表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/146

きたる金髪、荒ぶる私 2

あれから恵さんが「あたし、これからお店手伝うよ」と言ってスタッフルームに行き、着替えて戻って来ました。


普通のお店の制服が卑猥(ひわい)に見えます、だって大きな2つのお山と谷間がありますもの。

男性客はそれを見て「おぉ……」と小さな声をあげます、私はその客にたいして睨んであげました、そんなに巨乳が良いんですか? そんな想いを込めて。

そしたら全員がビクッ! と身体を震わせショッピングを続けました。



で、今は恵さんを見る人はあまり居なくなりました、まぁそうですよね、あの胸なんです、見るなって言う方が無理ですよね、所詮は脂肪の塊なのに。


「胡桃顔が怖い」

「失礼ですね、そんなに恐くないですよ」


はい、今にも個人的な嫉妬心で爆発しそうな私は営業スマイルで接客業をしています。


ですが、どうやら皆さんはこの顔が恐くて仕方無いみたいですね、ほんと失礼です。


と、そんな事はさておきこの作業が終わったら商品補充、次はウォークインの清掃ですね、やる事が多いですね。

あら? 長門さんが首に手を当てましたね、何かあったんでしょうか?


「っ、首が痛い、あの時絞められたからだ……怪力胸ぺったんめ」

「何か言いやがりましたか?」

「なっなな、何も言ってないぞ!」


ガサガサっ……。

前だし作業をしていると隣で不愉快な言葉が聞こえたので軽く睨んでやると長門さんは怯えて何処かへいっちゃいました。

まったく、長門さんが居なくなったら私一人で作業しなくちゃいけないじゃないですか。


「恵さん手際良いですね、長門さんも負けて無いですけど」


じぃ。

商品棚の影からレジを見てみると素早くてを動かしてレジ打ちしてます。

私、コンビニバイト経験は長めですけど、あそこまで速くは出来ないですね、余程手際がいいんでしょう。


と、見てる場合じゃありませんね……私も手早くやりましょう!




「ねぇ、恵」

「なに、今仕事中なんだけど?」


おはよう、七瀬です。

今女神が降臨して私のテンションは爆上がり状態なの……なんと言うか生きてるって実感してるわっ!


「冷たいわね、ツンデレ?」

「違うし、話し掛けんな」


あぁ冷たい態度、目すら合わせてくれない、でも私には分かるわ、これからデレると言う事をっ!


「ふふ、相変わらず私にだけは冷たい態度をとるのね」

「はぁ? あたり前だし……あんた、どんだけあたしに変態行為したと思ってるのよ」


あぁ、冷たい視線を向けてくれた……嬉しい、嬉しいわ恵、流石私の好みを分かってらっしゃる。


「気持ち悪い笑顔向けないでくれる? ほらっ、お客さん来てるよ」


これはあれだわ、きっと誘ってる……間違いない! おっと、そろそろ解説しないといけないわね。


今隣にいる金髪巨乳の女の子は日向 恵よ、以前胡桃と話した時に説明したから分かると思うのだけど改めて説明するわね。

とっても可愛い娘よ! 冬休みだから地元に帰ってて今日やっとここに帰って来たの、これは後でたっぷりイチャイチャしないといけやいわね、たっぷりその柔らかいおっぱいを揉みし抱いてあげるわ……ふふっ。


「ふふふ」


微笑みながらレジで待つお客様の方に向かう私、何故かお客様が引いてる気がするのだけど、気のせいよね?


「じゃ、あたし胡桃さん手伝って来るから」


っ! いっいけない、せっかく帰ってきたんだから仕事中でもイチャイチャ……もとい交流したいのに!


「私を独りにする気?」

「お客様がいるでしょ? 独りじゃないじゃん」

「私は貴女がいいのだけど?」

「そんな熱い目向けないで、私はノーマルだから」


苦笑しつつの困った表情、これもそそるものがあるわね。

と、ここで説明しておくと恵は胡桃と違って私がどんな娘なのか分かってるの、初めてあったときは割りと接近してたのだけど私の正体を知った瞬間距離を取ったわ。


まっ、それはそれで私にとってはご褒美なのだけど。

と、そんな事はさておき……恵をなんとかしないと……ってもう行ってしまったわ。


仕方無い、そろそろ長門を呼んでこよう、呼び方は童話の様に白馬で向かえに行きたいのだけど、流石にそんな事出来る訳がないわ、と言うか店内に馬は持ち込むのはダメだもの。


でも、それをするなら特別な場所、特別な状況でしたいわね、いつかやってみようかしら……ふふふ。


「いらっしゃいませぇ」


と、そんな事を考えがらのレジ打ち。

あぁ早いとこお客様が途切れてくれないかしら? そうなったら直ぐにでも胡桃と恵の所へ行けるのだけど……やっぱりダメね、仕事中だと上手く事が運ばないわ。


仕方ない、こうなったら遠くから胡桃と恵の様子を見ながら仕事をしよう。

そう言えば長門はどこに言ったのかしら? 胡桃に睨まれて何処へ行ったきり姿を見せないわね。


まぁ直ぐに戻って来るでしょう、そう思ったら安心したわ。

さぁ心置きなく見せて貰うわ、胡桃と恵との初めての共同作業の様子をねっ!

急な視点変更して戸惑ったかもしれないね、ごめんね。


とはいえ、やって来た日向 恵さん。

金髪巨乳JK……テンプレ過ぎかなぁ、と思いつつもいつもの感じで騒がしい物語を書いてみました。


今回も読んで頂きありがとうございました、次回の投稿日は6月15日0時になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ