど、どこから突っ込んだらいい?」

「まずは転生って所からだろう、常識的に考えて」

「自覚してるんかい」

「ん、まあな。自分でも頭がおかしくなったのかと思うわ。」

「じゃあふざけた事言ってないでちょっと一緒に病院いこうか? 母さん心配するよ」

「安心しろ弟よ。昨日同じ事を母さんに言ったら、『じゃあついでに青ネギとめんつゆ買ってきて』だったから」

「また昼飯そうめんかよ!ていうかまずは心配しようよ母さん!orz」

「アホにつける薬はないってわかってんだろ」

「自分で言うなよ!」

「だからちゃんと自覚あるんだって。大丈夫、これただの厨二病だし」

「は?」

 思わず固まっていたら、笑いながら兄貴は自転車こいでった。宣言どおりジャス○へ行ったんだろう。

 その後夕方、兄貴は何事もなく帰ってきて、一人で楽しそうにパソコン前でごそごそしていた。なにやら掲示板?チャット?とかで、友人?と意見を交わしているようだった。

「前世での仲間いたんだけどアイツら今世でもデキてやがったリア充爆発しろおめでとううらやまけしからん!ちくしょう俺も彼女欲しい!癒されたい!」

とか何とか叫んでいたけど。

「もういい、俺は前世なんかより今を生きるぞ! あいつより可愛い彼女見つけて結婚して子供産んでもらって海のそばに家たてて慎ましく幸せに暮らす!」

と、その後は「それ以前に今年受験だったわ!よっしゃー、目指せ合格ー!」とか元気に呻きながら勉強していた。その後滑り止めには無事に合格した。めでたしめでたし。


「兄貴ってば、生まれ変わっても詰め甘いんだよなあ。というか、おおっぴらにやるもんじゃないよなあ、厨二病って。」

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