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リランダールの街とギルド再登録

なんとか書き上がったのでこっそり投稿します。

--リランダールの街とギルド再登録


 オーガの襲撃があったその後は平和な道程が続いた。

 途中の国境越えの検問で一騒動起きそうだったけど結局はロタラさんがどうにかしてくれたので無事通過は出来た。


 それで到着したのはリランダールの街。

 ここは別名『誘惑の街』と言われる。


 色街もあるしカジノもあり、果ては闘技場まである。

 美食も食べられ、良いアイテムも比較的簡単に手に入る。

 全てはお金が必要だが。


 そして多くの人がこの町で大金を手に入れ失い夢を手に入れ夢を失う。


「では二日ほどこの街に逗留いたします。その間は自由行動ということにいたします」


 街の入場門での手続きを終わらせた後にロタラさんが一同を見回して宣言した。

 自由行動か…


「ここまでの荷馬車の護衛代金をお支払いしますので順番にこちらにいらしてください」


 俺の心許ない懐事情に気づいたのかロタラさんは一瞬こっちを見てウインクをした後にそう告げた。


「おー、それはこの街にお金を落としていけということだな?」

「美味しいものが久しぶりに食べられるねー」


 モスとリシアが喜んでいる隣でグラスが少し遠い目をしている。

 …大変だな。


「あのぅ、僕らはどうしたらいいでしょう?」


 ルブラを筆頭とする子供達は戸惑いながらロタラさんと話している。

 まぁ子供達だけでこの街は危険だわな。


「やることが無いのであれば冒険者ギルドで訓練を受けてはいかがでしょう。戦力が上がってもらえるのはこちらも助かりますし」


 あぁここにもギルドがあるのか。

 冒険者証再発行しなきゃな。


「あー、じゃあ俺がギルド連れて行きますよ。俺も用事があるし」

「おや、そうしていただけますか?」

「ここはおれにまかせろー」


 財布をバリバリとしませんが。

 子供達は放置されない事に安心したみたいで胸をなで下ろしている。

 まぁ一応頼まれたことだし面倒くらいは見てやらないとな。


 ロタラさんは「では。二日後の朝に正門前で」といって俺に銀貨20枚を渡し荷馬車を連れて市場に向かっていってしまった。

 銀貨20枚って多くね?

 あぁ、5人分か。

 

「さて、ギルド行きますか。とりあえずこれが君らの取り分だそうだ」


 子供達の方に振り返り、今受け取った銀貨16枚をルブラに渡す。

 当然他の子にも見えるようにね。


 銀貨自体を初めて見たのか、ここまでの枚数を一気に渡されたのが初めてなのかルブラは緊張しているようだ。

 他の子達は何を買おうかわいわいと話し合っている。


「ちゃんと着いてこないとはぐれるからなー」

「「「「はい」」」」


 さすがにはぐれるのはいやなのか、返事はよい。


 市場を抜けて街のど真ん中エリアに。

 武器屋や防具屋が並ぶ通りにひときわ大きな建物がある。

 そこが冒険者業務斡旋組合(ギルド)だ。

 二本の剣が交差しているマークが目印のこの建物。

 過去には何回お世話になったことやら。


 と遠い目をしていると子供達に変な目で見られてしまっていた。


「さ、さぁ行こうか」


 そそくさと両開きになっている扉を開け中に入る。

 中に入ると噎せ返るほどのアルコール臭。

 そして騒ぐ冒険者達。

 なにもかもが懐かしい。


「他の人の迷惑にならないように奥まで行くぞ」

「はい」


 途中の酔っ払いが足を出して引っかけようとしてくるがそのままスルー。


「いらっしゃいませ。冒険者業務斡旋組合(ギルド)へようこそ。ご用件を承ります」


 受付のカウンターに着く前に薄いグレーのスーツを着た執事風のおじさまが話しかけてきた。

 受付嬢と話しをさせてくれない…だと…


「俺は冒険者証の再発行を。この子らは二日ほどギルドで訓練をさせてあげられないかと」

「ふむ。再発行は手数料が銀貨3枚です。再発行の間に訓練のほうの担当出来る冒険者がいるか確認して参ります。」

「お願いします」

「再発行は一番奥のカウンターへどうぞ。それ以外の方は空いているテーブルでお待ちください」


 そう言っておじさまは奥に行ってしまった。


「じゃあちょっと行ってくるからそこで待っててくれ」


 子供らを酔っ払いから少し離れた空いているテーブルに誘導し、俺だけで受付に向かう。

 子供らはさっそくウエイトレスのおねーさんに近づかれて注文を取られている。

 あれもこれも頼まされて財布の中身が乏しくなるんだよなぁ、あれ。

 そこを自制出来るようになるのも訓練の一つだぞ。


「再発行と伺っております。担当はシェリスと申します。まずはお名前をお願いします」

「一二三・桜坂です」

「へぇ…」


 受付嬢のシェリスが一頻りこちらを見定めるようにしてくる。


「失礼いたしました。ご本人様しか再発行出来ませんがよろしいでしょうか?」

「はい。問題ありません」


 なんとなくだが、これは偽物として見られてるのか?

 シェリスもため息をついているしほぼ確定だろう。


「あの英雄譚のヒフミさんねぇ。最近多いんですよねぇ、偽物が」とかぶつくさ言いながら再発行の準備をするために一度奥へ行ってしまった。


 最近多いのか…?

 魔力認証だってあるのに。まあ名乗るだけなら自由だけども。


「準備が出来ました。こちらのプレートに魔力を通していただけますか。本人確認いたします。」

「はいよ」


 手渡された銀色のプレートに魔力を流し込む。

 一瞬でプレートは青く光りすぐに落ち着く。


「承ります。なお名前を偽っていた場合は即時捕縛しそのまま詰め所に連行となりますのでご注意ください」

「問題ありません」


 自信満々に言ってやる。


「最後通告も無視ですね。わかりました」

「え、なにその脅し」


 実はさっきシェリスが裏に引っ込んだ後に俺の周りにはそこそこ装備がよい警備兵かな?が取り囲んでいる。

 苦笑いしながらプレートに表示された魔力紋の情報を手元の水晶に翳す。

 水晶が白く光り、下の台から情報が記載された紙が出力される。


 こういう所は無駄にハイテクだよなー


 そして出力された紙を手に取り内容を確認した。

 その瞬間にシェリスの顔が真っ青になる。


「え、本当に?本物?え?えーーーーーーーーーーーーーーーー!」


 その瞬間ギルドにはシェリスの叫び声が響き渡った。


明日・・・更新できるかなあ

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