少女探偵の休日~遊園地~
結菜の短編が読みたい!
って言われたので素直に書きました。
時間がかかってすみません。
楽しい楽しい遊園地にレッツゴー!
「わーい!」
はああああああ・・・。
どうも。結菜です。
今日は遊園地にきてるんだけど、ダメだこりゃ。
「凛花。はぐれないでよ。」
まったく。小学6年生にもなって遊園地なんかではしゃいじゃって。
凛花と私だけならともかく、2人も来てるんだから、しっかりしてよ。
そしてなぜか私のおごりって、凛花ふざけてんの?
「えーっと、これとこれとこれください!結菜、払っといて。」
は?
何を勘違いしとるのかねあの人は・・・。
私は入場代をおごるといっただけで、食べ物は凛花のお金で食べるなら食べてよ。
ほんとに凛花ってば・・・。
「凛花、私は食べ物代は払わないからね。」
凛花は叫んだ。
うるさい声でな。
「うっそお。結菜おごるって言ってたから、何もかもおごってくれると思ってお腹すかせてきちゃったし、お金まったくもってない・・・。」
まじか。。
ふつう持ってくるよね。
「沙奈たちは持ってきてるよね?」
沙奈も、少年も首を振った。
少年は探偵事務所に来た時から探偵事務所から離れたことが・・・
事件の時しかないからともかく、沙奈は持ってくるべきでしょう?
「ほらほら、二人も持ってきてないんだし、今日は結菜のおごりでー・・・。」
りーんーかあああああ!
これが狙いでしょうが!
「凛花だけは許さん!沙奈たちは乗り物代だけだからいいけど、凛花は乗り物以外の金は払え!借金だ!」
この時のことなんだけどさ、凛花が私が怒るとひえーこわ、とか思うから嫌なんだな。
でも怒んないと私に甘えてきちゃうもん。
そんでもっていろんな乗り物に乗って、へとへとになった。
余った券は二枚。余るとしたら余ると4枚なはずなんだけど。
まあいっか。
「2枚余ったし、凛花と沙奈でなんか乗ってきなよ。」
そういった私に凛花は首を振った。
「結菜の金で来たんだから、結菜が乗らないとじゃん。ね?」
うわあ。絶対狙ってるよ。
いやいや。私は遠慮しておきますうう!!!
あああああああああああああああああああ!私を連れてかないで!
「いやああああああああああああああああああああああああああ!」
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「さてと。私たちも行きますか。」
沙奈は言った。
そして、ポケットから乗車券を出した。
「観覧車でいいよね?」
沙奈が言うと、少年はうなずいた。
沙奈はスタッフさんにチケットを2枚手渡した。
スタッフは不思議がっていたけど、沙奈は気にせず少年と観覧車に乗り込んだ。
「二人が帰ってくるまでに降りれるかな。」
沙奈はひたすら外を見ていた。
突然、少年がしゃべり始めた。沙奈はずっと少年の話に耳を傾けていた。
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「ちょ、凛花。ホントそれはやめよって。」
私が反論したのに対して、凛花はルンルンで答える。
「え~だって遊園地のお楽しみでしょう?結菜が怖がってるのは知ってるけど。」
こ、この極悪探偵め!
私の怖がる姿がお楽しみとかよくも言ってくれたわね・・・。
「にっげろー!!!」
まちなさーい!
んん?こ、ここはまさか・・・
うそ!もうお化け屋敷!?
凛花のやつ、私のこと怒らせてここに連れてくるつもりだったんだな‥‥。
この野郎。帰ったら許さん!
って帰るまでが大変なんだった。。。
凛花は先に行っちゃったし、どうしよう。
「オーバーケーだーぞー!」
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
・・・。
なんだ凛花か。
「ちょっと凛花!脅かさないでよ!びっくりしたじゃない!」
凜花ってば笑いすぎ!ひどいって!
とまあ、凛花がいてくれたおかげで(めっちゃ脅かしてきて怖かったけど)
お化け屋敷をゴールしたわけだが・・・。
もう散々だった。もう行きたくない。と思う。
なのに凛花ったら、「楽しかったね。また行こうね。お化け屋敷」っていうの。
あんたは鬼かーーーーーーーーーーーーーーーー!
結菜「もう絶対お化け屋敷にはいかないからね」
沙奈「そんなに嫌いなんですか?」
凛花「結菜はお化け屋敷好きだよ~」
結菜「そんなこと一言も言ってないからね?」
凛花「またまたあ!」
沙奈「今度私と言ってくれませんか?」
結菜「絶対ヤダ」
沙奈「好きってことは平気ってことじゃないの?」
凛花「違うよ。結菜の好きってのは叫ぶくらい好きってこと」
沙奈・結菜・少年(((この人ドSだ。)))
凛花「楽しかったねー!」
沙奈「私はまあ楽しかったです。」
結菜「私もお化け屋敷以外は。」
少年「比較的。」
結菜・凛花「喋った!?」
沙奈「喋りますよ。そりゃ。」
結菜「そっか。」
凛花「そうなの?」