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双子の物語
朝からバタバタと家を出ると玄関先に2人の学ランを着た少年が立っていた。
「おはよう(ニコ」
優しく微笑むのは幼なじみの優輝
黒髪の似合う爽やかな高校2年生。
「おせぇよ」
少し口の悪い幼なじみ隼人
ちょっと茶髪の入った髪は昔から変わらない。
「おはよう!」
「待たせてごめんね!」
わたし達4人は幼なじみ。
幼稚園からずっと一緒だ。
幼稚園の頃から2人はわたし達双子の面倒をよく見てくれた。
香歩と真歩。名前も似ているわたし達。
よくからかわれたり間違われたり…。
でも2人はわたし達を1度も間違ったことはない。
わたし達を1人の人間として見てくれている。
自分達で言うのもなんだがわたし達双子はそっくりだ。
(なんで2人にはわかるんだろ?)
「香歩、早くいくぞ(ボソ」
立ち止まって考え込んでいると隼人が耳元で囁く。
「あ、ごめん!行こっか!」
遠くの方では真歩と優輝も早くと呼んでいた。
わたしは隼人の手を握る。
「!?ちょっ…(照」
隼人が何か焦っているようだがおかまいなしにわたしは走りだした。