七話 迷子の子供
私たちは北の森へと行こうとしていた
「また、馬車に乗らないといけないから、、、あっ!すみませんー」馬車を見つけ呼び止める
「すいません、北の森までいけますか?」
「いけますよ、ってこの前のお嬢ちゃんたちじゃないか」「おじさん!」
マーシャ村に行くときに乗せていってもらった人だ。まさかもう一回会えるとは思ってもいなかったわ」
「ていうか、また北の森に行くのか?」
「そうです!前行けなかったので」
「まあ行くのをやめてよかったんじゃないか?、さあ早く乗った!」
前の馬車に人に偶然会い連れて行ってもらった
〜北の森〜
「ほらついたぞ、って3人共寝てるじゃないか。ついたぞー」
体を揺らすハルカが目を開ける。
とても眠たそうだ「んー、、、もう、北の森?」「だからついたぞって言ってるじゃないか」
「ごめんなさい、すぐ降ります。早く起きなさい、二人共」二人が起きる
「北の森、着いたって。早く降りるよ」
馬車から降りる
「おじさん、ありがとうございます!」
「いいってことよ、で早く行ってきな。帰りまで待ってやるからよ」
「いいんですか?」
「おじさん、何かお仕事とかあったりしない?」「大丈夫だ」
「ありがとうございます!じゃあ行ってきますー」おじさんに手を振ると振り返してくれる。「えーっと、なんだっけ?」
「ハルカ、もう忘れたの?スライム、討伐するんじゃなかったの?」
「そうだった、早速探そうか」
「うん。でも、どうやって見つけるんですか?」「私が探せます!任せてください」
コロコが自信満々に言った
「ほんと!?ならお願いするよ!」
「はい!私だって4つぐらいの魔法、精霊がいなくても使えるんだから!」
そう言うとコロコの手が光りだした。
そしてそのまま手を地面につけた。
すると、地面から青く丸い線が波紋のように遠くまで広がり、さらに広がっていった。
「おっ!見つけたよ、こっちです!ついてきてください!」
しばらく歩いているとコロコが止まった
「あそこです」
コロコが森の開けたところを指で指している。指している方を見るとスライムの群れがいる
「コロコってこんな事もできるんだね」
「私みたいに目をつぶってなくてもできるんだからすごいよ!」ハルカとサクラが褒める。
「じゃあ行くよ」
ハルカの掛け声で魔法を撃ち始める
「よし!行くよ!」
「火球」手から火の玉が出てきて命中する。
みんなとやったからかあっという間にスライムの群れを倒してしまう
「楽勝だったね!サクラ、コロコ」
「うん、そうだね」「ええ、簡単でしたね」
「ギルドのクエストの分は終わったし、あとは森を見て回るだけだね」「うん」
「まあ何もないとは思うけど一応警戒しててね」「わかった」
私達は魔物に気をつけながら森の中を歩いた
「これなら、もっと強い敵でも戦えそうだね!」「そうだね、今の私達にはコロコがついてるもん!」
「いや、私任せなのかよ!ハルカやサクラだって十分戦えるでしょ」
「だってコロコは精霊呼び出してすごい魔法使うじゃん」
「、、、まあ強いけどハルカは無属性魔法、サクラだって4属性使えるじゃない!私が強いように思えるかもだけどみんなだって結構強いんだよ!」
「そっか、そうだったんだ。ごめんね、コロコ」「うん、いいよ。」
「あれ?誰かの人影が見える!」サクラが言った。
見ると確かに小さな人の影が見える。
「ねえ、普通こんな森深くに子供っているのかな??」
「近くに村があるんじゃないの?」
「いや、なかったわ、さっき魔物がいないか、魔力探知で調べたときに複数の魔力は確認できなかったわ!」
「じゃあ、なんでこんなところにいるんだろう!?」
「とにかく話を聞いてみようよ!」
「そうだね。」近寄ってみるとそこには少女が一人で人形を持って遊んでいる。
「ねえ、そこにいる人、ちょっといいかな、」
ハルカが声をかけた
「ん?あなた達は誰なの〜?」
「私はハルカ、あなた名前はなんていうの?」「私?私はねえ〜ルナ!ルナっていうの!あなた達は〜」
「私達は魔法戦隊プッシュっていうパーティーやってるの、私がハルカ、ブルーのローブを着て杖を持っているのがサクラ」
ハルカに紹介されて手を振っている
「それでこっちにいる人がコロコっていうの!」「よろしくね」ハルカが説明する
「私はね〜パパとママと遊びに来たの!ね、パパ、ママ。」
ルナちゃんがいうがお父さんやお母さんは見つからない、、、どういうこと?何言ってるの?、、、
「とりあえず、、、ここはねモンスターがいっぱいいるんだ!もしモンスターが出てきて怪我でもしたら大変!だから早くパパとママのところに行かないとモンスターが来たら危ないよ!!」
コロコがここにいることがどれだけ危険か小さい子がわかりやすい言葉で説明する
「うれしい、私のこと心配してくれるの〜」
「当たり前だよ!、こんなところに一人でいるんだから」
「おねえさんたちのこと好きになっちゃた!ずーっと一緒にいるために死んでもらってもいいかな、、、」
ルナちゃんが手に青い炎をやどす
「なんで!!どういうこと?」
「だから〜いつでも会えるように殺しとくの〜」「ハルカ、どうやら戦うしかないみたいだよ」「わかった、ならべく傷がつかない魔法でお願い」
「わかった」
「水の拘束!」ルナちゃんにいけー
「氷の壁」氷の壁が現れ水の拘束が塞がれる。
向こうも反撃してくる「ブラッククリスタル!」ハルカ達の周りに氷がまとう
「はぁー!! 炎刃乱舞!」サクラが炎を纏った剣で斬っていく! 私も負けじと魔法を放つ!「ファイヤーブレス」氷を見る見ると溶かしていく
「ねえ、あなた達〜なんであたしのために死んでくれないの〜!」
「誰があなたの身勝手な言い分で死ぬもんですか!!」
「ず〜っと一緒にいられるんだから早く一緒になってよ〜!!ね!パパ、ママもそう思うでしょ〜」
「さっきから分からないことばかり言って、どういうことなの?、、、え、もしかして、、、」
「火弾X5」だが、攻撃は全てかわされてしまう「待って!一回攻撃するのやめてくれない?私、ルナちゃんに話がしたいの」
「ねえ、ルナちゃんの横とこに多分だけど幽霊のパパ、ママがいるんじゃないかな?」
「幽霊?幽霊なんかじゃないよ〜なんてこと言うの〜」
「昔、何かあったの?」
「!?うるさい!、うるさい!、うるさいー!!もう私のことなんかほっといてよ!私のこと何もわかってないくせに!!」
そう言ってめちゃくちゃに魔法を打ち始める
私はびっくりした。まさか暴れ出すとは思っていなかったのだ。
それほど、つらい思いしたんだね。
いまから、なんとかして助け出してあげるよ!「見て!こっちにとんでくるよ」「危ない!」
ギリギリで避けた!
「ねえ、早く死んでよ!」
ルナが誘いをかけてくる
「悪いけどあなたの思いどおりにはいかせない!」
でもなんとか避けることができたけどこのままじゃまずい、どうすればいいの?
「そうだ、みんなは大丈夫!?」
「うん、いまのところ大丈夫。」
このままじゃルナちゃんの思いどうりになってしまう、、、それだけは避けないと!!
そしてルナちゃんに分からせないと。
自分では多分だけど、わかってるみたいだし。
でも、どうしたら、、、、、、
「あ!私、いいこと思いついた!多分だけどうまくいくはず!」
「二人とも耳を近づけて。」
「ゴニョゴニョ」私はみんなに考えた作戦を話す
「わかった、やってみよ!」
「え?どういうこと?」
「今言った魔法名を言ってみて!」
「わかった!」「行くよ!」
「「「重力操作+」」」3人同時に魔法を撃つ「きゃああー!体が重い、動けない、、、」
「今だ!!」「くっ...」ルナの首にナイフを当てる
「ねえ、あなた、もうわかってるんでしょ!ならもうやめなさいよ」「...」
「答えなさいよ!!」
「だって、だって死んだらずっと一緒にいてくれるの!」
泣きながら言ってくる
「パパもママもずっと一緒にいてくれるの!なんで殺したらいけないの!!!なんで悪いの!!」肩を震わせ泣いている。
なんかかわいそうになちゃったな…
「ねえ!もうわかってるでしょ?パパとママ、現実にいないこと」
「!、、、ごめんなさい、、、ほんとは途中から気づいてた、、、でも!まだパパとママが死んだことが受け入れられなくて…死んだら幽霊になってずっと私のそばにいてくれると思った。そう振る舞ってた、信じてた。でも違った、死んでも幽霊になってくれない。それでもこれが正しいと思って、いつか、いつか幽霊になってくれるんじゃないかと信じてやってきた、、、信じてたんだよ」
「ルナちゃん、人はね死んじゃったら会えないし喋れないんだよ、もうそこでお別れなんだよ。それに友達がほしければ言ってくれたら、、、他の人は知らないけど私達は友達になってあげるよ」私は死んだらどうなるかをやさしく説明する
「うっ、ごめんなさーい」声を上げて泣いている。顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっている
「ちょっとやりすぎちゃったかな??」
ハルカが不安そうに言う。
サクラも不安そうにしている。
「でも、これで良かったんじゃない?ここで言っとかなきゃ妄想を続けて、私達のときみたいに殺されそうになる人もいたかもしれないからな」
コロコが言う
「でもなんで魔法打てたの?私そんな魔法使えないはずなのに??」
「それは私の強化って魔法!人数の数だけ効果を倍にしてくれるの、それで言った人の中で一人でもその魔法を使える人がいたら使えるの」
「そんな魔法あるんだね、ハルカにはいつも驚かされるよ!まあ無属性ってそういう魔法がいっぱいあるのは知ってるんだけどね」
ルナちゃんの方を見ると眠ってしまっていた。
きっと泣き疲れたのだろう
「ルナちゃんも一緒に宿屋に連れて行ってくれないかな?このままじゃかわいそう」
サクラがお願いしてくる
「もちろんだよ!、それにこんなところに一人でほっておくこともできないしね!」
ハルカが連れて行く気だったかのように言った。「じゃあ帰ろうか」私達はルナちゃんを連れて帰った。
「おじさん、おまたせ。」
「思っていたより早かったな。なんか1人増えてるし…王都まで向かえばいいか?」
「うん!王都までお願い。」
「ついたぞ」この声で私は起こされた。
またいつの間にか寝ていたみたいだ。
おじさんにお礼をし宿屋へと向かった。
もう暗くなろうとしている。
ルナちゃんをベットにおき休憩を取った




