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荷物と糖分補給の薦め 2

「それは大変だった、はいお砂糖」

「はい、本当に災難だったんです、あっ、有難うございます」


現在午前7時、七瀬さんと朝食を取っています。

実はあれからあんまり寝れなかったんです……で眠たいまま朝を向かえて眠た眼でお着替、そしたらまたインターフォンが鳴って「今度は誰ですか」と、うんだりした気持ちでモニターを見てみると、そこには七瀬さんがいました。


どうやら起こしに来た様で、その流れで「一緒にご飯食べよ」となって今は七瀬さんと朝食を食べています。

朝食のメニューは目玉焼き、ベーコン、トースト、コーヒーです。


因みに今七瀬さんの部屋にお邪魔してます、私の部屋は荷物でいっぱいですからそうなりました。


七瀬さんの部屋はとても清潔感に溢れていました、白いカーペットが敷かれた床にはゴミなんて1つも落ちてませんし、テーブルもピカピカと輝いてますし、本棚に入ってる本も1巻から順番に入れていてます。

でもあの本のタイトル、見たこと無いですね、"百合の華が満ちる刻"ってどんな本なんでしょう? きっとタイトルからして綺麗で楽しいお話なんでしょうね、今度貸してもらいましょうか?


それはさておき今、小さな円柱型の入れ物に入ってるお砂糖を取って貰った所です、ふふふ……やっぱり目玉焼きにはお砂糖が一番合いますよねぇ。


「胡桃、お砂糖掛けすぎ」


ん? 七瀬さんにそう言われて目玉焼きを見てみます。

そこには山盛りのお砂糖が掛けられた目玉焼きがありました。


「別にそんな事ないですよ?」

「そう」


目玉焼きってこれくらいお砂糖掛けた方が美味しいんですよねぇ、ふふふぅ、しかもこの目玉焼きは半熟ですから尚美味しいですよ。


ぱくっ、ざりっ……。

箸で切って食べてみると、とろっとした半熟の黄身とお砂糖の甘さがマッチしてます、あぁザラザラした舌触りが最高です。

そしてっ、この突き抜ける甘さが……あぁぁっ身体が震えてしまいますぅ。


「おいひぃ、ふふっふふふ」


こんなの蕩けきった顔が出てしまうのも仕方無いですね……もうちょっとお砂糖足しましょう。


「まだ掛けるの?」


そしたら七瀬さんが心配そうに私を見てきましたね。


「え? これくらい掛けないとダメでしょう?」


だから心配は無用ですよ? と意味を込めて微笑む私。


「そう、かもしれない」


そしたら向こうも笑ってくれました、でも若干横向きなのはなぜなんでしょう?


「ねぇ胡桃、今日はどうするの?」

「そうですね、朝食を食べたら荷物を整理します」


もぐもぐーー

ベーコンを食べる七瀬さん、上手いことナイフとフォークを使って食べてます、綺麗な食べ方ですね。


と、関心して私は箸で目玉焼きを切ってパクリっ、私がナイフとフォークを使えばきっとマナーもへったくれも無い食べ方になるんでしょうね。


「それ手伝って良い?」

「え?」


なっなんか、物凄く真っ直ぐ見つめられて言われたんですけど。



「えと、手伝って貰うのは嬉しいですけど、いっ良いんですか?」


七瀬さんとは会ったばかりの人だし少し気が引けますね。

でも手伝ってくれると助かるのは事実、と言ってもそんなに荷物は無いんですけどね。

精々服と少しの小物と本だけですし……あっ! あと財布とかもあるんですかね? 私……連れ去られましたからお金なんて持ってないですよ?


「良い、折角のお休みだから速く終わらせて2人で遊びにいこ、私が案内する」

「そっそうですか、じゃぁよろしくお願いします」


純粋な目でそんな事を言われてしまっては断れません。

荷物も見られて困る様な物はありませんし、少し申し訳ない気持ちはありますけど手伝ってもらいましょう。



と言うわけで食事を済ませ、荷物整理をしました。

やっぱり2人だと荷物整理が速く済みました、お陰で午前中には終わっちゃいました。

服はきちんとクローデットに、本はきちんと本棚に、小物は目が付きやすい所に綺麗に置きました。


あっ、財布もきちんとありましたよ! お金も入ってました、そしたらそこにメモが挟んでいたんです、そのメモにはこう書かれていました。


"お金を郵送するのは何かと面倒臭いので私のポケットマネーを1万円をいれておいた、感謝するように! きちんと給料日の時にその分のお金はさっ引くからそのつもりで! あと口座の事なんだが専用の口座を作っておいた、これでお金の問題は解決したな! By長門"


手が速いですね、と言うか三が日って銀行しまってませんか? まさか自分の権力を生かして何とかした感じですか? まっまぁ……長門さんには感謝しましょう。


「胡桃の着る服はどれも可愛い」

「っ! とっ突然何を言うんですか!」

「照れてる」

「照れてません!」


なっ七瀬さん、にやにやしないで下さいよ。

その服、全部中古なんですからあんまり誉めないで下さい、顔が紅潮しちゃいます。


「じゃ、行こっか」


私の側に寄って腕を組んでくる七瀬さん、そう言えば七瀬さんって何かとボディタッチして来ますよね? 何ででしょうか? 嫌じゃないんですが……恥ずかしいです。


「顔真っ赤、可愛い」

「なっなななっ! それは七瀬さんの姓ですよ! くっついたから暑くて顔が紅くなってるんです! それ以外理由なんて無いです! って、笑わないで下さいよっ」


必死の弁解も七瀬さんの柔らかな微笑みでからかわれちゃいました、くぅっ恥ずかしい。


そんな羞恥心を得ながら私と七瀬さんは暖かい格好をして外へ出ました。

2人で外へお出掛け、しかも私にとっては初めての東京への外出、つまりは大都会のお散歩。

色々期待してしまいますね、よしっ! 七瀬さんに頼んで甘い物が人気のお店に連れて行って貰いましょう、そんな意気込みを強く抱きつつ外出が始まります!

砂糖大好き胡桃さん、皆さんは糖分の取りすぎにはご注意を。

そして、胡桃さん……危機感を持ちましょう。


今回も読んで頂きありがとうございました。

次回の投稿日は5月19日0時になります。

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