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誓い

「俺も小夜の事好きだよ」


え?ウソ?そうだったの?私の一方通行だと思ってた。宗には私しか頼る人がいなくて仕方なく私といると思ってた。


何より最初正気じゃなかっとは言え宗を殺そうとしたし‥‥


「本当に本当‥?」


「こんな事で嘘つくかよ?」


「だって宗からはそんなの全然言ってくれないし‥」


「これでも俺情けなくて仕方なかったんだぜ?いつも小夜が傷付いて俺は見学。対等でもなんでもない。守られる立場の俺がそんなこと言っても小夜は自分に捨てられない為に言ってるんだと勘違いさせそうでなかなか言えなかったんだ」


「そんな‥‥宗を捨てるはずないじゃん」


「ああ、あの女との事でしっかりわかった。小夜はそんなのな掛け値無しで俺を守っていてくれたんだって」


「当たり前じゃん、宗がいたから私は今ここに居る、自暴自棄になったのも宗のお陰で乗り越えられた」


「私それまではもう今の生活に耐えられなくなってどうでもよくなってたんだ。だけど宗に出会ってそれが変わった。宗のお陰なんだよ」


「じゃあお互い様だな、小夜。こんな俺でもいいか?」


「うん!無理に強くなろうとしないでいいよ、私が宗を守るから」


「ハハッ、なんかやっぱり俺情けないな」


「私が年上なんだから宗をリードしてあげる」


宗、私の大切な人。

先生、あなたの時は守られる側の私だったけど今度は私が守る番。

絶対に宗を守るよ、何があっても。

少し先生に近づけた気がした。


「宗、今夜は一緒に寝よう?」


「はぁ?お前いきなり何言うんだよ!?怪我してるだろ!」


「え〜、何を勘違いしてるのかなぁ?宗は本当にエッチだねぇ」


「お前が勘違いするような事言うからだろ!」


治ってきたとはいえ、流石に火傷だらけの体宗に見せられるわけないじゃん。

でもちょっと残念だなと私も思ってる。


「宗がいると安心できるからお願い」


「たくッ、わかったよ」


「テヘヘ」


「宗、好きよ」


「ああ」


「宗も言って!」


「小夜、好きだ」


「ありがとう」


私は宗の唇にキスをして一緒に眠りについた。


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