恋
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大好きだよ…
大好きな人、お願いだから、もう、離れないでね?
ああ、絶対、絶対離れないさ。もう、離れないさ。
あれから3年。私は、大好きな人から離れて暮らしていた。
「…はぁ…」
もう何度ついたのかわからないため息をつく。
もう会えないなんて、悲しいよ。
私の大好きな人は、有名な会社で働いていた。…今は、分からないけど…。私に会う度に、いつもいつもプレゼントをしてくれていた。お洒落な服、綺麗な首飾り、可愛いネイル、いい匂いの香水や花束。
「そんなにいらないよ?私はあなたが居てくれればそれでいいの。」
そう言っても、大好きな人は私にプレゼントをくれた。理由はわからない。前に聞いたんだけど、なんだったっかな?忘れちゃった。
『君は僕だけのものだから。他の人に触らせたりなんてさせない。』
大好きな人の声が、顔が、仕草が、鮮明に脳裏に蘇る。
「…っ…私の…大好きな人…っ今っ…今は…どこにいるの…?」
涙がポロポロ零れ出てきた。涙が、光に反射してキラキラ輝いている。まるで宝石のような…。
「ねぇ。お願い…返事をして…大好きな人…っ」
そんな事言ったって、返事なんて聞こえるはずないのに。
そんな事言ったって、大好きな人に聞こえるはずないのに。
私は、ずっと大好きな人に言っていた。
「大好きだよ」
「…?なんか今、聞こえなかったか?」
「そーっすかね?俺は全然聞こえなかったっすよ?それより先輩!はやく奢ってくださいよ〜!」
「…ああ、わかった。だがとても高いのは自腹でな?」
「先輩のケチー。彼女さんにはたくさんのプレゼントをあげてるのにー。しかも高いものばかり!彼女さんばっかりずるいっすよー」
「…その話、もうするな」
「そ、そうでした…すいません、先輩。…本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが、なんで彼女さんだけに沢山の物を贈ってたんですか?」
「お前に関係ないだろ。ほら、行くぞ。」
僕は、確実に、聞こえた。
僕だけの大好きな人の声が。
「私の側にいるだけでいい」
と言ってくれた、大好きな人。
「大好きだよ」と、はっきりと聞こえた。
僕は天国の彼女にこう答えた。
「僕も、大好きだ。愛してる。」
天国の彼女に、届いてるといいな。
僕の気持ち。
君はきっと忘れてると思うからもう一度言うよ。君にプレゼントをあげたのは君を僕色に染め上げたかったからだよ。
Fin
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