六話。スキル
結局俺は性別を変更した。
固有種族を捨てるなんて事は俺にはできなかった。
次はスキルの選択だ。
剣術、刀術、槍術、斧術、拳術、弓術、短剣術、魔術等のたくさんのスキルの中から1つ選んでゲームを始める。
また、このゲームでは所持しているスキルによって選べるジョブが変わるシステムになっていて、武器系統のスキルだと〇〇使いのジョブが選べる、と言うふうになっている。スキルは使用することでレベルが上がり、スキルレベルにあわせてジョブレベルもあがる。
スキルレベルとジョブレベルが上がるとレベルに応じて動きや攻撃力に補正がかかる。
このスキルの補正とジョブの補正は別物で、それぞれで補正がかかる。
例)剣術スキルのジョブ・剣使いを選んだキャラが槍術スキルを得てレベルを上げても同じレベルの槍使いの方が槍の攻撃力は高くなる。
また、スキルレベルが上がるとアビリティと呼ばれる技?が使えるようになる。
スキルが無くても剣を使うことはできるが補正やアビリティが使えない。
経験者なら大丈夫かもしれないが補正やアビリティがあれば更に強くなれるためスキルを持つに越したことはない。
ジョブレベルを10にすると上位職が選べるようになる。
レベル10になったスキルをランクアップさせるか別のスキルを選んで転職クエストをクリア出来れば上位職になれる。
例)剣使いをレベル10にして剣術スキルを選ぶと上級剣術にランクアップしてジョブ・剣士が選べる。クエストの成績などによって〇〇流剣術スキル、ジョブ・〇〇流剣士になる可能性もある。
剣使いをレベル10にして魔術スキルを選ぶとジョブ・魔導剣士が選べる。
俺は何にしようかな~。
剣術かな~
刀術もいいな~
おっ!大鎌術?これもいいな~
魔術スキルはいらないかな。
このゲームの魔術師はすごく難しいのだ。
まず、魔術スキルを獲れる種族が少ない。
魔力出力というステータスがあり、これが一定以上無いと魔術スキルは使えない。
ヒューマン魔力型、エルフ、フェアリー、一部の魔人のみがこの条件を満たす。
それ以外の種族は魔力を放出するための回路が細く、魔術として発現出来ないという設定だ。
次に魔術について勉強しなければ使えないというのが理由だろう。
DDWの魔術は魔力を動かして図形のような術式を書き、そこに魔力を流さなければ発動しない。
この術式の法則性、組み合わせを覚えなければ魔術が使いこなせないのだ。
最後に魔力操作の難しさがある。
魔力を動かす、放出するといった現実には無い感覚に適応できる人はかなり少ない。
または、ゆっくりとしか出来ない、落ち着いてやらないと無理、といった戦闘で使うレベルまで魔力を操れないこともある。
以上の理由から魔術スキルはあまり人気が無い。
刀術にしようかな。
KATANAっていいよね。
ん?小太刀術?
なんだこれ?
―脇差し、小刀などを扱うスキル。
脇差しって短い刀みたいなやつか?
面白そうだな。これにしよう。
あと固有とレアを1つずつ選ばなきゃ。




