「にゃーーー。猫のぽん太を探しています」猫探偵事務所猫野ぶちお
「にゃーーー。猫のぽん太を探しています」猫探偵事務所猫野ぶちお
プロローグ
「ぶちおさん、依頼ですよ」
その言葉を久しぶりに聞いた。最近暇だったからだ。
オレは何度ともなく読んできた、フィリップマーロウになりきっていた。「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない」というやつだ。いつか自分もこの名言を現実に言う日が来るはずだと、図々しく思いをはせていた。
「ぶちおさん。上がって来てくださいよ」
「わかった。いま行く」
相棒のメタボが催促する。2階の事務所へ来いと。しょうがないと、重い腰を上げて事務所の階下にある喫茶白熊の外にある階段を上がった。エアコンがほどよく効いた白熊からは出たくはない。事務所のやつはおんぼろでろくに働いてくれない。今度からはこの白熊で仕事をさせてもらおう。さぼるのにも快適だ。
「あら、仕事?久しぶりね~」
ウエイトレスのみいちゃんにからかわれた。「いちいちオレにかまうな」と言いたかったが、いまここで言ってしまうと、さらにからかわれることになるので止めておいた。
「お待たせいたしました。猫探偵事務所の猫野ぶちおです」
いつもの愛想もない名刺を依頼主に渡した。
「私は、三ツ星カツオ、これは妻の真魚です」
彼は、見るからに有名企業だとわかる上質な名刺を差し出した。
妻の真魚もお辞儀した。いかにも育ちのよさそうな夫人だった。
「早速ですが、ご依頼は」
こんな人物から受ける依頼とはなんだ・・・大きなものか。誘拐、情報漏洩、特殊詐偽、それか国家を揺るがす内乱・・・それはありえないな。
「実は、ペットの猫がいなくなりまして・・・探していただきたい」
そっちか・・。
「そうですか。猫ちゃんの写真はありますか?」写真には白と黒のぶち柄の猫がいた。顔のぶち模様は綺麗に割れていて、なかなかいい。1才は過ぎているだろう。真魚に抱っこされているが、なんとなく笑顔がさえない。「雄でしょうか。雌でしょうか?歳はいくつですか。家猫ですか?好きな食べ物は」
メタボが横ですらすらとメモっている。速記のように速い、つぎの言葉をメモっているのではないかと思うくらいだ。さすが超一流国立大院生だ。何をしても器用にこなす。
雄、2才、家猫、生タイプ。
「依頼を承ります」
「よろしくお願いします」
「最後に1つ。行先に心あたりは?」
「まったく。家猫です。どこかで迷っているんだと思うと、可哀そうでなりません。早く見つけてあげてください」
真魚は涙を見せながら言った。こんなに愛されて、いなくなるなんて罰当たりだ。
「猫探しですか。こいうの久しぶりですね。でも断ってもよかったんじゃないですかね。うちはもう名の馳せた探偵社ですよ。事務所の格を上げましょうよ」
「まあ、いいじゃないか。猫探しも結構大変なもんだ。動物探しでも名を馳せよう」
と、言っておいた。
「やって損にはならん」
取り合わなかった。
◇◇◇◇◇◇
1日目。夢。
公園、空き地を探したが、そういう猫はいなかった。世間には猫が案外いるもんだ。
「にゃあ」
三毛猫が空き地の茂みにいた。
「ちょっと聞いてみよう」
「は?無理でしょう・・・」
「ね、おねえさん。最近このあたりでぽん太という雄猫見なかった?2才ねんけど」
その三毛猫に声をかけてみた。身なりがきれいなので、飼い猫だな。
「ひとになにかを聞くときには、それなりの物が必要でしょ?」
生意気なねーさんだ。
「これでどう?」
ポケットから、ちゅるちゅるをひとつ取り出して彼女のかたわらに置いてみると。
「ありがと」
ねーさんは満更でもないようだ。
「その猫なら昨日、野球場の機関車のところにいた。うん、この猫だよ」
写真を見て言った。間違いなさそうだ。
野球場はここから猫が歩いて15分のところにあるらしい。
「野球場の蒸気機関車って知っとるか?」
何度か観戦に行ったことがあるが、記憶になかった。
「さあ・・・・・」
野球場。蒸気機関車の展示場。
見たところ、機関車展示場には10匹近くの猫がいた。もしかしたらもっと多いかもしれない。機関車は大きい、野良猫が隠れていそうなところはたくさんあったから、ここは住み家になっているのか。車輪の横、機関室、石炭庫、火室にもいる。どの猫も汚れている、目ヤニがあった。せめてそれだけは綺麗してあげたかった。ごはんはどうしているいのだろう。これくらい多くの数の猫の餌をまかなうのは大変だろう。あと近所のひとに歓迎されないだろう。
近くにいた黒猫に聞いてみた。近づいても逃げない、かなり人馴れしている。
「あ、こいつね。昨日ここにいたよ」
「いた?もういないのか?」
「今朝、どこかに行った。なんか家出して来たって言ってた」
「どこへ行くのか話さなかったか」
「さぁ、しかしなぁ、あんな坊ちゃんに野良がつとまるんかな」
機関車のまわりを探していたメタボが戻って来た。
「どこにもいませんね・・・どこに行っちゃったんでしょ」
ぶちおはポケットからちゅるちゅるを出して、黒猫の前に置いた。
「わかったよ。おじちゃん。サンキュー」
「またなんか知りたいことがあったら来て。教えてやるから」
「そしたら。最後に1つ。みんなご飯はどうしているんだ?」
「あぁ、ご飯ね。朝と夕方に猫保護団体のひとからもらってる。たまに子猫を引き取って行くことがある。一匹でも救ってくれるのは、ありがたいことやわ。この年になると引き取り手はいないからな」
黒猫はささっと、ちゅるちゅるを咥えて姿を消した。
1日目。現実。
「というわけだ」
「・・・・・」
「という訳じゃあないでしょ?それ、夢ですよね」
メタボの言うとおり、もっともだ。
「あまりにもリアルだったから、参考までに」
狂ったか!と、そこにいる皆は思ったらしい。
「そんなの採用できません。依頼主に言えませんよ。ビッシとしてくださいよ、ビッシっと」
久しぶりの仕事なので、脳のスィッチが上手く切り替えできていないのではないかと、メタボには真面目に思われている。そうでないなら、病院で妄想のなかにいるのか検査してもらうとか・・・・・。少なくともこの暑さにやられたのは間違いないと。
「じゃあ、見て来くるぞ。その空き地には三毛がいる、猫にはルーティンがあるからな。丁度いい時間帯だ。蒸気機関車は住み家になっているから、黒猫がいるはずだ」
「空き地ですか・・・都合よく三毛がいますかね」
メタボが宣った。
「いないじゃないですか」
早く結論をオレに言い渡したいらしい。悪夢にでもうなされたとか言いたそうだ。
「いたぞ」
「は?!」
5才くらいの三毛猫がいた。こちらをじっと見つめて動かない。
「ねーさん、きのうは世話になったね。ちゅるちゅるは美味しかった?」
「ぷいっ」
走って草むらに逃げていった。
「確かにいましたね。でも言葉は通じませんよ」
「あたりまえだ。これは現実だ。あの話はオレの夢の話だ」
自分でも言っていることの意味がわからん。
ますます、妄想の中にいるとメタボは疑ったみたいだ。でもオレは正常のつもりだ。夢を見ただけだ。お告げだ。
「つぎは蒸気機関車だ」
見た夢と同じ黒光りした機関車が展示されていた。子供が3人いるが、機関車目当てではなくて猫見たさ来ているようだ。でも決して触ろうとしない。どの猫も汚れている。ノミもたくさんいそうだ。触らないのがここのルールになっているのだろう。―餌をやらないで!―とか―猫をすてないで!―と書かれた看板があるが、それでもかりかりをやる子もいた。そうやって猫の数は増えてゆく。衛生面でも心配だから今後の彼らのことを思うといたたまれなくなる。猫はかりかりに飛びついた。だからあの黒は人馴れしているのか。それに屋根があるので日陰がある、この暑さに身を寄せるには丁度よいはずだ。
「たくさんいますね。ちょっと機関車のまわりを見てきます」
「暗いから気つけろよ。猫にひっかかれるぞ」
「あ。いた。ぽん太です。ぽん太がいました」
「にゃおん!」
「なんか、来るな!と言ってますね」
「わかった」
「今日はこれでこれまでだな」
「どうするつもりです?」
「夢の続きを見る」
「そんなに都合よく、夢の続きなんて見れませんよ」
「しらん」
「という訳だからメーテル、早いけど寝る」
「はぁ?」
午後6時。
◇◇◇◇◇◇
2日目。夢。
「おい、おまえ、ぽん太だろう?」
「そうだよ」
「おまえ、ここを出たはずだ。なんでここに戻って来た?」
「余計なお世話だよ」
「1人でいるのが心もとなくて、戻って来たんか」
「違う!適当なねぐらがなかっただけだ」
キツイ一言だったようだ。
「おまえ家出しているんだろ?飼い主が探しているぞ。家に帰れよ。家にはエアコンがあるだろう?」
「嫌だ。帰らない」
「なんで?」
「あんなとこ戻らない」
「どうして?」
「あの人たちは、いちいちうるせーんだよ!気持ち悪いくらいべったりするし、なでなでもしつこい。あんなのうっとうしいだけだ。しかたなくごろごろ言ってつきあってるけれど、顎を触られるのも嫌いなんだ。ごはんだって、高級缶詰・・・オレはもっとワイルドなやつを食べたいんだ。煮干しとか鰹節ごはんとかを食べたい・・・・・とにかくワイルドに生きたいんだ」
ぷいっと、走り去った。
2日目。現実。
「と、彼は言っていた」
「・・・・・」
「本当に?」
「本当だ」
「意味わかんないっすよ」
「見たものは見た。夢でな」
「依頼主に報告するんですよ。それ本当に話すんです?」
表は滅茶苦茶暑いがちょうどいい加減でエアコンが効いているので、仕事は白熊でさせてもらうことにした。事務所のエアコンはおんぼろであてにはならない。接客の途中で壊れたらとんでもないことになる、依頼主が帰ってしまうことになりかねない。
マスターの白熊ちゃんはオーダーがあれば何でもつくるが、なかでもハヤシライスは絶品で火曜日はこれを食べることにしている。みいちゃんは白熊のウエイトレス、ただ白熊ちゃんとの関係は誰も聞かないことになっている。マイ・ステディのメーテルはここのアルバイトをしていて、接客と買い出しをしている。オレと2人で事務所の上の階で住んでいる。マンションの下から喫茶白熊、2階が事務所。3階が住居になっているということだ。
「ブレンドになります」
みいちゃんが、嫌に丁寧に持ってきた。
「それでは、昨日の報告をいたします」
いかにも大事のように始めた。
「それで、うちのぽん太は?」
「いました。野球場の公園にある蒸気機関車展示場に他の猫といました」
「ありがとうございます」
「しかし、まだ保護しておりません」
「なぜ?はやく保護してやってください」
「それが家出をしたのには理由があります」
「は?」
「ですから理由があると」
「なにを言ってるんですか・・・?訳のわからないことは、言わないでくれますか」
まったく理解に苦しむことを言うなと。真面目に探せ。こっちはわざわざここへ来ているんだと、言いたそうだ。
「彼はこう言っています。過保護にしないでほしいと。彼はワイルドに生きたいそうです」
「はぁ?あなた大丈夫です?」
呆気にとられるとは、こういうことを言うんだろう。はじめて見たような気がする。香りのたつブレンドをむせてしまった。真魚が背中をさすって、そしてオレを睨んだ。
無視して言うことにした。
「たしかに彼は蒸気機関車のところにいて、そう言っていました」
「もう帰ります。料金は支払いませんから」
怒るだろう。当然だ。
冷静にオレは説明した。
「待ってください。帰るにはまだ早いです」
「彼から聞いたことを言います。彼はワイルドに生きたいそうです。あなた方をいちいちうるさいと思っています。家の外へ出たい。すぐ撫でられてうっとうしい。あごを撫でられるのも仕方なく、ごろごろしている。1週間に一度のお風呂、2月毎の健康診断、2週間に一度の爪切り。ご飯だって高級な缶詰なんていらない、煮干しとか鰹節ごはんが食べたい。リードをつけて散歩は、恥ずかしい。毎日の体重測定と歯磨きは面倒くさい」
「これが彼が私に言ったことです。心あたりはございますか?」
「・・・・・心あたりがあります」
「私を信じていただけますか」
「はい・・・。あなたは本当にただの探偵なんですか?」
「はい。猫探偵事務所の猫野ぶちおですが・・・」
「数々の事件を解決してきたという名探偵の?」
「僭越ながら、そういう噂があることは知っています」
自分でもこの暑さにやられていると、知った。
「もしかして、超能力がおありだとか?」
「はい。最近授かりました」
「え!!」
メタボもみいちゃんも奥にいた白熊ちゃんまで、思わず声を上げてしまった。
「ぶちおさん、良いんですか。簡単にあんなこと言っちゃって。そんなのたまたまかも知れんないじゃないですか。変な噂が立ったら、せっかく築き上げた事務所の信頼が地に落ちますよ」
「とにかくオレは寝て、つぎの夢を見る」
とにかく寝る、そうすれば道は開ける。信じ切っている。
「メーテルさんには余計なこと言わないでくださいね」
「もう言ってある」
◇◇◇◇◇◇
3日目。夢。
「こんちは。ぽん太いるか?」
「あいつは昨日、ここを出て行ったぞ」
こないだの黒猫だった。
「遅かったか」
「どこへ行くとか聞いてないか?」
「さぁ・・・。そう言えばもっとワイルドなところへ行くとか言ってた」
「もっとワイルドなところ?どこだよ」
「知らん」
1つ、ちゅるちゅるを上げた。
3日目。現実。
「黒猫がそう言ったんだよ」
「・・・・・」
「あぁ、結局元に戻りましたね。どうしますか」
「オレが聞きたい」
「もっとワイルドなところとはどこだ?」
「・・・・・もっと厳しい環境のところですかね」
「厳しい環境といえば、海でしょうね」
◇◇◇◇◇◇
4日目。夢。
「・・・・・」
「八方塞がり・・・」
「今日も一段と暑いですね」
―天気予報をお伝えします。外は厳しい暑さになっています。くれぐれも熱中症対策をしっかりしてください。今日の最高気温は37℃・・・・・です。以上、ぶり漁港からお伝えしました―
「ためしに近くの港でも探してくるか。歩いて25分だな」
「そうですね。猫でも行ける距離ですしね」
4日目。現実。ここはいわし漁港。
「それでオレたちは港に行くことにした・・・」
「・・・・・」
「いますかね。ぽん太」
「テトラポットが積んであるだろう。あそこは日差しが当たらないだろうし、いくらか涼しい風が来る」
相当な暑さだ。人間でさえ、参っているのに毛皮を着ている猫たちにとっては、推して知るべしだ。気の毒になった。寒さも相当なものだろう、そんな環境で生き残ってゆく厳しさをまだぽん太は想像できないだろう。いまのうちに家に帰してあげなくてはならない。
「・・・いないな」
日の暮れ頃、漁船が沖から帰ってきた。威勢よく大漁旗を掲げている。
舟が岸壁に着き、魚を入れた発泡スチロール箱が次々と漁港の市場に並べられてゆく、そこへ5匹の猫がやって来て、箱からあふれ出た魚を咥えては市場の外に行く。絵漁師たちはそれでもかまわず見て見ぬふりをしている。
その中に白と黒のぶちがいた。
「あれ?あれぽん太ですよね」
「ここの生活は僕の憧れそのものです!放っといてくれませんか」
◇◇◇◇◇◇
5日目。夢。
「どうだ?満足したか?」
「まだだね。僕はここに住み着くんだ」
「おまえにここでのくらしが務まるのか?」
「できる。ワイルドに生きるんだ」
「本当にできるんだな。もう飼い主に会えなくなっても」
「・・・・・」
5日目。現実。
「説得はしてみた。」
「・・・・・」
「それでぽん太は?」
「まだ港にいます」
「なぁ、母さん。あいつの好きなようにさせてやっては」
「嫌よ!あの子がいなきゃ、嫌なの。生きていけない」
あぁ、過保護だとわかる。ぽん太が窮屈に思うのも無理ないか・・・・・。
◇◇◇◇◇◇
6日目。夢。
「おい、ぽん太。まだ気が済まないのか?飼い主が心配しているぞ」
「放っといてよ」
6日目。現実。
「と、言っていた」
「・・・・・」
◇◇◇◇◇◇
7日目。夢。
「そろそろ飼い主が恋しい頃だろ」
「なるわけない!」
「ラストチャンスだ。帰るか帰らないかどっちだ?」
「これで帰って来なければ、もう諦めると飼い主は言っている。新しい猫を迎えると。それでもいいのか?」
「・・・・・」
「それでもいいのか?」
「それでもいいのか?」
「・・・・・・」
7日目。現実。
「彼にこう言って説得しましたが、ダメでした。しかし彼は迷ってます」
「・・・・・」
ねぐらにしているテトラポットにぽん太が帰ったところ、たくさんのバスタオルが敷いてあって、家でいつも使っていたステンレスの皿が置かれていた。皿の中には鰹節ごはんと少量のゼリータイプがあった。
もう1つの小さな皿には、ぽん太が好きな牛乳が入っていた。
「にゃ、にゃ、にゃ、にゃ、にゃ」
「ぽん太おいで。もう押しつけるようなことはしないから。自由にしてあげるから。それが嫌だったんでしょう?おいで。また一緒に暮らそう。外に出てもいいよ。リードをつけて散歩するなんてこともうしない。自由にしていいよ。鰹節ごはんとか煮干しもごはんに出してあげるから。ただお風呂は月一回入るのよ。爪切りは2週間に一度させてね。それから、撫で撫では少し我慢して。わたし達があなたを愛している証だから」
飼い主が、ぽん太に近づいて言った。
「おいで。どこにも行かないで。わたし達はあなたが大好きなのよ」
「にゃ、にゃ、にゃ」
「にゃーーーーーーーーーーん!(おかあちゃーーーーーーーーーーん!)」
エピローグ
「こら!いくら暇だからって、寝ないでよ。そんなに長い間席にいないでよ。迷惑よ」
みいちゃんか。
「依頼は・・・・・ぽん太?」
「夢か・・・・・」
「ぶつぶつと、なに言ってんの。はい、眠気覚ましのアイスね。マスターからのサービス」
「はい、投稿しましたよ」
「おめでとう。どんなの書いたの?」
「「にゃーん」猫のぽん太を探しています―猫探偵事務所猫野ぶちお―よ」
「ふーーん。まぁ、いいけど」
「なにか賞を貰えないかしら」
「そんなに簡単にはいかないだろ」
「著者名は?」
「もちろん、メーテルよ」
「これ、PVはどれくらいかなぁって」
「いつもどおりでしょ。いってもせいぜい10くらい」
「さみしいなぁ」
「そもそもフォロワーが少ないから、仕方ないでしょう」
「・・・そうだね」
「フォロワーを増やしましょう!」
「どうするばいいの?」
「さぁ。とにかく、面白いものを地道に・・・?」
「そうよね。なんとなくはわかるけど、簡単な方法ないかな・・・・・」
「そんなのあるわけないでしょ」
「そうだね。努力しなきゃ」
「いまはこのラーメンに集中しましょ。おりんさん」
「そうだね」
「ひさしぶりのぶちおシリーズね。ところで、ぶちおが夢で猫と話せるっていう設定はどうするの?回収してないけど」
「さぁ・・・そういうジャンルでないから」
了




