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第6話 現状と人間さんの噂

何時の間にやら5ヶ月経ってました……


何とか短くまとめようと思って行き詰ってしまい、投稿が遅れました……

前にも書いた様な気がしますが、実験作なんで感想次第で長くも短くもするつもりですが、今の所短い話にする予定です。

最終的に大雑把ダイジェスト?的な物になるかと。


では、最新話どうぞー。

クロマ達が調査隊を帰還させてから1ヵ月後。




―――


「早いですねー。もう1ヶ月以上経ちましたよー」


「……」


「そうですねー、忙しいと時間が経つのが早いですねー」


この1ヶ月間、少しずつ訪れる人間さんが増えたため、レベルも上がって仲間も増えました。


現在のステータスはこんな感じです。


――――――――――――――――――――――――

クロマ  Lv41


HP6750

MP7650


スキル


魔物創造 黒魔法 闇同化 暗黒武器 植物創造 経験値配分 操術糸


称号


黒灯の魔王 魔に愛されし者 眠りし力を引き出す者 草木に愛されし者 深淵に招きし者


――――――――――――――――――――――――

1ヶ月で少しずつレベルアップした結果スキル2つと称号1つ手に入れました。


スキル、称号説明。


経験値配分:ダンジョンさんの中で得た経験値を一旦私に集めて皆さんに配分できるスキルです。これで戦闘に参加しない生産組方達もレベルが上がります。まあ、たまに生産組の方達も戦いますが。


操術糸:命の無い物を操れます。例外として命ある石像などは本人の許可があれば操れます。操る以外にも感覚を繋げる事ができるので結構汎用性の高いスキルです。


深淵に招きし者:人間さん達を引き込むようになった事で付いた称号です。人間さんがダンジョンに入りやすくなります。恐怖無効・混乱無効・幻術強化。


こんな感じでしょうか?


あ、そういえば魔物さんも結構増えたのですよ。


ガーゴイル(名:ガルディアさん):命ある石像です。防御特化で最後の門番さん。(私達の普段住んでいる最奥のフロアを守護してもらっています)たまに奥に来た人間さんの相手もします。許可をもらってスキルの練習のために操らせてもらう事もあります。


リザードマン(名:グラードさん):増えてきた魔物さん達のリーダーをやってもらっています。さすがに私1人で全ての指示ができるわけではないのでお願いしています。(そもそも私は指示を出すのが苦手なので本当に助かっています)眷族の皆さんがいます。


リッチ(名:ディルスさん):適当にダンジョンさんの中を徘徊して人間さんを殺す自由人な死神さん。人間さん達から恐れられているそうです。魔王の私より圧倒的に知名度の高い人。私、あんまり怖く見えないんですかねー……


ゴースト(名:ランテさん):カンテラ大好きな幽霊さん。たまに私のカンテラを物欲しそうに見ています。ディルスさんと同じようにダンジョンさんの中を徘徊していますが基本的に殺すより驚かす方が好きみたいです。眷属の皆さんも大体同じ性格のようです。


ミミック(名:トトさん):生産組の方達の作る品物が大好きなトラップ宝箱さん。よく人間さんを食べるのでダンジョンさんがライバル意識を持っているそうです。宝石が体内で作れる隠れ生産組さん。


アカリボタル(名:ゲンさん):蛍型の魔物さん。私以上の幻覚使い。ゲンさんの眷属の皆さんとゲンさんは常に行動を共にしています。集団で相手を惑わし殺す暗殺者さん達です。


スケルトン(名:ソルジェスさん)グラードさんやゲンさんと同じく眷属の方が沢山いるのですが、基本バラバラで行動しています。といっても3~4人のグループで行動する事もあり、必要な時は指示を出して眷族の皆さんと連携して戦っています。

スライムさんの次に縁の下の力持ちな人。


シャドウドラゴン(名:カルマさん)何故か卵の状態で出てきて生まれた赤ちゃんのドラゴンさん。やんちゃな性格で悪戯大好きな魔物の皆さんのアイドル。よく私の背中にくっついてきます。可愛らしい子です。


とまあ、大体こんな感じでしょうか?


そういえばディルさんやラムリスさん、こだまさん、マタムネさんなどの魔物さん達も眷属ができました。


魔物創造の劣化スキル眷属創造で眷属の皆さんを作るのですが、どうやら作った人と眷属の方は似るみたいですね。

本人達はアイコンタクトで意思を伝えられるらしいので結構便利だと言っていました。


「いやー、こう考えてみると結構大所帯になりましたねー」


「……」


「そうですねー。生活もずいぶん楽になりましたねー」


生産組の皆さんとダンジョンさんが頑張ったおかげで大分生活が楽になりました。


生活に必要な部屋と家具はダンジョンさんが生活必需品、食事、服などは生産組さんが。


あ、実はゲンさんとソルジェスさんが組んで人間さんから家畜を奪ってきたおかげでダンジョンさんの中で家畜も飼育してるんですよ。


飼育を担当しているのはマタムネさんの眷属さん。


鳥、豚、牛など基本の家畜やマタムネさんの眷属さんが取ってきた魚の生簀があります。


シェーネさんの植物育成も順調に進み、豊富な果物と野菜が常に新鮮な状態で取れます。


おかげで食事が本当に豊かになりました。

ダンジョンさんのレベルも上がったおかげでとっても広い部屋ができますから家畜部屋や植物部屋も十分な広さがあり、大所帯でも食料が有り余るくらいになりました。


まあ、ある程度レベルが上がると全員眷族創造を持つようなので作れる魔物さんの種類が増えるたびに一気に眷属さんも増えると思った方がよさそうです。

なので食料はいくらあっても良いでしょう。保存の問題がありますが……


あ、ちなみにスライムさんのは眷属創造ではなくスライム固有スキルの分裂です。

スライムさんはレベルが一定以上になると進化するようなので魔物としてはちょっと特殊な分類に入るみたいですね。


「私達の現状はこんな感じでしょうかー?そういえば人間さん達の町はどうなっているのでしょうか?」


「……」


「ゲンさんの眷属さん達が一部偵察に行ってるんですよね?どうだったのですかー?」


ゲンさんは喋れないのでダンジョンさんに報告します。

他にもガルディアさんとソルジェスさんとトトさんが喋れません。

ディルスさんも声帯がないので喋れませんがあの人は念話ができるので会話ができます。


「……」


「そんな事になっていたんですねー……まさか2ヶ月で死んじゃうなんて、どんな魔王だったんですかね?」


どうやらここから一番遠いダンジョンの魔王さんが人間さんに殺されたみたいです。


魔王はかなり強いステータスを持っているはずですが、レベルを上げなかったのでしょうか?

人間さんは確かにレベル1でも簡単に殺せますが、中には強い人もいそうですし数も圧倒的に多いですから油断したら殺されると思うのですよ。


「……」


「はぁー、ダンジョンの外に出て人間さんを侵略し始めたのですかー」


その魔王さんはダンジョンを拠点としてダンジョンの外に出て人間さんの国を侵略していったみたいです。


ダンジョンの外で人間さんを殺した場合、自分しかレベルが上がりません。その代わりダンジョンに行かない分、自分が多めに経験値をもらいます。


それと、これは私の気のせいかもしれませんが、ダンジョンさんの外で戦うより中で戦う方が動きやすい気がします。

魔神さんの言っていた魔王とダンジョンは繋がっているとはこの事なのでしょうか?

分からない事が多いのですよー。


話がずれましたが、魔王さん達は略奪をしながら大きくなっていったそうなのですが、人間さんが国同士で連携して魔王さん達と戦ったそうです。


結局、ダンジョンの外に出た魔王さんは圧倒的な数の人間さん達による猛攻で少しずつ数を減らし、最後は勇者って呼ばれている人に殺されたそうです。


「勇者ですか……やっぱり強いんでしょうねー」


「……」


「魔王と同じくらいですかー、まぁそれくらい強くないと勇者って名乗れませんよね」


「……」


「へー、やっぱり聖剣ってあるんですねー。一度でいいから持ってみたいです」


「……」


「え?持ったら腕が消滅する?物騒ですね……魔王が持てたら聖剣じゃない?それもそうですねー」


勇者がどの程度の強さかは流石に噂だけじゃ分からないので、情報収集の手段を増やさないといけませんねー。

確実に魔王を殺しに来ると思いますし、敵の情報は必須です。

私はまだ死にたくありません。


「勇者の件についてはとりあえず今は噂集めしかできませんし、ゲンさん達に頑張ってもらいましょう」


「……」


「そうですねー、早々に対策したいですねー。でも今、私達はレベル上げするくらいしかできませんし頑張りましょう」


レベルも上がれば作れる魔物さんも増えると思いますし、自身も強くなって勇者に対抗できるようになると思います。


今は……ちょっと勝てる自信がありませんが、死にたくないですし皆さんも死なせたくないです。


目標は勇者を倒すまでは難しいと思うので撃退くらいは出来るといいですねー。


「さあ、殺されない為にも頑張りましょうかー」










人間さんに噂が広まってから1ヶ月の出来事のまとめでした。

地味に今回の話の中にはスライムさんがいたのだけど文には書かず。

完全に椅子になっております。

―――

噂で流れてきてた勇者の影。そして他の魔王はどう動くのやら。

とにかく戦力増強と情報収集なクロマさんです。

―――

では、感想お待ちしてます。

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