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少女のいる村へ.2

 俺は、街道の隅へ座り空を眺めていた。雲一つない空が、青々と広がっている。


 街道を通る人達は、俺を見て、様々な表情をしていた。丁寧に、これで頑張ってね、とお金を恵んでくれる人もいた。


 そんなに物欲しそうにしてたかな……そう思っていると、


「カイルー! みつけたよー!」


 村から戻ってきたライムが、俺のところへ駆けてきた。


 見つけたら、村の人には見つからずに一度、ここまで戻ってきて欲しいとお願いした。


 いけ、忍者ライムよ! と冗談で言ったら、ニンジャー! と、大声を出しながら向かった時は、マジで焦った。


「流石早いな! 何処にいた?」


「ちかみたいなとこにいたー!」


 ライムを村へ向かわせてから、一時間も経たずに帰ってきた。やっぱり凄いな。


 それにしても、地下か。どうやって助けるかと考えていたが、一つ妙案を思い付いた。だが、思い付きで動くのは危険だ。


 俺は、ライムと一緒に作戦を考え、試してみることにした。


「今は昼だ。ライムはスライムだから違和感がないけど、俺が目立つ。だから、改めて夜に会いに行こう。その時は案内してくれ」


「おっけー!」


「それともう一つ、今の内に、試したいスキルがあるんだ」


 えー、なにー? とライムが聞いてくる。


 従魔契約を成功したあの日、浮かれて気付いていなかったが、俺の【従魔士】スキルが、一つ増えていた。


 スキル名は――従魔融合。


 俺の予想してる通りなら、あの男にバレずに、助けられる確率は高くなる。


 俺とライムは、契約を交わしたあの日と同じ様に、今度は、街道の隅で向かい合うのだった。

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