湖の騎士王
次の日、雨が降っていた。
なので昨日植えた「「竹?」」の様子を見に行けない・・・。
天気予報は無いようだ、この世界には。
ここは先駆者として観測データをまとめるべきだろう。
異世界から来たわけだし!。
なんて、思っていると・・・。
「レイジ?」
「何ですか?シェスカねぇ?」
「はあ・・・あなたは何歳何ですか?」
「8歳・・・です」
「そうですね・・・こういう日はやることが無いでしょう?」
「そうですね、天気がわかればいいのに・・・」
「そうですねぇ、そういう類いの魔法具はありませんから」
存在た(あった)って言って欲しかったな。
結局、この日は本を読んだだけだった。
この世界の地図があったが、古いものだった。
「・・・これは伝記か」
まあ、これくらい無いとね。
何故か伝記の割りには妙に新しかった。
「ふむ・・・」
その昔、人類及びその他の種族はお互いに競いあっていた。
人類は知において繁栄を手にした。
そして、国ができた。
これは当時、名も家も無い騎士の話である。
彼の名はカイラム。
幼少彼は父母を無くし、身を投げるために湖へ向かった。
・・・最初っから「クライマックス!」
そこへ、湖の精が現れ・・・。
ランスロットやろ・・・これ。
「片刃の刃を授けました」
?。
彼は、その剣を使い王国を支え、騎士の王となり、国を守りました。
しかし、彼の女グセの悪さは騎士団一でした。
・・・なんだこれ?
その後も怪鳥とかアマゾネスとかシルフィードとかインプとか明らかに作り話かと思うような話がのっていたのだが読むのをやめた。
今まで読んだとこをまとめると・・・。
人類は生存競争に勝利した。
カイラムは騎士だった。
女グセの悪い・・・。
・・・時間の無駄だったな。
なんて、読み終わったあとにわかった。
あと彼の剣は何処に?。