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ツリーハウス

 エルフ達、特に女性から歓迎されたスティーグ一行。

 オークは倒したと言ってあるが、詳しい説明をする必要があるとのことで、スティーグ達は族長のいる場所まで連れて行かれることになった。


 族長のいる家までてくてくと案内される一行。

 エルフの里を物珍しそうに眺める前回来ることが出来なかった少女達とアドルフ。

 やはり、この里の家々は木と同化している家が多い。

 いわゆるツリーハウスというやつだろう。

 なんというか秘密基地みたいで面白い。

 ステラ辺りは目を輝かせる。


 しばらく歩くと大きめの家があった。

 ここが族長の家かと思ったがどうも違うらしい。


「ここは会議とか、何人もの人達が集まるために作られた家よ」


 と、ミューリが説明してくれた。

 なるほどと思い中に入る一同。

 緊急事態だったので、エルフの偉い人達はここにつめているのかと思った。


 中に入ると老人達が何人かいた。

 多分エルフ達の偉い人達だろう。

 その中央を陣取っていたのが族長である。


「おお、きなすったな」


 族長はスティーグ達を歓迎した。

 既にスティーグ達がこの里にやって来たという知らせは入っているらしい。

 エルフの文化なのか家では土足厳禁らしい。

 スティーグ達は靴を脱いで中に入る。


 逆に床は汚れていないということと、椅子が用意されていないので、スティーグ達は直接床に座ろうとしたが、エルフの女性が座布団を用意してくれたのでそこに座る。


「エルフは貴方達を歓迎いたしますぞ」


 この族長はスティーグが古の王だと知っている。

 この世界を救ってくれたことも。

 だからか、スティーグに対しとても敬意をはらって接してくる。

 スティーグは若干やりにくいのだが。


「また今回も里の危機を救ってくれたそうで。ざっくり聞いたんじゃが何があったか詳しく話してくれんか?」


「じゃあ最初から」


 まず、エルフの女性がオーク達と戦闘になり、逃げ出した所をスティーグ達に出くわした所から話を始めた。


 エルフの女性に事情を聞き、オークの棲家、ダンジョンを見つけて攻め入ったこと。

 オークキングとの戦闘。

 ダンジョン内にしたオークは全て殲滅したことなど。

 族長は黙って聞いていた。


「なるほど。なら脅威は去ったと考えて良さそうですな」


「まあ、百体近くは倒したと思う。ダンジョンの外に出ている奴がいるかもしれないがそう多くはないだろう。後はエルフ達でなんとか出来ると思う」


「助かりました。エルフを代表してお礼申し上げる」


「や、全部成り行きだから気にしないでくれ」


 畏れても困るとスティーグは手をパタパタ振った。


「じゃあ、この話は終わりだ。で、俺達の事情は知っているな?」


「ええ、竜族の里に行くのでしょう?」


「ああ、休憩のためにここで何日か止めてほしいんだが」


「構いませんぞ。とはいえ、結構人数がおるな。これだけの人数が入れる家となると・・・うむ、この家を使いなされ。ここなら全員泊まれるじゃろう」


 確かにこの大広間なら全員泊まれる。

 スティーグは頷いた。


「感謝する族長。じゃあ使わせてもらうぜ」


「では、わしらは去るとしよう。後で食材を運ばせるから夕飯を食べるとええ」


「何から何まですいません」


 ミラは頭を下げ、それに習って全員が頭を下げた。


「なんのこれくらい。ミューリ、お前さんはスティーグ達の世話をしてやりなさい」


「承知です。族長」


 族長と年長のエルフ達は家を出て行った。

 スティーグ達だけになり、緊張から解放されて少女達はダラっと力を抜く。


「さてと、どうしましょうか? もうすぐ夕飯にするけど、その前にお風呂でも入る?」



「「「お風呂!?」」」


 女性陣が歓喜の声を上げた。

 ずっと旅でゆっくりお風呂に入ることが出来なかったのだ。


「入りたいです!」


「じゃあ行きましょう。全員入れる大きなお風呂があるから」


 ミューリの案内でお風呂に向かうことになった。

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