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会うは別れの始め  作者: 鈴木ナホ
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プロローグ

辞書を引いた。

「会うは別れの始め」

この世で出会った人とは、いつか必ず別れが訪れる。

別れの悲しみや、愛のはかなさ、人生のはかなさを表すが、それは出会う喜びがあったからこそである。

始めがあれば終わりがあり、楽があれば苦があるのと同じように訪れるものなのだから、別れがくるまでの時間を、大切にすることが大事だという意が込められている。


出会いは偶然なのか?必然なのか?

それは偶然であり、必然であり、どちらでもない。


わたしは「出会い」を心から感謝し、「別れ」を心から悲しんだことは一度もない。

自分という人間を信じられない私は、

他人を信じることなんてできるはずがないのだから。

自分という人間を好きになれない私は、

他人を好きになれるはずがないのだから。

出会いに喜び……

別れに悲しみ……

愛や人生のはかなさ……



もし本当に神様が存在するのなら。

どうか教えてください。

こんな捻くれた私にも

「会うは別れの始め」の意味を。



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