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母親殺しの大蛇と少女は魔女に頼んだ

作者: 冬の夕方


魔女は金の指輪を二つ作った


その指輪はペアであるもう一つ指輪から指輪へと指輪の中に入り大きさ関係なく移動ができた。

魔女はこのことを街中に自慢するとそれを欲しいという者が次々と現れた。

そして魔女はこの街で一番可哀想なやつにこの指輪を渡すと言った。

魔女は大蛇に母親を殺されたという少女がいると聞き会いにいった。

少女はみすぼらしい格好で出迎えた


魔女は服と引き換えに少女に金の指輪を渡した。

少女はこの指輪を使い大蛇を殺すことにした


少女はたくさんの油入りの食べ物を持って大蛇のもとへ行った。

しかし大蛇は食べ物でなく少女の指輪を欲しがった

少女は大蛇にこの指輪を食べるなら良いと答えた

大蛇は指輪を飲み込みご機嫌そうに少女を家に帰した


少女は指輪に油と松明を押し込んだ

燃え尽きた大蛇を想像し愉悦に浸っていた


後日大蛇の住みかを覗くと元気な大蛇の姿があった

驚いた少女は魔女にこの事を話した。


魔女は少女の耳と引き換えに毒入り瓶を渡した


少女は毒入り瓶を指輪に押し込んだ


後日、魔女と一緒に大蛇を見に行くと大蛇は元気そうに遊んでいた。


少女は魔女に片足と引き換えにたくさんの槍を渡した

少女は指輪に向かって槍を何回も投げた


何回も………


何回も………


何回も投げた。


しかし怪物は眠り始めた


少女に頼まれた魔女は少女の両腕と引き換えに大蛇に一番辛い呪いをかけた


しかし大蛇は気にする様子もなく目を覚まして肉を食べ始めた


怒った少女は髪の毛と引き換えに魔女に体を大きくしてもらい

自身の頭と引き換えにドラゴンの頭をもらった


それは三日間三晩大蛇と戦い


家を破壊し、ひとをころした

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