表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

困惑と混沌

メノウ(元赤谷咲)

性別:女性

種族:吸血鬼

年齢:16歳(高校生)

身長:153cm






気づいたらカプセルのような機械にいた。

例えるなら、コールドスリープから目覚めたような感じ。

辺りを見渡すと、カプセルのような機会が他にもたくさん並んでいて、机には発光した薬品、明らかに怪しそうな実験の形跡があった。

光がなくても実験室なんだなってなんとなくわかる。


「おぉ!お目覚めになりましたか!」


急に話しかけられたことで、メノウは頭が混乱した。

眠る前の状態を思い出してみる。

(あぁ、あの天使みたいな人に人外のいる世界線に送られたんだっけ。)


「申し遅れました。天界の使えによってこの世界を管理しております、ハヤトと申します。あの方から話は聞いております。ようこそいらっしゃいました!」


そう言ってハヤトさんは律儀にお辞儀をする。

ハヤトさんはこんな光のいる部屋に実験でこもっている日々なのか、とても色白だ。

おまけにこの部屋には全く合わない、執事のような服を着ていた。

綺麗だなと見惚れていたメノウ(咲)は我にかえる。


「えーと、さ、メノウと申します。んーと...」


何を言えばいいのか言葉を右往左往して戸惑っていると、カイトさんから切り出してくれた。


「その格好はいけないのでまず着替えましょう。それから吸血鬼の城に案内いたします。そこで正式に任務を引き受けてください。」


自分の服装を見てみると、ドレス型の白いキャミソール一枚だった。

思わず恥ずかしくなってメノウは顔を真っ赤にして手で顔を覆った。

カイトさんは少し微笑み、「移動しましょうか。」と服が沢山ある部屋へ案内してくれた。

そこにはあたり一面がいろんな服で埋まっており、女性用の服も男性用の服も沢山あった。


「メノウ様は、スタイルがよろしいので男装するのが無難かと、思います。現実世界の情報は何一つ持ち込まないよう推奨しております。それではじっくり服を選んでください。私は一旦失礼いたします。着替え終わったらそちらのベルで呼んでください。」


(なるほど。出来るだけ正体は隠した方がいいですしね。)







改めて、部屋を見る。

それにしても…とんでもない量の服があるな?!

この服の量から見て、他にもこの世界に派遣されている人がいるのか?

ドレス、スカート、ズボン、靴、スーツ、...、リボンまで。


せっかくだし、男装しようかな。

人生で一度はしてみたかったんだよ〜!


そう考え、白いTシャツと薄い水色のデニム、灰色のシンプルなカーディガン、黒い靴を手に取り着替え始める。

メノウ

性別:男性(変身時)

種族:吸血鬼

年齢:21歳に見える(変装時)

身長:165cm

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ