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4 ダンジョンカード


 カードの魔法を覚えてから、教官に連れられて食堂に移動した。カードの魔法は、呪文を唱えると基本的に、右手、左手のどちら、カードの出し入れできた。


 

 石上教官が来て、ザワついていた食堂が静かになる。


「諸君!まずは、おめでとう!本日のダンジョン実習で誰一人ケガなく終え、全員が無事ダンジョンカードを取得出来たことを、うれしく思う」


 そして、冊子が配られ説明が始まる。

 

 ダンジョンカードとは、ダンジョンから個人に送られるもので、管理は、自分でしなければならないこと。


 ダンジョンカードが、あることでダンジョン内で、さまざまな恩恵が、受けられること、ただし、ダンジョンカードを使うときは、ダンジョンポイントが必要で、ポイント取得するのに、ダンジョンでモンスターを倒さないといけないらしい。


 ダンジョンカードについては、まだまだわからないことも多いが、カードの性能の検証についての情報には、換金の対象になるらしい。


 あと、ダンジョンに入るには、ダンジョンカードと一緒に、ダンジョン・ダイバーカードが必要なのだとか、実は、政府がダンジョンを認識する前に、ダンジョンに入った者もいて、偶然ダンジョンカードを取得した者もいるらしい。


 だが、政府としては、ダンジョンの危険性を考えて、ダンジョン・ダイバー制度を導入したそうだ。


 ダンジョン・ダイバーカードについては、あと2日、ダンジョン実習を修了後に、渡されるそうだ。


 ダンジョン・ダイバーは、予備自衛官制度を基準としているので、ほかの職業を兼務していても良いが、月に一度くらいの割合で、ダンジョン探索のノルマがあるそうだ。そのときは、予約があれば寮に泊まることもできるそうだ。



 オレは、しばらく専任のダンジョン・ダイバーになるつもりなので、ダンジョン探索のノルマは、多くなるだろう。だが、仕事と美味しい飯、風呂に、温かいベッドは、魅力的だ。


 ダンジョンの取得物の買い取りもある。今のところ、ラットなどモンスターの肉に、魔石だ。魔石は、何に使えるのか、まだわからないけど。ラノベなら魔道具とか出てきてもいい頃だよな?


 まぁ、自動販売機がある時点で、おかしいんだけど。


 最後に、質問タイムで、レベルについて質問が、あると、石上教官は、「ある」と断言して皆どよめいた。そのあと、ポイントに、よってカードの機能が、解放される仕組みらしく、ダンジョンで、ポイントを稼ぐ必要がある。


 カードを使った通信にも質問はいく、カードをスマホと重ねることで通話出来るし、ネットに情報をあげることもできるようになるらしい。


 ただ、全て本名にで、伝えることになる。


 なぜならダンジョンカードの登録名で発信することになるから変なことは書けない。



 この日は、このあと宿舎に案内れて解散になった。


 宿舎は、プレハブだが一人一部屋は嬉しい、風呂は自衛隊の災害用のものだか、ダンジョンが出来てから温泉が湧いたことで、源泉掛け流しなのは驚いた。


 2日目は、モンスターを狩りながら、二階層まで行った。


 3日は、朝から騒がしかった。どうやら、取材が来ているらしい。カメラマンやテレビカメラらしきものもあるけど、ダンジョンのそばで映るのかな?


 今日のダンジョン実習は、基本的な行動を、おさらいするようにして、午前に終える。


 身体をキレイにして、午後からダンジョン・ダイバーの任命式がおこなわれた。

結構なマスコミがきているようだ。


 ずいぶん大々的にするんだな、と思ってしまう。まぁ確かに、ちょっと前まで、ファンタジー小説かマンガでしか見ない、ダンジョンができたんたから、仕方ないのかもな。


 ダンジョン・ダイバーカードと任命書を受けとり、式が終ると、対ダンジョン予備自衛官事務所、通称ダイバーギルドで、寮について手続きをする。

 

 ダイバーギルドと言っても、まだ仮で、プレハブ造りだ。


 急ピッチで建物や施設が建設されていっている。


 ダンジョンの周辺では、建設ラッシュが起きていた。

 実は、試験に落ちたときは、作業員として働こうかと思っていた。


 今日は、寮に泊まって、明日は、一度帰って、アパートを引き払わないといけない。大した荷物はないけど、帰りは、チャリを乗って来ないと、と思っていると


「あの‥‥ちょっと!」


 呼ばれた?


 「え?」 オレ?





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