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語尾なのですの彼女が今日も可愛い件について  作者: 有原優


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第三十話 プールに行こう

 

 今、俺の隣には、夢葉が寝ている。そして、今外は明るくなっている。日が照っている。

 俺は夢葉とエッチな事をしてしまった。

 俺はそう感じた。


 隣の夢葉の顔が、熟睡している顔が色っぽく感じる。

 ああ、夢葉。好きだなぁ。


「ん」


 夢葉が寝返りを打つ。それも俺の方に。

 俺はそれを……優しく受け止め、抱っこした。


 夢葉からいい匂いがしている。

 こんなことを思うと変態のように思えるが、実際そうなのだから仕方が無いじゃないか。


 後、何時間でもこうしててもいい、そう思える。

 でも、部屋に飾ってある時計にはもう8時と出ている。

 もう起きなければ。

 俺はとりあえず体勢を取り直して、起き上がる。


「夢葉……」


 俺は夢葉の頭をなでなでする。すると、夢葉から、「んん」と、可愛らしい寝言が聞こえる。


 俺はそんな夢葉に布団をかけなおしてあげ、そのままリビングに向かう。

 まだ、二人は起きていないようで、リビングには人一人いなかった。

 ふとスマホを触る。そこには、「今日プールに行かないか」という、夢木さんからの誘いだった。

 そこにはご丁寧に、「ハーレムになれるぞ」とか言う怪文を引っ付けて、


 こういうところなかったらいいんだけどな。

 やっぱり夢木さんは残念美人なのか?


 さて、このお誘いはどうしようか。


 柚葉も来るっていう事は正直行きたくない。


「プールかあ」


 どうなるかわからなん者は、行かないのが吉なのだろうか。


「プールでありますか?」

「わあ」


 びっくりした。


「私も行きたいであります」


 いつの間に起きて、いつの間に背後に立ってたんだ、穂乃果よ。


「え、嫌でも」

「夢葉ちゃんの家族とのプールだよね。絶対に行きたいであります」

「いや、でも」

「だめでありますか?」


 くそ、ずるいな。上目使い。


「夢葉の許可が出たらな」


 俺はそう言い放った。しかし、行かせていい物か。何しろ、柚葉の存在が気がかりだ。

 あいつが、穂乃果のことが好きになって、百合カップルになりたい!! とか言い出した暁には非常に困ることになる。

 行かせたくないが、こんなワクワクしている柚葉を生かせないわけには行かない。


 あわよくば、夢葉にも体よく断ってもらうことにするか。


「プール!! 行きたいのです」


 夢葉も予想に反して同意の意を示した。


「おい、柚葉の存在は」

「別にいのです。会うのはどちらにしろ一緒なのです。だったら、私たちがいる今会うのが一番いいのです」


 確かにそれも一理ある。

 どうせ、苗字とか何とかで、俺の妹というのは早かれ遅かればれるのだ。


「分かった」


 それに、夢葉の言う事だしな。


「それにしても」


 夢葉がぼそっと口に出す。


「俊哉君かっこいいのです」

「ああ、俺もそう思うよ」

「え? ……自画自賛なのです……事実なのですけど」

「あ、すまん」


 誤解させてしまってる。


「お前も可愛いぞという意味だ」

「本当ですか? ありがとうなのです」


 そう言って夢葉は俺にぎゅっと抱きしめてきた。

 ああ、可愛すぎる。ずっと抱きしめていた。そんな気持ちが芽生えてくる。


「それで、俊哉君。……プール用の水着は家に取りに行くのですけど、水着楽しみにしていて欲しいのです」

「そうか。楽しみにしておくよ」

「ありがとうなのです。……あの、胸という面では俊哉君の目を悦ばせることが出来兄かもしれないのです」


 そう、夢葉は手をもじもじとさせながら言う。可愛い。


「勿論だよ。俺は夢葉のことが、夢葉の胸の形が好きだから」

「ふふ、お世辞でもうれしいのです」

「お世辞じゃないよ」


 それに、夢葉の胸は昨日見たのだ。

 生胸を。


「じゃあ、行くか」

「そうなのです」


 そう言って、俺たちは手を繋いで部屋から出た。


「柚葉」


 俺は柚葉に声をかけた。


「夢葉も行くってさ」

「そうでありますか? わーい、嬉しいであります!!」

 そう言ってその場で万歳する穂乃果。


「あれ、」


 と思ったら、穂乃果が訝しげにこちらを見る。


「どうしたんだ?」

「なんだか二人とも、ちょっと変であります」


 まさか、昨日大人の階段を上ったのがばれたのか?


「いつもよりも、仲がいいのであります。さては、一緒に寝たからでありますね」

「実はそうなんだよ」


 そう、俺は言うと、穂乃果は「やっぱりーであります」と言って笑った。

 昨日単に寝ただけではないという事をごまかすことが出来た。


 さて、その後、夢葉は水着を取らなければならないという事で、彼女は一旦家に戻ることとなった。


 そして父さんは、今日は日本でやるべき仕事があると言って、出かけて行ってしまった。

 という事は二人きりで、プールに向かう事となる。


「穂乃果、ちゃんと荷物は持ったか?」

「当然であります。準備満タンであります」

「よし、じゃあ行くか」


 夢葉たちとは現地重合の予定だ。

 楽しみだな。そう俺は思った。



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