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大魔王の器の少女。三〇〇年後の世界で無双する  作者: 有原優


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第三十九話 試合

 その翌日、早速試合が組まれた。

 相手は学園最強と言われる人たちだ。

 私達がとはまた違った実力者たちだ。


 腕が成る。



「俺はレクリオ・ブラッドテインだ」

「俺は、スミリ・レクレイン」

「私はミシア・ルウェス」

「私はテイラー。ブラッドです」


 四人各々自己紹介してきた。それに対して私たちも挨拶をする。

 中々全員強そうだ。

 だけど、負ける道理などない。

 私は確信している。私たちが無事に勝つことを。


「とりあえず」レクリオが言う。


「俺らは負けるつもりはない。格の違いを見せつけてやるぜ」


 早速煽ってくるのか。


「俺もだ。今日は一方的な殺戮ショーになると思うぜ」


 そう、スミリが言う。

 なんだよ。あっちも調子に乗ってるじゃない。

 まさか勝つ根拠となる力を持ってるってことなのかな。



「私に言わせてもらうと。そっちが一方的に凹されるだけだよ」


 私は勢い負けないようにそう言った。

 ペースをつかまされてはいけない。


「ああ、私たちは負けないわ」

「負けないね。本当に負けないのかな。私たちのチームワークを見せつけてやる」

 勝負が始まった。

 それぞれリングの上に立つ。


 テイラーが早速魔法弾を放つ。

 ミシアの方も巨大な炎を投げてくる。


 そして男二人は斬りかかってくる。やっぱり、そう言うタイプね。

 でも、


「それくらいで私たちが止められると思ってるの?」


 それを見て早速私は勢い走り出し、そのまま斬りに行く。

 この手の相手は前衛を全滅させたら、もう勝ちに近づくだろう。


「止めるわ」


 私の目の前に壁が生まれる。

 この壁。中々堅そうだ。


 なるほど壁で止めている間に頭上から炎の球を落とすのね。そう上を見て思った。


 その間に。男二人がミハイムとオルフィを狙ってくる。

 私を足止めしてる間に、か。同じことを考えてるんだね。

 とりあえず頭上の炎球をぶち壊す。


 さて、早くこちらも突撃しなくては。ディアスがいるとはいえ、いつまで持つやら。


 幸いこの壁はそこまで硬くない。少し魔力を集中させた拳で殴ったら破壊された。

 この勢いでそのまま突撃だ。


「何だって!?」


 ディアスとぶつかっていたレクリオが帰ってくる。


 私を再警戒対象ととらえたのか。

 でも、そうはさせない。

 火を燃焼させ、煙を作り出す。そしてそれを。レクリオに向けて放つ。そう、目くらませだ。


「うわあ。っち、小雀な」


 そう舌打ちして、目の回復を図るレクリオ。


 ここには魔素なんてない。

 今の私はあまり魔素を使えないが、それでも十分に勝てる相手だ。


「落ちろ」


 そう言って、私は炎を飛ばす。

 その炎が飛び、二人を狙い撃つ。

 だが、その炎は打ち消された。

 二対一か。


 いや、違う。


 三体二だ。そう、私は理解する。後ろから魔法弾が来てるのだ。

 オルフィとミハイムの物だろう。


 しかもこれがさらに四対二となる。


 炎を飛ばし、それに並行して私も走り出す。


 そして、魔法を見事に相殺し、私は一気に二人を無力化させた。


「よし!」


 これであとは剣士二人だけだ。


「ふざけやがって」

「殺してやる」

 残る二人が向かってくる。


 ディアスとの相手は終わったみたいだ。

 ディアスを二対一で、倒していた。


 だけど、一人で二人の相手なんて余裕だ。

 このくらい、私には敵ではない。


「怒りはだめだよ」


 私は炎をぶつける。二人の剣はかろうじて避けるが、そのすきを狙って、私は、レクリオを倒す。



「ふざけるなよ」


 スミリもまた怒りに任せて剣をふるってくる。でも、こんなの剣の太刀筋があいまいだ。

 これなら、あっさりと倒すことが出来る。


 私は、地面から土を隆起させ、足場を不安定にさせる。その結果、剣に込められる力が弱くなり、私がそのすきをついて剣の柄で殴った。

 これで、私の完全勝利だ。


「あれ、これで終わり?」


 周りの敵は全員倒れている。


「試合終了!!!」


 そのホイッスルが鳴った。

 ディアス。なんかの陰謀はなさそうだよ。

 だって弱かったもん。


「強すぎだろ」


 そう愚痴が入る。レクリオのものだ。


 結局私が全員蹴散らす結果になってしまった。


「リスリィ」


 ミハイムがこちらに来る。


「何一人で倒してるのですか? 僕がこのチームに加わった意味は?」

「いいじゃないかったんだから」

「はあ、まったくあなたという人は」

「ミハイムも手伝ってくれたじゃん」

「少しだけね」


 そう言って首を振った。

 呆れている様子だ、

 まあ、それは関係ない。


「それで、これって帰っていいの?」


 正直私としては気が乗らなかった催しだ。

 早く帰って休みたい。


「その前にここで一つしてほしいことがあります」


 学園長が言う。


「はい?」

「魔王を倒してほしいのです。この地にはこびる魔王をついでに」



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