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【閑話】頑張れ、自衛隊3

政府side


「ダンジョン?ゲームでもしているのかね」


「いえ、総理そのようなことは」


「なるほど、それが本当なら、横須賀や呉の件も頷けるか」


「財務大臣、それは米軍の動きについてかね?」


「そうですな、あちらさんは、すでに動いていると、考えた方がいいでしょうな」


他の大臣からも、

「総理、地方からも、UMAが、牧場や動物園を襲撃していると報告が上がってきています。その‥そのUMAは、ゴブリンような姿だとか」


「そちらは、警察だけで、どうにかならないかね?」


「今の状態では、地元の猟友会にも協力を呼びかけていますが、なんとも」


「これは、人を増やすしかないだろう」


「そう簡単に、警察官を増やすことはできんだろう」


「増やすのは、自衛官、予備自衛官だよ」


 つまりは、現在、地震によりの復興、ダンジョンの出現、ゴブリンの被害、と続いている。今、直接的に各地の復興を、食料となる家畜や人的被害により、ゴブリンへの対応が先になる。


 ダンジョンについては、放射能の危険性はあるものの、今現在、そこまで緊急性がないとされる。だが、米国等、外国にも、ダンジョンのことがわかれば、対応を先送りすることもできない。


 そこで、小説やマンガにある冒険者的な者を組織しようと考えた。だが、そこは、日本政府として、前列のないものには、難色を示す者もいるし、なるべく国主導でいきたい。


 つまり、国民へのアピールと仕事対策として、予備自衛官という制度を使うことにしたのだ。


「ダンジョン対策予備自衛官じゃ、格好良くないな。ダンジョンに潜るんだから、ダイバー、ダンジョン・ダイバーの方が、人も集まりやすいんじゃないか」


 という声があり、反対意見もなかったため、ダンジョン・ダイバーという名前が決まった。



自衛隊side


「ダンジョン・ダイバー?、普通にダンジョン予備自衛官じゃ、ダメなのか?」


「正式に、決まったそうです。なんでも、発案者は、財務大臣だそうで」


「あ~、あの人、変にこだわりが、あるからな。でだ、そのダンジョン・ダイバーの試験要項を作れと」


「そうです、各地から報告や要望について、意見書を出すよう言われてます」


「素早い対応だな、ゴブリンらしきUMAについては、聞いていたが‥サンプルくらいは、手に入ったか?」


「いえ、頭を撃ち抜いたかれた個体もいたようでしたが、別個体が、担いで逃げたようです」


「組織的に動き、仲間意識がある?それのどこがザコキャラだよ。他には?」


「どうやら、横須賀と呉、あれもダンジョンらしいと」


「空母も対象か、米国も、わかっているんだな」

「おそらく」



 ダンジョン探索について、現在、5階層まで確認されている。1階層、2階層は、洞窟タイプ、モンスターについては同じ種類で、ラット、フロッグ、クローチが認されている。

 

 1階層、3階層には、自動販売機があり、

ポーションと呼ばれる魔法薬が、ポイントで、買える。黄色、毒消し、黄緑、状態異常回復、緑、体力回復、青、傷回復(傷の大きさによる)そして、聖水、水を浄化する。


 4階層から、フィールドタイプになる。

 4階層は、春の陽気に花が咲くフィールドで、明るく目をならす必要がある。モンスターについては、人型のクレイゴーレムが出る、動きが遅く人型との戦闘の訓練相手に良いだろう。倒すと、胸のあたりから、塩の塊が出る。


 5階層は、むし暑い夏のような気温で、水分補給はマメに、熱中症に注意、池があり、ヘビのモンスターが現れる。池の水も、聖水があれば、飲むこともできる。セミの鳴き声が響き、音で、気配を探るのは困難になる。緑色の犬、グリーンドッグの攻撃には、注意が必要。


 6階層は、秋のような気候で、木の実やキノコも多い。大きな猪、ボア、ブラウンドッグ、いきなり飛び込んでくるコオロギは、凶悪だ。奥域には、神社が確認された。


 クレイゴーレムは、銃器による攻撃が効きずらい。

 全体的に階層が、下がっていくに従って、銃器は、効きずらくなっていく。

 主力武器は、スコップを使っている者が多い。間合いやリーチの優位性がある。自衛隊で使っているスコップは、普通の物より刃が厚いので、スコップ事態を破損しずらくしている。


 これからは、武器の耐久性も考えなければならないだろう。


 ダンジョン予備自衛官について、上は、最初の試験ということで、まず、優秀で真面目な人物を1期生として送り出したいようだ。


 どのような思惑があるか知らないが、この世界の未来は変わりつつあるのだろう。



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