全てを欲し・・・・・
そんなこんなで・・・・・
お互い肯定者を増やし・・・・・
一つおしなんてつまらない・・・・・・
良いと思ったものは皆おし・・・・・
戦を通じ理解しあう・・・・・
まことにおかしなお話・・・・・・・
それはオリジン足り得るか・・・・
「もうどうでもいい」
レイヤは・・・・・・
剣を振るう・・・・・
玲瓏の大剣・・・・・
美しき折れず砕けずの・・・・・・
「それがお前の答えか？」
きゃははははと擬音咆哮が・・・・・
負けて砕ける・・・・・
大斧・・・・・・
光となり消えていく・・・・・
見えない攻性念術を喰らい・・・・・
粉々になる透明な何か・・・・・
あはははと擬音咆哮が・・・・・
レイヤはジョーを見つめ・・・・・
ジョーの周りには・・・・・
アームズの群れ・・・・・
破れる・・・・・
壊れいく時に・・・・・・
無邪気な笑い声を伴い消えるアームズ・・・・
レイヤは届かない事に・・・・・
疑問を抱きはしない・・・・・・
はなから届きはしやしないのだと・・・・
ジョーはヴァキング姿で・・・・
無表情に・・・・・
レイヤを見つめ・・・・・
「答えが欲しいのは俺さ」
「だから最とか果てはどうでもいい」
「其れが今の俺だ」
「過程が欲しい」
レイヤは問う・・・・
「家庭？」
ジョーは笑い・・・・
「あはははは」
笑いを止め・・・・・
無表情に・・・・・
「過程」
「仮定」
レイヤは油断なく構え・・・・・
「家庭」
「下底」
ジョーは素晴らしいとにやりと笑い・・・・
「すべてがほしいねー」
「いずれはさ」
「誰かのなっとくなんてどうでもいい」
ジョーは指をならし・・・・・
機動盾がレイヤに向かい・・・・・
斬られ・・・・・
無邪気な笑い声が響く・・・・・
レイヤは接近しようと・・・・・
ぐにゃりとジョーが歪み・・・・・
そして何かが砕けジョーは消える・・・・・・
「そして」
「誰かに其れを託す」
声がレイヤに・・・・・・
レイヤは周囲を探る・・・・・・
「乗せられた」
ぐちりながら・・・・・
無色のスポットライトに照らされるレイヤ・・・・・
戦が始まった瞬間・・・・・
セオリーをガン無視で・・・・・・
感じたままにジョーに向かい・・・・・
オーヴァニングを喰らい・・・・
ヒーローに仕立てられ・・・・
良いように乗せられ・・・・・
レイヤはジョーを見つけ・・・・
「今回は何役だ！」
構え・・・・・・
ジョーは無表情に・・・・・
「さあね」
「そも決めたことなど無いよ」
「レイヤ」
「ただ欲しただけ」
レイヤを無視し・・・・
アームズがふよふよと移動し・・・・・
レイヤは其れを見送り・・・・・・
アームズが定位置にいったなと・・・・・
「もっと」
「走る男だと」
「思ったのだがな」
大剣を横に振り回し・・・・・
念術斬撃を飛ばす・・・・
ビルが巻き込まれ壊れ・・・・・・・
崩れ落ち・・・・・
ジョーに向かう斬撃は・・・・
多くのアームズを光とさせ・・・・
多くの無邪気な笑い声が響き渡り・・・・・
レイヤは煙に巻かれ・・・・・・
「また」
「乗せられた」
レイヤは一瞬惚けるが・・・・
即座に気を取り直し・・・・・・・・
構え直し・・・・・
周囲に気を張り巡らせる・・・・・
煙が・・・・・・
動いていく・・・・・・・
レイヤは注意深く見守る・・・・・
ジョーの姿が見え始める・・・・・
右手に水晶を乗せ・・・・・・
水晶が煙を吸い込み・・・・・
多くのアームズがジョーの周囲に・・・・・
無邪気な笑い声が響き渡る・・・・・
そしてビルを支える多くのアームズ・・・・
そして無表情なジョーはレイヤを見つめ・・・・・
レイヤはごくりと・・・・・
二人は多くの電影視聴者の肯定を受けつつ・・・・・
お読み頂き有難う御座います。
