九話 私が生きている意味 Ⅰ
悪魔に飲み込まれたハルカ。
あの夢とは違う結末にできるのか!?
悪魔に飲み込まれたせいか私の?体に黒い線が浮き出てくる。
またこうなってしまうの?なんとか抜け出せる方法はないの?ただあの夢が不完全だったのかちょっと違うところもある。
まだ希望はある!絶対あの通りってわけではないのだから!
「おい!ごちゃごちゃうるせーんだよ、少し黙ってろ!」
前と同じように私の声で悪魔が喋った。
「ようやくだぜ!完全に乗っ取られるまで少し時間がかかったがようやく暴れられるぜ!200年も閉じ込めやがって滅ぼしてやるぜ!」
ねえ悪魔さん私の話を聞いてくれない?何があったか教えてほしいの?
「だから黙ってろって言っただろ。俺は人間なんかの話を聞くつもりなんてないからな!」
聞いてくれたっていいじゃない?
「いちいちうるせえんだよ!!」
そう言うと悪魔は白い空間にゲートを作り外へ出ようとする。
必死に抵抗するが私の意思では足や体は動いてくれない。声だって出ない。
手の指一本動かせるのがやっとだ。
そうしているうちに外へと悪魔が出た。
でも、、、もしかしたら、、、変わってるかもしれない!お願い!!王都じゃない場所であってくれ、、、私は願った。光がさしている。
もうすぐ出口だ。悪魔はそこに向かってたかのように一直線に迷わずきた。出た先は王都だ、、、ああ、終わった。もう私にはどうすることもできない。
私にとっても大切な王都、、、守りたかった、守りたかったのに!
「我らの種族を滅ぼした人間に鉄槌を!!」
そういうと黒く細い棒が数え切れないほどたくさん出てきた。先が尖ってるものもあれば平面のもある。あーあここまでか、、、
さよなら私の大好きだった王都、、、あれ!?あそこにいるのってサクラたちじゃん!なんでここにいるの!?
もっと門の近くだったのにこれじゃあ、あたちゃうかもしれないじゃない!、、、周りを見渡すと近くにモンスターが居る。
そうかここまでモンスターを追ってきたのか。
みんなは黒く細い棒が急に出てきてびっくりしている。
「さあ、これで人間どもも終わりだ!!くらうがよい!そして我らが受けた苦しみをあじわえ!」
お願い逃げて「逃げて!!!」
あっ!?声が出た!みんなは気づいてくれたがそれと同時に落とされた。
やめてーー!!お願い今すぐ止めて!!そう言うがそんな思いとは裏腹に止まることなくしっかりと地面へと落ちていった。
ぐさっ!ぐさっ!たくさんの人にあたって倒れていく。なんでこうなっちゃったの?、、、わたしはただこうなることを止めるために一生懸命に作戦考えてきたのに、、、
そんなことしても意味なんてなかったんだ、、、ふと下を見るとサクラに当たりそうになっている。
はっ!?サクラ!サクラ!!避けてー!!!ぐさっ!黒い棒が刺さり倒れた。
サクラー!!私が、私が悪魔になんて支配されなければこんなことにはならなかったのに、、、
もう仲間を死なせたりしないとあのとき決めたのに!どうして!?なんでいつも死んでいっちゃうの!?
もうみんな私のそばにいたら死んでいっちゃうならわたしが死のうかな。
そうすればもう巻き込まれないはずこれが終わったらしようかな、、、
ひと通り終わったのか空には棒がなくなっている「もうお前には用はない。ありがとう、人間よ」そう言うと大きな口を開け私を外に吐いた。悪魔の顔を見ると少し悲しそうにしていた。
私は無事、開放された。私は喜んだ。のだがここは空だ。
当然地面へと落ちた「ぎゃあああーー!」
あれ?でも簡単に死ねるからこれはこれで良かったのか?痛いだろうけど。
「でもこれであの二人が私に巻き込まれて死ぬことは多分ないだろうから二人が幸せになれるのならこれでいいかな」そろそろ地面だ。
さよなら、みんな、、、
私は目をつぶった自分が死ぬところなんて見たくなかったから
ハルカはこのまま死んでしまうのだろうか!?




