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Negotiator, Little Red Riding Hood

作者: サファー

男は機械越しに耳元でしゃがれた声を発していた。


聴こえるか? インカムの調子はどうだ。

いいか、絶対にバレるなよ。そいつは何かを被って隠しておけ。

打ち合わせた通り合図を聴いたら突入する。

大丈夫だ。タイミングは絶対に間違えない。


…分かってる。誰も死なせない。人質も、お前も、…あいつも。

だが無理だけはするなよ。あの人だけじゃなく、お前まで捕まってしまったら元も子もないからな。


もう一度合図を確認するぞ。覚えているな。

「どうしてそんなに大きな口をしているの?」だ

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