表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/126

14

 いえ、ここに巨大な魔法陣が有る以上、必ずどこかに核が有るはずです。

 私はレベルが上がった事で、感知がLV10になった。

 それに、あやかし達の能力も使えます。


 こんな時は落ち着いて、博識なブルーローズの言っていた事を思い出せば良い。

 この状態を、事細かく把握出来る能力。

 確か、清水(セイスイ)を眼鏡のレンズの様に使用すれば良いと言っていた。


 私は清水(セイスイ)をコンタクトレンズの様にして眼に付け、神眼鑑定(シンガンカンテイ)LV10を発動させた。

 そしてもう一度、魔法陣の周りを確認することにした。

 すると、薺君達が吹き飛ばしている大蛇の情報が見えてきた。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名称   :異界の漆黒瘴気

 レベル  :――/90

 HP    :――/7925

 MP    :――/9400

 身体詳細 :情報掲示不可

 スキル  :魔獣の大変化

       瘴気化、瘴気合体、瘴気自在操作

       瘴気四属性魔法・瘴気闇魔法・瘴気暗黒魔法

       瘴気再生・状態異常耐性・物理及び魔法耐性

       魔法陣による瘴気無限復活

       ――・――・――・――・――(異界スキル表示不可)

 制限スキル:超再生・状態異常耐性極大・物理及び魔法耐性極大

       魔獣の極大変化

       瘴気化、瘴気合体、瘴気自在極大操作

       瘴気四属性魔法・瘴気闇魔法・瘴気暗黒魔法

       ――・――・――・――・――(異界スキル表示不可)

 弱点   :神聖、神光、神雷、神風、神火、神土、神水

 情報   :世界の摂理により、レベル、HP、MP、能力、低下制限大

       魔法消費量増加、弱体化、特殊能力使用不可

       世界の摂理により、HP、MP、特殊、弱点以外の身体詳細

       情報掲示不可

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――



 今はこんな情報より、魔法陣の核を探さなくてはいけません。

 魔法陣の核を探しているうちに、ふと八頭(ヤズ)(リュウ)の事が気になった。

 そして、石化している八頭(ヤズ)(リュウ)を見上げると情報の中に魔法陣の赤核を見つけた。


 更に、闇の魔神の呪いを浄化し続けている事が分かった。

 ですが、水神と稲成空狐の(ジュウ)御供(ゴクウ)封印(フウイン)の意味がよく分かりません。

 八頭(ヤズ)(リュウ)を、石化封印し続けている事は分かるのですけれどね。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名称   :八頭(ヤズ)(リュウ)(水神融合)

 レベル  :99

 HP    :14632016/――石化

 MP    :14457131/――石化

 身体詳細 :情報掲示不可

 スキル  :水神融合・超過能力・超浄化清水(セイスイ)・融合強制暴走

       超再生・状態異常耐性大・物理及び魔法耐性大

       清水(セイスイ)気化時物理攻撃無効・清氷(セイヒョウ)時魔法反射

       毒、猛毒、麻痺毒、麻痺猛毒、酸、強酸、腐食

       恐怖、苦痛、暗闇、水様状態、邪眼、睡眠無効

       石化耐性小・水属性吸収エネルギー変換

       四属性無効・光、闇属性無効・呪無効

       清水(セイスイ)自在操作・清水(セイスイ)飛行・超清水(セイスイ)飛行

       超清水(セイスイ)加速・超清水(セイスイ)瞬間移動・清水(セイスイ)空間転移

       極大清水(セイスイ)魔法・極大清風魔法・風水神通力

       水の(イタ)り・風の(イタ)り・龍の咆哮・龍威圧

       龍の息吹・龍武技・水神武技・水龍の舞い

       龍脈自在・龍穴自在・思考加速・多重並列思考

       明鏡止水・神眼鑑定(シンガンカンテイ)・千里眼・眷属召喚

       聡明叡知・未来予測・龍神の(ミコト)

 情報   :暴走抑制状態・八融合の呪縛(近接自動融合)

       石化耐性無効(融合により耐性小に弱化)

       隔離封印された、闇の魔神の呪い(隔離器官で浄化継続中)

       白面金毛九尾の狐と水神による封印

       水神と稲成空狐の(ジュウ)御供(ゴクウ)封印(フウイン)(石化封印継続中)

       魔法陣赤核吸収:吸収合成により異物として、現在隔離中

               完全隔離まで、残り十分

       世界の摂理により、レベル制限中

       世界の摂理により、HP、MP、特殊、弱点以外の身体詳細

       情報掲示不可

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――



「そんな……八頭(ヤズ)(リュウ)の中って……」



 石化している八頭(ヤズ)(リュウ)を見て、思わず言葉を漏らすと、チアさんが振り向いた。



「撫子(ニャン)(ニャン)、どうされましたか?」

「魔法陣の赤核が、見つかりました。ですが、八頭(ヤズ)(リュウ)の中に……」



 チアさんが心配して私の側に来たので、事情を話すことにした。

 魔法陣の赤核は、現在隔離中である事。

 隔離後に、隔離器官へ移動される事。

 闇の魔神の呪いが現在も尚、隔離器官で浄化継続中である事。

 隔離器官で、闇の魔神の呪いと魔法陣の赤核が合わさった時、何が起こるか分からない事を伝えた。

 すると『コーナーワイプ』の薺君から、シグナルが入った。



『「姫、八頭(ヤズ)(リュウ)の中に赤核が見つかったようですね」』



 薺君は大蛇の大群を倒しつつ、私に話しかけていた。



『「はい。現在、八頭(ヤズ)(リュウ)が吸収した赤核を隔離中。完全隔離まで、残り十分のようです。ですが隔離器官に、闇の魔神の呪いが有るのが気になるのです」』

『「確かに……今までの事は全て、闇の魔神が切っ掛けですからね」』



 薺君とコーナーワイプで話していると、インカルナタが暴風を巻き起こし、大蛇を一人で倒し始めた。

 そして、私の『心』に話しかけて来た。



『「撫子様、これ位の大蛇、おら一人で平気だぞ」』



 風神化して能力が強力になったとは言え、インカルナタの攻撃は姫立金花(ヒメリュウキンカ)と同じでMPを多く消費する能力。

 入口の方で、ヘイズスターバースト達が大蛇を多量に引き寄せてくれているとは言え、魔法陣に一番近いのはインカルナタです。

 魔法陣で瘴気魔獣の大蛇として復活する事を考えると、ヘイズスターバースト達より、インカルナタはMPの消費が激しいはず。



『「ですが……」』



 その事を伝えようとすると、インカルナタが『「スケルトン達が、援軍に来たから問題ねえだ」』と言ってきた。

 後ろを見ると、スケルトングラディエーターがスケルトン達を引き連れてやって来た。

 どうやらスケルトングラディエーター達は、インカルナタと協力して大蛇を倒すようです。


 スケルトングラディエーター達が配置につくと、薺君が私の方へ駆け寄ってきた。

 するとヘイズスターバーストが冥界(メイカイ)監獄(カンゴク)を解き、私の近くで再び冥界(メイカイ)監獄(カンゴク)を使用した。



「ここは、我らとインカルナタ殿に任せよ!」



 一方チアさんは、ヘイズスターバーストの元へ行き、メイドスケルトン達を引き連れて戻って来た。



「撫子(ニャン)(ニャン)、中に入られるのでしたら、八頭(ヤズ)(リュウ)の石化が解けてしまった場合、私共メイドにお任せ下さい」



 チアさん曰く、メイドスケルトン達は、ありとあらゆる冥土術を習得しており、位の高い相手になればなる程、その効果が出て来るそうです。

 なので、格上の天狗であった是界(ゼガイ)(ボウ)さえも操る事が出来た。

 しかし、あの時は相手があべこべの羽団扇を持っていた。

 そのせいで、抗えない力を逆転され逆に操られた。


 なので、もしもの時は冥土術を駆使し八頭(ヤズ)(リュウ)を拘束すると言ってきた。

 つまり、あべこべの羽団扇を使用しなければ、八頭(ヤズ)(リュウ)さえも操る事が可能であると言うことです。

 私は八頭(ヤズ)(リュウ)を見て、中に入ることを決めた。

 残り二本の野湯(ノユ)をチアさんに託していると、薺君が私の側に来た。



「姫、赤核を破壊しに行くのなら僕もお供します」

「ありがとう」



 お礼を言って、一緒に八頭(ヤズ)(リュウ)の前まで来ると、改めて八頭(ヤズ)(リュウ)の巨大さが分かった。

 体躯は大凡400m有り、八本の首の内、進入可能な首は真ん中の首二本。

 その内、右側の口から進入する事になった。

 中に入ってみると、石化しているとは思えない程、青白い光りで辺りが照らされていた。



「姫、八頭(ヤズ)(リュウ)の中なのに意外と明るいですね」

「はい。清水(セイスイ)が、汚れを浄化していると光りを発するのです」



 恐らく、闇の魔神の呪いを、浄化し続けているからでしょう。

 それに神聖な清水(セイスイ)の光りが、辺りを灯していると言うことは、中は石化されていないと言うことです。

 薺君と一緒に少し先に進むと、清水(セイスイ)の壁が(ナビ)いた。



「姫、後ろに下がってください」



 薺君が警戒し、私を庇おうとすると清水(セイスイ)の壁から美男が現れた。



「えっ? ブルーローズ?」



 現れた美男に、薺君がブルーローズと勘違いしていた。

 確かに、少年化したブルーローズの姿にソックリです。

 ですが、ブルーローズよりも背が高いですし、顔つきは少年というより青年と言った方が良いかもしれません。



「薺君、大丈夫です」



 私が小声で伝えると、薺君が頷き構えていた木刀と脇差しを降ろした。

 確か八頭(ヤズ)(リュウ)の情報に、水神と稲成空狐の十御供封印と有りました。

 (ジュウ)御供(ゴクウ)封印(フウイン)の意味が分からなかったのですが、どうやら水神様の長兄も封印の一部として共にいるようです。

 つまり、人で言う人身御供(ヒトミゴクウ)の意味合いに近いものなのかもしれません。



「水神様の、お兄様でしょうか?」



 私は懐剣をネックレスに収納し、礼をしてから美男に聞いた。

 すると、美男が清水(セイスイ)で椅子を作り出し私達に座るよう言ってきた。



「……君は?」



 私達が椅子に腰掛けると、美男が私の名を聞いてきた。



花楓院(カフウイン)撫子(ナデシコ)と申します」



 私が名前を伝えると、薺君にも名を聞いた。

 残り時間はあまり有りませんでしたが、美少年に滝での出来事や、その水神様の息子が私の元に居る事などを簡単に伝えた。

 すると長兄は、満面に笑みを浮かべた。



「そうか……我の、九人目の弟が誕生していたとはな。しかも、その息子まで……嬉しい限りだ。(ワラベ)達よ、弟の事を教えてくれたことを感謝する。して、我が弟達の中に何用で参った?」



 喜んでいた長兄には悪いですが、私は今起こっている状況を簡単に伝えた。

 すると険しい表情になり、私達を清水(セイスイ)の壁に行くよう言ってきた。

 清水(セイスイ)の壁まで行くと、清水(セイスイ)の椅子を直しつつ話し出した。



「我が弟達の、隔離器官に案内する。そこには、九体の稲荷空狐達が呪いを浄化している。だが、我ら十人の力では押さえ込む事しか出来なかった。其方(ソナタ)唯一神(ユイイツシン)に認められし申し子であるなら、呪いを浄化出来るやもしれぬ」



 それだけ言うと、長兄が清水(セイスイ)の壁に手を触れた。

 その瞬間、私達は清水(セイスイ)の壁に飲み込まれた。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

一日置きの更新とさせて頂きます。

不定期な時間になるかも知れませんが、何卒ご容赦下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ