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荷物と糖分補給の薦め 3

午前10時、コンビニを出て正面にある商店街を突っ切った所にある駅から電車に乗り3駅、その駅に降りてその街のお洒落なお店が並んでいる所を歩いています。


いやぁ凄いですねぇ、と言うか私場違いじゃないですか? 隣で私の腕を組でる七瀬さんはそれはもうお洒落な冬服を着て、お洒落なバックを肩にかけていますが……私は安物の服ですよ? バックも安物ブランドです! 安物が悪い訳じゃないんですが、さっ流石に恥ずかしいですよ、こっこんな事なら長門さんに貸して貰った服を着てくれば良かったぁ。


「どうしたの? なんで俯いてるの?」

「自分のセンスの無さに嘆いてるんです……放っておいて下さい、あと七瀬さん? 腕組むの止めてください、恥ずかしいです」


そう言っても七瀬さんは微笑むだけで離してくれません。


「迷子になるといけない」

「私、大人ですから迷子になんてならないです」

「そう、でもダメ」


イジワルですね、まぁ腕を組んでくるくらい別に良いんですよ? ただ周りの目が集中するんですよ、それはもう私と七瀬さんをガン見してるんです。

だから物凄く恥ずかしいんです! くぅかっ顔が熱い、絶対今顔が真っ赤ですよね? それを街行く人に見られちゃってるんですよね? はっ恥ずかしいぃぃっ。


「少しイタズラが過ぎた、ごめん」

「はっ初めから素直に離れてくださいよ!」


やっと腕を離してくれた七瀬さんは舌をぺろっと出して謝ります。

だけど申し訳なさを感じません、むしろ小悪魔の様な笑みをして見てきました。


七瀬さんって、かなりイタズラが好きな人なんですかね? いっいつか仕返ししてやりますか、ふふふふ。



「胡桃、今行きたい場所はある?」

「んー、東京は初めてですからね、思い付きません」

「じゃぁ服屋とか、アクセサリー屋とか、何かない?」


あれからお店が並ぶ通りを歩いてたら七瀬さんが話を切り出してきました。

行きたい店ですか……言った通り私は東京に来たのは初めてですから何にも思い付かないんですよね。

服とか見に行くのは良いんですけど、流石に所持金1万円じゃダメな気がするんです、だって東京の物価って高いじゃないですか? 1万円なんて一気に消し飛んじゃいます。

だから服はまた後日にします、暫くはシメムラブランドで我慢です! いつか必ず東京で服を買ってやります。


「……んー、あ」


と、そんな事を考えていたら突然ふと思い付きました、あったじゃないですか行くべき所が!


「七瀬さん、デパートに行きましょう!」

「構わないけど、何か買うものがあるの?」

「はい、必要な物があるんです、荷物には入っていませんでしたから」


あれが無いのと有るのとでは今後に関わりますからね、あれは私にとってとても大切な物なんです! という訳で、私と七瀬さんはデパートに向かいました。



デパート1階、そこで私は探し物をしました、それは直ぐに見つかりました。


「ふふふ、ありましたよ私の欲しい物が!」


それを天に掲げ微笑む私、この見た目、この手触り……素晴らしいの一言につきますねぇ。


「胡桃? 本当にこれが欲しいの?」

「はい! 私この飴好きなんですよ」


四角のプラスチックの箱にナイロンで包装された物、その中には小さな正四角形の塊が沢山あります、ふふっふふふふ、あぁ美味しそうですねぇ。

蕩けた顔でそれを見ていたら七瀬さんが、ちょんちょんと私の肩を叩いてきました。


「これは角砂糖、飴じゃないわ」

「はい! 確かにそうですね、でも私にとっては飴なんです」

「訳がわからないのだけど?」


疑問に満ちた表情の七瀬さん、これと同じ顔を私のおかぁさんもしていた気がします、なんでそんな顔をするんですかね?

まぁいいです、さっさと買ってしまいましょう、そして早く食べましょう! 私、いつも角砂糖(あめだま)を持ち歩きますらね、これがないとダメなんですよ。


「七瀬さんも買いますか?」

「私は買わない」

「えぇ!? こんなに美味しいのに買わないんですか?」

「えぇ」


あっあれ? なんか不思議な物を見る目で私を見てくるんですけど、なんでです?

そんな疑問を抱きつつ角砂糖(あめだま)を購入、そしてデパートを出て早速1つ口に頬張りました。


「あまぁい」

「ダイレクトに角砂糖を口に含む人、初めて見た」

「えぇっ、嘘ですよね? こんなの常識ですよ常識!」

「胡桃の言う常識は私には理解できない」


むぅ七瀬さんは変な人ですね、これが理解できないなんて、まぁ後々角砂糖と甘味の凄さを教えていけばいいでしょう。

と、買い物を終えた私と七瀬さんはデパートを出てお散歩を再会します、次はどこに行きましょうかね?


あっ、あの角砂糖(あめだま)はきちんと私のバックにいれました、形も良くて美味しくて持ち運びがしやすいなんて凄いですよね? 料理にも使えますし、そのまま食べても美味しい! 素晴らしい食品だと思います、ほんとうに角砂糖を作った人は天才ですねぇ。

角砂糖はそのまま口に含まずコーヒーとかに入れてくださいね? 口の中が暫く甘ったるくなってしまいますよ?

自分で書いててなんですが、胡桃さん……あんたも変な人です。


今回も読んで頂きありがとうございました。

次回の投稿日は5月22日0時になります。


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