赤色のミサンガ
こんにちは、にとろんと申します。
今回は私の病気 第3話というよりは2.5話といった感じのお話です。
なので、今までとは雰囲気が異なります。自分の中でぼんやりとしているエンディングをハッキリとさせるために書きました。
今日はこれで眠れそうです。
短い、拙い文章ですがどうぞよろしくお願いします。
今、彼女の周りには緑のカーテン、腕には点滴の針、遠くからは静かに機械音が聞こえる。
彼女は病院にいる。
彼女は知っている。とある少女が自分を好いてくれていることを。
彼女は待っている。自分を好いてくれているとある少女のことを。
彼女は願っている。とある少女が自分を嫌いになって、そして永遠に好いていてくれることを。
首のコルセットをさすりながら彼女はひたすらに二人分の赤色のミサンガを編む。
彼女は優しすぎる。
今、彼女の周りには緑のカーテン、腕には点滴の針、遠くからは静かに機械音が聞こえる。
彼女は今、病院にいる。
彼女は知らない。とある女性が自分のためにしていることを。
彼女は知らない。自分がとある女性にしていることを。
彼女は願っている。とある女性が自分を嫌いにならないで、永遠に好いていてくれることを。
窓の外を見ながら彼女はひたすらにとある女性を待つ。
彼女は悲しすぎる。
読んでいただいて、ありがとうございました。
少し気取った文章になってしまったのでもし知り合いに読まれていたらどうしようかと悩んでおります。
エンディングまで頑張っていくのでまたお暇なときにでもお付き合いください。