2年生
俺がこの力を理解してから狩りは格段に楽になった。
2対1で戦えるので終始有利に進める。
だが実戦経験がまるで乏しいのでやはり小夜が基本的に立ち回り俺がサポートする感じだ。
そして無事今回も化物を倒した。
「やっぱり小夜はさすがだなー」
「ふふーん、あと2、3年は宗にだって負けないよ!」
「まぁ力が出せるようになって改めて小夜の凄さを実感したな」
「宗はまだ動きに無駄があるのよ、それを無くせば私なんか追い越されちゃうわ」
「まぁそれがなかなか難しいんだけどな」
「いいのよ、宗に追い越されたら宗を守れなくてそれはそれで寂しいし」
「俺は小夜を守ってあげたいんだけどな」
「えへへ、それはそれで嬉しい」
「じゃあ帰りましょうか?宗、抱えてあげるからもう能力発動していいよ」
これだけはいつも変わらないな、別にそれくらいなら能力解除しててもいいのだけれど小夜が抱えていくってうるさいから従うことにした。
季節はそれからしばらく過ぎ俺たちは2年生になった。
「はぁ〜、2年生かぁ。あっという間だな〜」
「小夜、お前は2年生というよりもう19歳になるだろ?とっくに卒業しててもおかしくないのにな」
「なーに?大人の私が羨ましい?」
「お前って本当に年上なのかたまにわかんなくなるな‥」
2年のクラスは嫌に豪華だな。2大美女の2人と同じクラスなんて。まぁそれはどうでもいいのだが。
「宗ともまた同じクラスにしてもらったし3年も同じクラスにしてもらおー」
「闇の権力をそんなどうでもいいことに使うとは‥」
「フフッ、私にとっては大事なのだ」
「てか俺はその便利屋ってのに会ったことないなぁ」
「私としてはあんまり会わせたくないかなぁ、だって宗がそっちの道に染まるのは私的に嫌だもんねぇ」
「その便利屋への見返りって何払ってんの?」
「え?勾玉よ」
「は?大丈夫なのか、それ?」
「あっちはあっちでいろいろ調べてるみたいねぇ」
「なんか怪しい感じしかしないな」
「まぁ私たちが強いといっても所詮は化物よりも身体能力は劣るし能力も個人差あるしそっちの勢力に抗えるほど強くないしね、どうにもできないこともあるよ」
まぁ確かにどこかに属していた方が後ろ盾があるしそちらの方がいいのだろう。




