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大魔王の器の少女。三〇〇年後の世界で無双する  作者: 有原優


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第四十話 魔王討伐


 そして私は今魔王討伐の旅に出ている。

 面倒くさいけど、強引に言いやられてしまった。

 断る余地もないように、


 無理だったよ。もし仮に断ろうとでもすれば、我々を見捨てるのですかなんて言い出しそうな雰囲気だったんだから。


「いったいなんで?」


 私はただ、戦いに来ただけのはずなのに、なんで依頼まで受けてるの。

 本当に意味が分からない。


「ねえ、ディアス。魔王討伐なら最初からそう言ってくれたらいいのにね」


 そう言われたんだったら、仕方ないと思ったのに、普通に嵌められたみたいでムカつく。


「そう言う訳にもいかないんだろ。まあ、幸いここの魔王レムリアはそこまで強くないらしい。速攻で終わらすぞ」

「はいはい」


 確かに魔王メドリアより弱いらしいし。

 最弱と揶揄されるほどだ。

 ハルステウラよりも弱いかもしれない。


「そういや、何か企んでるかもという予想は当たってたな」

「……そうみたいね」


 なんとなく不服だが。


 そして、その後。魔王城に忍び込んだ。

 恐らく楽勝だと思うけど、油断は禁物だ。


 確か情報として、この国の勇者は強くない。

 そんな人たちの国が滅ぼされて無いという事実だけども十分なものだ。


 だが、この国を亡ぼせば、私たちの国との防波堤が亡くなるからという可能性もあるが、どちらにしろね。

 城に入ると、魔物たちが一気に襲い掛かってくる。

 ふふ、良いわね。

 ここは魔素が満ちている、

 となれば、私も全力が出せる。


「全滅して。ファイヤーバレット!!」


 一気に炎が襲い掛かる。その火力で一気に敵の魔物が燃えていく。

 これならいける。

 ハルステウラの城にいた敵よりはるかに弱い。

 このまま上に上がっていける。

 そして、その道の途中、「我らが相手をする」

 そう、二人の魔族が相手をしてきた。でも、こいつらごとき私の相手ではない。早速全力の炎弾をぶっ飛ばした。


「ねえ、ここのやつらって、こんなに弱い物なの?」

「基本的に群雄割拠している中でここの魔王は弱いみたいですね」

「そう」


 やはり事前情報通り、何も恐れることは無い。私たちの勝ちは決まったようなものだ。


「じゃあ、魔王を討伐しに行こう」


 私はそう言って魔王への扉を開けた。


「やああ、君が僕を倒しに来た勇者か」


 そう、椅子に踏ん反りが得っている魔王が言う。


「悪いけど、僕は弱い。だから卑怯な手を使わせてもらうよ」


 その瞬間ドアががちゃんとしまった。

 そして背後からたくさんの魔物が出てくる。


「圧死してくれないかな」


 流石に魔王。最弱でもそこそこの実力は備えているようだ。


「私に任せて」


 そう言ったテイラーが魔法弾を周りの敵に向けて放つ。それに合わせて、ミシアも同様に。


「僕たちも負けていられません」


 そう言ったミハイムが周りの敵を魔法で消滅させていく。

 私も負けてられない。

 巨大な火の球を製造し、魔物を一掃した。


「ははは。やるねえ君たち。でもさあ、それ魔力使うよね。僕は魔力だけには自信があるんだ。さあ、どんどん召喚していくよ」


 無限に生み出されていく魔物達。これら全部を相手にするのは大変だ。

 となれば狙うべきは魔王の首。


「そっちは任せた」


 私はそう言って一気に魔王に襲い掛かる。


「そう来ると思っていたよ」


 私の体は上から叩きつけられた。


「あなたたちは私が倒したはずじゃ」


 先程ぶっ飛ばした雑魚幹部だ。


「そりゃ、再召喚だよ。しかも先ほどよりも強い。さあ、やっておいて」


 時間をかけるほど不利になる。再召喚された魔物がさらに強化されるなら、さらにだ。


 なら、先手必勝。

 魔素を込めた拳でぶん殴るのみ。


「行きますよ」


 そのままこぶしで殴りかかる。

 剣で斬りかかってもいいけど、この相手は確実に拳の方が良いと判断した。


「ファイヤーナックル」

「ふん!!」


 私と相手の拳が互いにぶつかり合う。

 そのたびに火花が飛び散る、

 だけど、私には確信している。私の勝ちを。


「決め手に欠けるね」


 こいつらは強い。だけど、私を脅かすほどじゃない、

 それに、


「火炎弾」


 炎の弾丸を飛ばす。

 そう、こいつらは魔法を使っていない。ならば魔法が使えるこちらが有利なのは言うまでもないこと。一体ずつ丁寧に魔法で葬っていく。


「結局弱いじゃん」

「お前は何者なんだ」

「いう必要ある?」


 結局こいつらはハルステウラよりもはるかに弱い。


「うぬぬぬぬぬ」

「え?」


 周りに先ほどの側近が沢山復活し、現れた。

 更に別の魔族だちも。


「ははは、僕の側近がこいつらだけと、誰が言った?」

「確かにね。こいつらも何体も生み出せるんだ」


 数は総計10体くらいかな。でも、それじゃあ、私には勝てないよ。

 こいつらは個々ではは強いけど、団体戦に向いていない。


「さあ、終わらせよう」


 炎の弾丸を生み出す。そしてそのまま地面に向けて放つ。


「それが効くと?」


 その瞬間、地面に鏡が生じた。


「私?」


 そこには、私が映っている。


 そう呟いた瞬間、炎が跳ね返って来た。


「なるほどね!」


 私は咄嗟に避ける。

 反射魔法だ。おそらくそれを任意のタイミングで登場させることが出来る。

 これは中々厄介だ。


「これで、そう易々とは魔法は使えまい」

「そうだね。使えないね。でも」


 やりようはある。


「火炎弾!!」


 魔王の方に向けて炎の弾丸を複数個飛ばす。


「何発放っても無駄だ。僕が全部跳ね返す」

「それでいいの?」


 全て魔法で跳ね返される。

 それは分かっていた・

 私は地面に向けて炎の球を落とす。

 跳ね返ると言っても、その方向は操作できない。

 私は跳ね返ってきた炎の球を避ける。


 普通に考えて一つの動作中にもう一つの動作はできない。


「何? フェイクだと」


 魔王はそれを反射させる。

 でも私はその隙に魔王を殴る。


「やっぱり、私は拳がいいわ」


 そう言って魔王の前に立つ。


「さっきのも跳ね返されるとは思ってなかったけど、結局殴ればいいだけなのよね」


 そして私は後ろを振り返る。


 魔物は全滅している。


「召喚してみたら」


 そう言って私は炎弾を掲げる。


 召喚した際に魔法弾をぶつける。それが今の私の戦略。


 おびえている。

 新たに召喚する気はないみたい。


「後はあなただけだね」

「ひぃ」

「とりあえず殺すよ」


 私は首根っこを掴む。


「あぐっぐ」

「そんなこと言っても無駄だからね」


 そして、私の一撃でも魔王は命を落とした。


 やっぱり弱い。小細工なんてせずに殴ってたら良かった。


「これで、私たちの仕事は終わりだね」

「いやいやいやいや」


 ミシアが叫ぶ。


「強すぎじゃない? 私たちなんでこいつに喧嘩打ったの?」

「私は、こういった魔王城では最強なんですよ」


 魔素がたんまりとあるからね。


「そう調子に乗らないでください。あなたはこの前体乗っ取られてv大変な目にあったでしょう」

「うっ、それは忘れてよ」


 あれは私の実力不足だ。もう少し何とかしとくべきだった。


「とりあえず今日は活躍できたからいいでしょ」

「仕方のない人ですね」

「わーい」


 そしてその後、私たちは開放され、学園に戻った。

 結局魔王討伐がメインだった。試合なんてとんだおまけだ。



「これで、僕とあなた方の計画も終わりですね。どうでした? 僕を仲間に引き入れた感想は。今日はほとんどあなたがやってましたが」

「いやいや、ミハイムがいなかったら、ハルステウラは倒せてなかったから」

「それは、元々行く予定でしたから」

「それで、私たちのパーティに定住してよ。お願い!!」

「はいはい、分かりましたよ」


 ミハイムもだいぶ丸くなったものだ。最近は嫌味もあまり言わないし。

 でもこれでよかった

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