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ゾンビとアカツメクサ  作者: くらげ
第一章 ゾンビとアカツメクサ
1/12

01 ファンレター

※『お姫様とスケルトン』の後日談です。『お姫様とスケルトン』のネタバレを含みますのでご注意ください。

 私、月山 白草(つきやま しろくさ・ペンネーム)は、自分の書いた絵本にはじめて送られてきたファンレターを読んでいた。


 絵本の内容は『お姫様と相思相愛になった青年が、隣の国の王子様に呪いを受けてスケルトンになってしまうけれど、お姫様との愛の力で元の姿を取り戻し、悪い王子様は呪いが跳ね返ってゾンビになる』というものだ。


 大概が、『スケルトンの呪いが解けてよかった』とか、『お姫様と青年が幸せになってよかった』などというものだった。


 私は、人生初のファンレターをにまにましながら読んでいたが、その中で、一つだけ違った感想が書かれているファンレターが混じっていた。

 最初見た時は、崩れた文字だか絵だかが書いてあって途方に暮れたけれど、二枚目にはありがたいことに親の訳文が付いていた。


「はじめまして。『お姫様とスケルトン』、娘とともに読ませていただきました。娘は物語に出てくるシロツメクサの指輪がお気に入りで、公園に行くたびに『指輪作って』とせがんできます。娘の手紙を代書します。

『『お姫様とスケルトン』の王子様を助けてあげて』だそうです。私の個人的なお願いですが、次回作はゾンビやスケルトンが登場しない作品をお願いします」


 うーん。あのゾンビのその後か……



月山 白草さんのペンネームのコンセプトは『小学一年生でも読める漢字』です。

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