小夜と父さん
宗ごめんね、あんなことして。でも宗はお父さんと私が戦うところなんて見たくないよね?でも宗が今のままだったら確実に殺される。
私にはそんなの耐えられない!だから絶対私が止める。
もう気配がする、倒せないまでも宗には会わせない!
「もう逃げないのか?」
「逃げてなんかないよ」
「宗はどこだ?」
「さぁ?」
「お前のお陰で宗との平和な生活がぶち壊しだ」
「宗を散々悩ませたくせに何言ってるのよ!?あんたのような存在になるともう普通じゃいられない、普通の化物は1人にターゲットを決めて封鎖の世界に引きずり込んで捕食するけどあんたはそれが桁違いに多いはず。大方出張は名ばかりでたくさん殺したんでしょう?」
「お前に理解しろとは言わん」
「したくもない、宗は殺させない!」
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強い‥私が戦った中で1番‥‥
鎖鎌の攻撃でも皮膚に傷すらつかないし片手で全ていなされる。
小夜の攻撃は全て片手で弾かれもう片方の片手で少しずつ小夜を傷付ける。
た
ここまで差があるなんて‥
でも諦めない。あいつは私の能力を知らない。
あいつは私を余裕で殺せると思ってる。
だったらその隙をついてやる!
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「う‥‥!小夜!?」
小夜がいない?
そうか、小夜は俺を気絶させて‥‥
小夜!
俺は急いで小夜を探す。小夜は絶対父さんと戦っているはずだ!
俺にそんな光景は見せたくないからこうしたんだ。
どこだ!?そんなに遠くないはずだ!
小夜!父さん!
しばらく辺りを探すと周囲に傷跡がある。ここいら辺のはず‥‥
いた!
だが俺の見た光景は‥
小夜が胴体を貫かれ、父さんが両目を小夜に鎖鎌で両目を刺されている光景だった。




