表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

共感覚のメリット・デメリット

作者: もる

共感覚を持っている人のメリットデメリット


共感覚とは何か。一般的には1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚も生じてしまう現象だと言われています。

共感覚のなかで一番聞き馴染みがあるのは絶対音感だと思います。


筆者も共感覚を持っており、私の共感覚を端的に言うと『人に色を感じる』ということです。


さらに詳しく言うと全員に基本となる色があり、その色が感情によって変わるというものです。


基本的には怒りや感情が高ぶっている人は濃くなりますが、ベースを知らない人をみても怒っているかわからないです。


例えば初対面の場合は同じような赤黒色でもどんな感情なのかわかりません。ベースが赤黒なのか、初対面の時に怒っていて赤っぽい人が赤黒になっているかは数回会わないとわかりません。


このようにベースは人によって固有のもので変わったりはしませんが、初対面時に怒っているかリラックスしてるかがわからないのですぐにどの色がベースなのかはよくわかりません。


この通り、アニメや小説でよくある特殊能力のような万能なものではないです。


これから言う共感覚のメリット・デメリットについてはあくまでも私の主観100%です。

共感覚を持っている人が全てこれに当てはまる訳ではないのでそれだけはご理解して見ていただければ助かります。



メリット


・待ち合わせの時に相手をすぐに見つけることができる


・1対1で話す時だけ異常に空気が読める


・仕事に利用できればお金を稼げる可能性がある


どんなメリットがあるかを見るためにこのエッセイを見た方には申し訳ありませんが私が感じているメリットはこの通り微妙なものしかありません。



一つ目に書いてある待ち合わせが楽というのは、ベースと感情の起伏による色を覚えている相手であれば、大人数の中からかなり絞れるので相手よりも早く見つけることができます。


しかし、この後のデメリットで説明しますが、人混みが苦手なので待ち合わせも駅などの人の多いところではなくカフェなどにすることが多いため恩恵は薄いです。


一番役に立ちそうなものは3つ目の金稼ぎですが私は中々生かすことができませんでした。


執筆活動を副業でやっていたことがあったので、そちらでは今までの経験を生かすことができましたが少なくとも本業でこの感覚がメリットになったことはほとんどありませんでした。


ただし、他の人には無い個性なので上手く使うことができれば唯一無二の武器になります。


デメリット


・人混みに酔う/吐きそうになる


・ON/OFFの切り替えができない


・2人以上で話す時にどこに気をつかうかを迷う。


・家族にも軽蔑される


一つ目と二つ目は文字で起こすと全然別のものですが言いたいことはほぼ同じです。

アニメや小説の魔眼や邪眼のように切り替えができる訳ではないので、見たくなくても強制的に感じてしまいます。



家に例えると使いたくないものにワット数を勝手に垂れ流して限界に達するとブレーカーが落ちるのと同じです。


ON/OFFができないので、私の場合は限界に達すると嘔吐感が発生します。


3つ目のどこに気をつかうか迷うというのはかなり重大な問題です。


見えないよりも見えた方が楽だろという意見もあると思いますが複数の上司がいる職場や団体行動が当たり前の学校にいる場合はどこに気をつかっても綻びがでます。


そのため1対1での会話は文字通り相手の顔色を伺えばなんとかなりますが複数いると対して役に立たず逆に感じたくもない心労が重なっている状態になります。


この通り私は共感覚を持っていてデメリットのほうが多く感じています。


メリット・デメリットだけ見るとデメリットばかり目に付きくと思います。


実際に小さい頃は親にすら理解されず「誰にも言うな」、「嘘をつくな」などと言われていました。


特に小さなコミュニティである学校や塾、部活などは常に気持ち悪さを感じますし、大学にいくまでの18年間はかなり不便で常にきついと思っていました。


しかし、可哀想とか大変だねとかは言われたくないので補足させていただきます。


大人になって自分で大学やバイト、会社などを選べば共感覚は他の悩みと同レベルやそれ以下くらいの位置付けになります。


ややそれますが今の自分でここが嫌いランキングを載せておきます↓


自分のここが嫌いランキング


1位 コンタクトの方が好きなのに目が乾くので仕事中は嫌々眼鏡をかけないといけない。


2位 ニキビ跡が残っている


3位 ブサイク


5位 共感覚


この通り他の人が頻繁に思う悩みが1位から4位を占めています。


大人になれば共感覚にもある程度慣れて最低限の対策方法(私の場合は人混みでなるべく見ないようにするなど)も自分の中である程度対策はできているので数個ある悩みの中の1つ程度の位置付けになります。



この通り自分なりのメリットデメリットや実体験から共感覚への感想を言いましたが、このエッセイで本当に伝えたいことを下記に示します。


社会人で共感覚を持っている人はそれをいかして稼いだり自分なりの対策があると思いますので高校生以下の人で共感覚を持っている人に向けて話します。



・共感覚を持っていて、今つらい思いをしている18歳以下の人へ


全力で調べたり工夫すれば生かせる職業があったり、生かせなくてもある程度快適に暮らせる職場は自分の力で必ずみつけられます。

なので、希望を捨てずに頑張ってください。

今は家庭の事情や金銭面が邪魔をして自分で選ぶことができないかもしれないですか選べる時は必ずくるのでそれまでに情報を蓄えながら耐えてください。


社会人になれば、いつか自分のメリットになったり、数多くある自分の欠点のうちの1つくらいの位置付けになるので今はつらくても耐えてください。


この通り好き勝手に自分の体験談を元にして共感覚について書きましたがいかがだったでしょうか。


初めてこの事について書いたので感想や意見をくれると嬉しいです!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ