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二限目おわり
「後輩くん!」
三限目おわり
「後輩くん!」
「後輩くーーん!!!」
「あ、はい」
「お昼だぞ!」
「という訳で、ごめんね」
「いいよ。行ってこーい」
「後輩くんは部活とかは入るのかい?入るなら早い方がいいと思うけれど」
「いえ、そのつもりは無くて」
「そ、そうか。なら、ならだよ?」
「はい」
「文芸部、どうかな」
「調月皐月さんは文芸部なんですか?」
「ああ、作った!」
「作った……すごい行動力」
「厳密には復興させた感じなんだけどね」