scene4
洞窟の外に出る。
外の光が眩しい。
そしてその光が反射する王国騎士団の鎧も眩しかった。
「なあ...これはどういう状況かな?」
「絶体絶命って言うんじゃないかしら?」
「そんな落ち着いてる場合じゃねえぞ
明らかに多いぞ。300ぐらいいるぞ。
もう完全に軍隊だぞ」
「なんか楽しくなってきましたわね」
「ならねえよ」
「仕方がありませんね。
私も戦闘直後で疲れてますし、助けが来ると良いですわね」
「なんだその他力本願!」
「悪役令嬢アリアナとその一味、お前らはここで終わりだ。
大人しくしろ」
隊長らしき騎士が高らかに宣言し、騎士たちが距離を詰めてくる。
「おいっ」
あせってアリアナを見るジンに対し、不敵な笑みを浮かべる。
「...3、2、1」
謎のカウントダウン、空を見るアリアナ。
その時全体を大きな影が覆う。
赤いドラゴン!
悪役令嬢の相棒デューク。
「捕まって」
必死にドラゴンに飛びつく...と言うかドラゴンにつかまれた。
空に舞い上がるドラゴン。
その時バックに爪が引っかかり破れた。
魔法石が宙にまかれていく。
「あー俺の魔法石!」
ジンの叫びもむなしく魔法石は地上に巻かれていく。
ショックで泣き顔になるジンと大笑いするアリアナ。
「あなた面白すぎますわね」
「面白くない!俺の報酬ぅぅぅ」
ジンの声が虚しく空に響き渡った。




