表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/146

黒髪ツインテールさんとの一時 3

黒髪ツインテールさんのずれた注意で緩んだ空気もつかの間、直ぐにチャラい男が黒髪ツインテールさんに向かって凄みます。


「あぁ? 訳わかんねぇ事言ってんじゃねぇぞ」

「訳わかんねぇ事言ってないぞ! おれは日本語喋ってるぞ!」


うっ、唾……ここまで飛んで来てますね。

ダメですよ? 話す時はそこら辺の事を気を付けないと、嫌われてしまいます。

あと、黒髪ツインテールさん、煽らないで下さい。

チャラい男、額に血管浮き出ちゃってます。


「あの……取り合えず、何があったか説明してくれませんか?」


このままだと埒があきません。

ここは私が口を挟みましょう、って事で話しました……そしたら。


ガッ!

って感じで私の胸ぐらを掴んできました。

女の胸ぐら掴むとか、色々とダメダメな男ですね。


「あぁ? うっせぇボケ、女は黙ってろ!」


……やれやれ、こんな風に怒号を浴びせられてたら、解決できる物も出来ないですね。

と言うか、こうやって胸ぐら掴まれたのって何時振りでしょうか?


……まぁ、その話しは今度で良いでしょう。


「あっあの! ぼっぼく……はっ話します!」


その時です。

チャラい男の後ろにいる絡まれた人が怯えながらですけど、口を開きました。


おぉ、ナイスな勇気ですよ


「あぁ? テメェは黙ってろ、口開くな!」


……まずは、この方を黙らせましょうか。


「すみません、静かにしてください」


チャラい男に私は、にっ、と笑って見せた。

但し、目は笑ってません。


相手を威圧しながら言いましたからね……本当の笑みじゃありません。


「……っ」


あ、黙りましたね……やれやれ、これで話を聞けますね。

あと、胸ぐらを離してくれれば助かるんですけどね……これじゃぁ、服が伸びちゃいます、お腹も出ちゃってますし……恥ずかしいです。


なんて思いを抱きながら、ヒョロい男さんの話を聞いていきます。


それを聞いて私は、「え、そんな事で絡んだんですか?」そう思いました。


その内容を話すとこうです。

ヒョロイ男さんは格闘ゲームをしていた、そしたら挑戦者が現れたそうです。


それは、チャラい男の事ですね。

で、対戦をしました。

その結果、ヒョロい男さんが勝ちました。

で、チャラい男が機材を蹴って怒号をあげた後、絡まれたそうです。


はい、つまりあれですね。

このチャラい男は……対戦に負けて怒って絡んでいると言う事になりますね。


……だっさい男ですね。

ゲームに負けて本気で怒る? 小学生ですか?


そう思いながら軽蔑の目でチャラい男を見てると。


「あぁ? んだその目はよぉっ! 女の癖にそんな目、してんじゃねぇぞ!」


チャラい男は腕を振り上げます。

やれやれ、手を上げますか……呆れて物も言えませんね。


暴力はいけないので、殴られる寸前で手首を掴んで無力化させましょう。


内心怒りが沸いてますが、冷静に考えます。

ここで私も手を出すと、このチャラい男と同類になっちゃいます。

だから、手を出さない様にしないとダメです。


そう考えていると、血走った目をしながら、チャラい男は拳を握り、私の顔面目掛けて拳を当てに来ました。


と、その時です。


げしっ!

小さな足が、チャラい男の脚を蹴ったのが見えました。


「おいっ、女の子に手を出したらダメだって母ちゃんに習わなかったのか!」


その次に声が聞こえて来ます。

この声は……くっ黒髪ツインテールさん!? なっなにしてるんですか!


「あぁ、なんだチビ、喧嘩売ってんのか?」


チャラい男は私の胸ぐらから手を離し、その娘に近づいて行きます。


「ちょっ、その娘は関係ない……」


焦った私は、直ぐに黒髪ツインテールさんの前に行こうとしました。

ですが……。


「お姉さん、大丈夫か? 怪我してないか?」


この言葉で、私の足が止まりました。

……え、もっもしかして……心配してくれたんですか?


「きしし、見たところ怪我が無いな。安心したぜ!」


小さな八重歯を見せながら笑う黒髪ツインテールさん。


……はっ! 足を止めてる場合じゃありません。

はっ早く助けないと!


「おい、デカブツ! 格ゲーに負けたからってキレんなよ! きっとあれだろ? 適当にボタン押しまくったんだろ? ダメだぜそんなんじゃ、せめて簡単なコンボ攻撃を……」


その時です。


「ごちゃごちゃうっせぇよ。俺はな、キレると女でも容赦はしねぇぞ?」


そう言って、黒髪ツインテールさんの胸ぐらを掴みます。

チャラい男とその娘の背丈は凄く違うので、その娘は持ち上がります。


「え、わっ……なっなんだよ! おっ降ろせよ!」


わたわたしながら喋るその娘、目が涙ぐんでます……。


それを見た私は、ぷつんっと何かがキレました。


「すみません、離して下さい」


チャラい男の側に辿り着いた私は、彼の手首を掴んで言います。


「あぁ、またお前か、後で相手してやっからさっさと失せろ」


……別に私に暴力とかなら大抵は笑って許してあげたんですけどね。


他の人が恐い目にあってるとなれば話しは別です。

ましてや、泣かせる? そんなふざけた男にはキツい制裁が必要ですよね?


「良いから離せっていってんですよ……」


私はそう言って、軽くジャンプをして男の脳天目掛けて……。


ガツンッ!!

と、肘打ちをかましてやりました。


「ぎゃっ!!」


変な声をあげた男は目玉が上向きになって倒れて行きます。

その時に、黒髪ツインテールさんは離されました。


その娘は、ぺちゃっとお尻から落ちました。


「いてっ!」


ふぅ、黒髪ツインテールさんは無事ですね。

さて後は、このふざけたチャラい男をどうにかすれば……万事解決ですね。

チャラい男がヒョロい男さんに絡んだ理由……あれ、僕が小学生だった頃の実話を盛った話でございます。

あの時は怖かったなぁ……。


今回も読んで頂きありがとうございました。

次の投稿日は18日0時になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ