二話。母さんと似非関西弁教師・歓崎正吉
最初なので1日一話
「イブくーん!」
「おはよう。母さん」
俺の母さんは美人だ。
何歳か知らないが女子大生に見える。
テレビや映画でも見れないような美女だ。
そんな母さんはいろんな会社の社長をやっている。らしい...
家は一見かなり大きい家だが、実際は地下七階まである謎物件である。
地下七階って...
何がある階か俺は知らないが母さんによると錬金術などの研究をしているらしい。
...そろそろ現実逃避も限界だな。
朝飯が1cmの謎の立方体だと言う運命は変わらない。
「イブく〜ん。母さんの料理食べて〜」
「母さん...これ何?」
「よくぞ聞いてくれました!!これは私が錬金術によって豚肉を分解して牛肉に限りなく近いものを作ろうとしているときに思い付いた画期的な料理なのよ!」
「料理じゃない!これは料理じゃない!これは絶対料理じゃない!大事なことなので三回言いました!!」
「たしかにこれは料理じゃないわね!そう!これは!!」
「こ、これは...?」
「愛!!」
「愛ぃ?」
「私のイブくんに対する愛の結晶!さあ!食べて!!」
「だからこれは何!?」
「わかった。説明してあげる。味って言うのは/省略/と言う訳なのよ!」
母さんの説明によると味覚は舌が化学物質に反応して脳に味として知覚させているものだから、美味しい味に感じるように化学物質を集めて加工したのがこの物体らしい。
匂いがほとんど無いから授業中にオススメだと。
なるほど。何故そんな物が作れるのか解らないがそこは母さんだからで...
「でもこんなちっぽけな朝飯やだ」
「良いから食べてみなさい!」
「わかったよ」
俺は物体を食べてみる。
「旨い!でも硬い!そしてめっちゃ重い!」
なんだこれ!重いぞ!1kgはあるな。
「圧縮してあるからボリュームは満点のはずよ!!」
「たしかに!これは凄い。黒沢!お前も食え!」
「そんなことより坊っちゃん。お時間はよろしいので?」
「やべっ!支度しなきゃ!!」
朝飯を口に含んだまま、俺は支度をした。
「はい!これお弁当!」
「ありがと。行ってきます!」
結局俺は遅刻した。
「兼宮!!遅刻や!」
担任に怒られた。
ちなみに担任の名前は歓崎正吉。
こいつはゲーマーでMMOでよくパーティーを組む。
「遅刻は掃除1週間や!」
「断る!」
「何言っとんねん!あほんだら!」
「なぁ、俺たちは戦友だろ!」
「う〜ん...戦友の頼みとあらば仕方がない。訳をはなしてみい」
「思い出せ。今日は何の日だ?」
「はっ!」(゜ロ゜)!
「そうだ!DDWの正式サービス前日だ!お前なら解るだろ...」
「お前...キャラメイキングしてたんか?」
「ああ。待ちきれなくてな...わかってくれるだろ、同志よ!」
「そうか。なら仕方がないな...」
「わかってくれたか!」
「兼宮は今日残れ!安心せい!10時には帰しちゃる!」
「エェーー!?!!なぜに?」
「俺が早朝に出勤してるのに何しとるんじゃボケ!羨ましいわ!」
こんな一幕もあったがある程度平和に午前中の授業は終了した。授業中の描写は無い。
ゲームのことで頭がいっぱいだった。
「伊吹、屋上行かない?」
「飯か...」
俺に話し掛けてきたのは御堂遊作。
俺の親友だ。
「よし!行くか」
と言うことでやって来ました屋上!
弁当食べに来ました、はい。
遊作には妹がいて弁当はその妹のお手製らしい。
「伊吹のお弁当はどんなの?」
「フッフッフ...それを聞いちゃいますか。」
「何かテンションがおかしいよ?」
「見よっ!これが俺の弁当だぁー!」
「えっ!何これ!?変な色の立方体じゃないか!!」
結構うまいぞ。変な色の立方体だけど。
その後、弁当を食べて午後の授業も終わり放課後になった。
「兼宮!ここは通さへんで!」
「どけ!エセ関西弁教師!」
「遅刻は居残りや!」
「邪魔ァァ!」
似非関西弁教師・歓崎に渾身のボディブロー!
「ぐへっ!!Σ(×_×;)!」
こうかはばつぐんだ。
「とどめェ!!」
「何さらすねん!?死んでまうやろ(*`Д´)ノ!!!」
「さらばだ!」
歓崎を撃破して俺は帰った。
歓崎先生は重要なキャラのはず。
親友の御堂くんは未定です。