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Phantom Busters  作者: spica
3/7

転入生

ヒロイン?の本格登場となります。

戦闘描写が相変わらず拙い…

「九条恋です、よろしく…」


あの頭のおかしな女、まさか九条先生の娘だったとは…。

置き土産ってこういうことかよ、まだまだ安心はできなさそうだな。


    ◇


「九条さんが九条先生の娘さんってマジ!?父親が転勤すんのに娘が転入してくるってどういうことだよ…」


「訳ありなのかもな…。にしても…すげー可愛いよなぁ〜」


「…でもなんか話しかけづらいよな、他人を寄せ付けないオーラが出てるっていうか…」


やはりというか何というかクラスの話題は九条の話で持ちきりだった。

それにしても普通転入生っていうとすぐ周りに人が集まって質問責めとかにあうイメージがあったが、九条に話しかけようとする奴は誰もいなかった。

その人を寄せ付けない冷たい雰囲気は氷のような印象だ。

そんな事をぼんやりと考えていた時だった。


「ねぇ」


「は…?」


九条はおもむろに自分の席を立ったかと思えば真っ直ぐに俺の席へと歩いてきた。

思わぬ事態にクラス中が騒然とし始める。

違う、決して俺はこんな奴と知り合いなどではない、妙な勘繰りはやめろ…。


「…少し話したいことがある」


「……嫌だと言ったら?」


「…あまり人前で手荒な事はしたくないんだけど」


冷たい表情のまま拳を鳴らし始める九条。

おいおいすぐ暴力に走ろうとするなよ、脳筋女め…。

とはいえこれ以上無駄に騒ぎを大きくしたくないし、ここは大人しくコイツの言うことに従っておくことにするか。


「…場所を変えるぞ?」


「…それなら屋上で」


「分かった」


未だにざわついているクラスメイト達を横目に俺達は教室を出て、屋上へと向かった。


    ◇◇


「…で?話ってなんだ?九条」


「…レンでいい」


ほぼ会ったばかりの奴に下の名前で呼ばせるのかよ。

流石にいきなり呼ぶのは抵抗があるな、いや別に意識してるとかじゃなくて…。


「…あなたの事は鷲也から聞いている。優秀な霊能者の一族だって」


霊能者の一族だって…?

なんでそんなことを九条先生が知っているんだ、俺自身初耳の情報だぞ…?


「生憎、俺には昔の記憶がなくてな…両親の顔も覚えてない。だから霊能者の一族かどうかもわからん。…どこで九条先生はそんな情報を掴んだんだ?」


「あの人の情報源は何も知らない、でも結構前からあなたには注目してたみたい」


さっきから何かおかしい、親子である筈なのに妙な余所余所を感じるっていうか…。

本当に親子なんだよな…?


「…なぁ、お前と九条先生って親子同士…なんだよな?なんでそんな他人行儀なんだ?」


「…私と鷲也に血の繋がりはない。私はあの人に拾われて霊能者として育てられた」


…どうやら思った以上に混み入った事情のようだ、深入りはよそう。


「…そうか。…ていうか霊能者って誰でもなれるものなのか?」


「霊能者は霊視…Phantomを視ることが出来る人なら誰でもなれる。ただ、どこまで成長出来るかは資質が物を言うみたい」


なるほどな、要は血筋が重要…と。

九条先生がどこで俺の家の詳細を知ったのかは謎のままだが、俺に執着してる理由はそういうことか。


「なんとなくだが、状況が掴めてきた気がするぞ」


「私はあの鷲也があそこまで執着するあなたがどれほどの実力者なのか確かめにこの学校にやってきた」


何だその「私より強い奴に会いに行く」みたいなノリは。

本当に女子高生かコイツ…。


「…そういや昨日会った時も先生がどうの言ってたよな。昨日の様子を見るにどうやらご期待には沿えなかったようだが」


「そう、てんで期待外れ。あの時も私が数珠の紐を斬って落とさせた事に気付いてなかったし」


「なっ…!アレお前の仕業だったのかよ…!」


数珠の紐を見たとき感じた違和感はそれだったのか…。

コイツ、余計な労力使わせやがって…!


「…でも鷲也が雲隠れする前にわざわざ私にこの学校に転入させたのはやっぱりあなたには何かがあるってこと。ーーだからもう一度実力を確かめさせてもらう…!」


「は…?ど、どうやって!?」


動揺する俺を他所に構えを取る九条。

どことなくテレビで見た中国武術だかの構えに似ているような気がする。


「私と模擬戦して、一撃でも私に当てることが出来たらあなたの勝ち、私に気絶させられたらあなたの負け」


「そんなの誰が受けるっていうんだよ……っ!」


言い終わるか終わらないかの内に顔面に向かって拳が飛んできた。

間一髪で受け止めはしたが…。


「…問答無用」


「……っ!この…!」


ーーなんてスピードだ…!

正直受け止められたのは奇跡、恐らく次はない。

…女子と殴り合いの勝負なんてしたくないが、そうも言ってられなさそうだ。


「…!…ふっ!」


九条は少し距離をとってから回し蹴りを仕掛けてきた。

見た目こそ派手だが大振りなおかげで避けやすい、俺はこれをバックステップで軽く躱す。


「…!」


「…一発でも当てられたら良いんだろ?……シッ!」


ーー速さ重視の軽いジャブ。

威力は大したことないだろうがそんなものは最初から度外視。

回し蹴りを外したせいで奴は隙だらけ、確実に当てられる…!

そう考えた矢先、腹部に鋭い衝撃が走った。


「…な…!かはっ…!」


「遅すぎ」


俺のジャブが届くより先に奴の拳が俺の鳩尾に深々と突き刺さっていた。

ーー何が…起こっている…!?

間違いなく当たると確信したはずなのに…


「その程度のスピードじゃ、私を捉えるなんて不可能。…やっぱり期待外れ」


「…この…!」


苦し紛れに拳を繰り出すが大振り過ぎるパンチなど当然当たるはずもない。

奴は軽々と拳をいなし再び距離を取った。


「ーーこれでトドメ」


「!?」


九条は姿勢を低くし足のバネを全力で使い、猛ダッシュで距離を詰め、腰の捻りを利用した全力の掌底を繰り出す。


「…!!がっ…!」


九条の掌底が無防備な俺の顎を打ち抜いた。

そのあまりに強烈な一撃に脳を揺らされた俺は意識を手放す…。


ーーー


「ホント竜司ってすげーよな…何やらせても上手いしさすが笠置の後継者だよ!」


「でもアイツも可哀想だよな…」


「あぁ…だって将来ーーーになるんだもんな…」


これは…?俺の記憶なのか…?

どうして、今更こんな…。


    ◇◇


意識を取り戻した俺は急いで体を起こす。

この医薬品独特の匂い…それにベッド…


「…ここは…保健室?」


そうだ、俺は九条の奴に叩きのめされてそれでそのまま気絶して…。

それにしてもさっきの夢、やっぱり今朝に見たのと同じ俺の過去の記憶…なのか?


「…それにしても随分と長いこと眠っていたみたいだな」


時計を見ると長針は既に18時頃を指していた。

そろそろ下校の時間になる。

外はまさに日が落ちる寸前の夕暮れ…なのだが、少し妙だ…。

部活中の生徒の声が聞こえてこない、それに…。


「ーーなんだあの鳥居」


窓から外を眺めるとまず最初に目に映ったのは校庭に不釣り合いな巨大な鳥居。

あまりにも異質過ぎる、これはまさか…。


「そう、Phantom絡みの現象や」


「…!?この声、虎太朗!?」


突如とした頭に響く声、もう1人の人格である虎太朗だ。

コイツが出張ってくる時は大体厄介ごとが起きる時だが、今回は何だ…?


「逢魔が時って聞いたことないか?この時間帯は人と魔の区別が付きにくくなる。そんでアレみたいな結界が発動しやすくなるんや」


「結界…?あれが…」


「あれはその中の一つで特殊結界の「黄昏」。少し面倒なタイプの結界でな、あの鳥居の付近ではPhantomが現実世界に実体化するっちゅう厄介な現象が起きる」


「…!Phantomが現実に…?」


よく目を凝らしてみると鳥居の周辺にドーム状の空間が見える、アレが結界なのか?


「アレをほっとくとかなりまずいことになる。やけど、「黄昏」を解除するには術者に解かせるか、あの鳥居を破壊する以外に方法はない」


「そんなのどうやって…!」


「ま、とりあえず校庭に出てみ?話はそっからや」


相変わらず何考えてんだか分からない奴だが、ここは大人しく言うことに従ったほうがいいだろう。

痛む体に鞭打ち、俺は急いで保健室を出る。


    ◇


校庭に着いた時にまず目を奪われたのは鳥居のあまりの大きさ。

こんなものをどうやって破壊しろと…


「ンなもん簡単や、力づくでぶっ壊せばいい」


「簡単に言ってくれるな、現実的に考えてこんなデカイ鳥居壊すのに一体どれ程の労力が………って何でお前が現実世界に!?」


俺の中に存在するという事は、コイツは精神世界内にしか現れないと思っていたが違ったのか…?

…いや待てよ、精神世界?

そうか、そういうことか…。


「そう、まさに今お前が考えてる通りや。「黄昏」の結界内はUnconsciousと同じ原理で出来ている」


「なるほどな、つまりここでは…」


「そう、武装(エゴ)が使える」


武装(エゴ)か…確かにな…。

2回程しか使用してないが、武装(エゴ)の強力さは存分に理解している。

あれほどの破壊力ならデカイだけの鳥居なんて全く目じゃないだろう。


「ただ問題はここからや、あれ見てみ?」


「…!?あれは…!」


虎太朗が指差した先、鳥居入り口付近の空間が歪み出す。

そこから現れてきたのは黒いモヤが掛かった生物、Phantomだ…!

それも大量に、軽く数十体以上はいるぞ…!


「連中はあの鳥居がある限り、無尽蔵に沸いて出てくる。止めるには鳥居を破壊するしかないが…」


「あそこから沸いてくるPhantomを放っておいたら数の暴力に圧倒されて一巻の終りってところか…」


Phantomの数を減らしつつ鳥居も破壊しなければならないのか。

どうする、俺と虎太朗だけじゃ流石に無理がある。どうすれば…。


「…!おい竜司!ボケっとしてんな!Phantomが来てんぞ!」


「!?」


ぼんやりと思考を巡らしている内にPhantomの一体が俺のすぐ目の前に近づいていた。

ーーまずい…!武装の展開も間に合わない、やられる……!


「どいて」


「……!?」


その瞬間、何者かが俺の体を押し除けてPhantomを斬り伏せた。

髪を靡かせながら俺を守るように立つその後ろ姿に俺は覚えがある。


「お、お前…!」


「………」


その華奢な体に不釣り合いな大太刀でPhanomを斬り伏せたのは、さっき屋上で俺を叩きのめしたはずの九条恋だった。


「九条…?どうして…」


「私としても「黄昏」は無視できない。Phantomを操る立場の鷲也と違って私にとってPhantomはただの外敵。それに…」


言葉を区切り虎太朗の方に視線を向ける。

虎太朗の方はいつものヘラヘラ顔と打って変わって真面目な表情をしている。


「………」


「…あなたを守る理由もさっき出来たから」


視線を戻しPhantom共を見据える九条。

守る理由…?それって一体…。


「ぐぉぉぉっっ!!」


凶暴な声を上げ殺意を漲らせ、再びPhantomが襲いかかってくる。

それも今度は複数同時にだ。

ーーまずい、早く武器を…!


「ふっ…!」


だがそんなPhantom達相手にもまったく動じず、手にした身の丈以上もある大太刀を軽々と振り回す九条。

彼女の太刀捌きによって次々と消滅させられていくPhantom達。

強い、俺とはレベルが違いすぎる…!


「おい竜司!そいつがPhantomを引きつけてる今がチャンスや!さっさと武装(エゴ)を展開して鳥居をぶっ壊せ!」


あまりの実力差に呆けていた所に虎太朗の怒号が聞こえてくる。

…そうだったな、俺は俺のやれる事をしないとな!


「武装、展開…!」


俺の手に現れるのは毎度お馴染みの巨大な数珠。

だがこれだけじゃまだ足りない、あの馬鹿デカい鳥居を一撃で粉砕する程の力を…!

イメージだ、想像しろ、圧倒的な力を…。


「ーー創造しろっ…!」


俺の念に呼応した数珠が光り輝きさらに巨大な姿へと変化していく。

それはもはや巨大な輪刀と呼ぶべき形に変貌を遂げた。


「(…すごい、あそこまで強大な武装(エゴ)は見たことない…。私の大太刀を遥かに凌ぐ大きさ…)」


「これでっ!ブッ潰れろぉぉぉぉ!!!!」


ーー数珠刀・大円月輪!


全身全霊を込めて手にした数珠を鳥居に向けて投げつけた。

勢いよく飛び出した数珠は鳥居の神額の部分へと到達、そして…。


「行っけぇぇぇぇ!!!」


見事に真っ二つに斬り裂かれた。

半分となり支えを失った鳥居はそのままなす術なく倒れ、同時に出現していたPhantomも消滅し始める。

どうやら「黄昏」は解除されたらしい…。


「ご苦労さん、竜司。「黄昏」は機能崩壊を起こし消滅や。めでたしめでたしっと」


「あ、あぁ……ていうか少しはお前も手伝えよ!」


「いやいや、竜司にやらせんと意味ないやろ〜?これも成長のためや!」


何の悪びれもなくヘラヘラと笑いながらふざけたことを吐かす虎太朗。


「はぁ!?ふざけんな!もう少しで死ぬところだったんだぞ…!」


「竜司くん」


「うぉっ!な、なんだ…?」


いつの間にかすぐ隣に立っていた九条に声をかけられ驚いて飛び退く。

情けないことに叩きのめされた恐怖がまだ体に染みついているようだ…。


「あなたはまだまだ弱い。Phantomへの対処もまるでなってないし、鷲也が評価する程の霊能者とは思えない…」


いきなり話しかけてきたかと思いきや、好き放題言ってくれる…。

まぁ事実その通りなので何も反論出来ないが。


「だけど、確かに面白い人だとは思う。あなたならもしかしたら鷲也を倒せるかもしれない。だから、少しだけ期待してる」


これは、少しは認められたってことなのか?

正面切って人に褒められることって少ないから何だか照れるな…。


「九条…」


「名前で呼んでって言ったと思うけど…?」


呼ばれた瞬間に少し眉が吊り下がり、声に怒気が含まれる。

いや、やっぱりおっかないなコイツ…。


「あ、あーそういやそうだったな…。いや、こっちこそ助けてくれてありがとうな、レン」


「…どういたしまして」


いつも仏頂面なレンの顔がその時だけ心なしか少し綻んだ気がした。


ーーー


数時間前、笠置竜司が九条恋に倒され、意識を失った直後の事だった。


「………」


「他愛ない、やっぱり期待外れ…」


「おいおい隙だらけやぞ」


気配なく恋の背後に忍び寄り頭を掴む竜司。

ーー否、凶悪な笑みを浮かべるその男の名は高蔵虎太朗だ。


「(いつのまに背後に…!)


「動かん方がいいぞ?こっちはその気になればお前程度いつでも消すことが出来るんやからな」


余裕の態度は崩さないが、少し頭を掴む手に力を込める虎太朗。

ーーそれはいつでもお前を殺せるという意思表示に他ならない。


「あなたが鷲也の言っていた特異点…?」


「やっぱあの変態サイコ野郎から聞いとったか…。その通り、俺が笠置竜司の中に住んどるもう一つの人格、高蔵虎太朗や」


「霊能者すら無力化させる退魔師…」


退魔師は霊能者を取り込む事が出来る故に、忌避され隠されてきた存在。

当然、恋も実物を見るのは初めてだ。


「そこまで分かってんなら俺にはまず勝てんって理解してるやろ?…お前に竜司は潰させん。俺の目的の為にはまだまだコイツには頑張ってもらわなアカンからな」


「目的?それって一体…」


「詳しくは言えんが、竜司の記憶に関係する話や。…アイツは今、過去の記憶をほぼ失っとる。でもアイツが武装(エゴ)を使い、脳が霊能者寄りに変化していく度に記憶が少しずつ戻ってくるようになる」


「………」


俄には信じがたい話だ、だが話す虎太朗の目と声色に嘘は含まれていない。


「そこでお前に協力して欲しいことがある」


「…私のメリットは?」


「あ?命取られんだけマシや思えや…ったく。…竜司は霊能者として圧倒的な素質を持ってる。これは幼少からずっとそういう環境で過ごしてきたからってのも関係しとるが、つまり記憶が戻れば敵う奴なんて誰一人いない最強の霊能者になれる可能性を秘めとるっちゅうわけや」


「…根拠としては弱い」


「そう思うんも無理はないやろうけど、実際それだけのバケモンなんやアイツは。同じバケモンの俺が言うんやから説得力あるやろ?」


未だ恋は命を握られている状況、それに戦う事しか知らない恋に取って竜司が強くなる事は悪い話では無かった。


「はぁ…、わかった。私も強い霊能者と戦えるならそれでいい。で協力って何をしたらいいの?」


「んな難しいことちゃう、アイツが危ない状況に陥った時は助けてやってくれってだけや」


「助ける…?」


「そうや。手始めにまず、友達にでもなってやってくれ。アイツ友達おらんさかい」


少し困ったように笑いながら言う虎太朗。

ーーその一瞬だけは悪魔にも見えるようなこの男が人間らしい表情を覗かせていた。


ーーー


「これで私たち、友達…?」


「と、友達…?いや、それはどうだろうな…」


「………」


目に見えて落ち込むレン。

…何だかすごく悪いことをした気分になる。


「わ、わかったよ…!友達でいいって…」


良心の呵責に耐えかね、思わずそんなことを言ってしまう俺。

それを聞きレンは無表情ながら表情が明るくなり俺も少しホッとする。

…何だかんだPhantomの件に巻き込まれて俺も変わったのかも知れないな。


    ◇◇


「(とりあえずここまでは俺の計画通り。ただ

一つ気になるんはPhantomを操る鷲也がこの町から消えたはずなのに「黄昏」が出現したこと…。もしかすると、厄介な奴がこの町に潜り込んでる可能性も?これは早急に手を打たんとまずいか…)」


「…こっから忙しくなりそうやな!せいぜい俺の期待に応えてくれや、竜司…」


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