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孤児少女と行く異世界無双ライフ  作者: そら
第2章 孤児少女
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信頼とデレ

「何で助けたか?」

「うん。今日会ったばっかで、特に見返りがある

訳でもない。なのに、碧は私を助けに来てくれた」


....成程、何故助けたか、か。確かにメルは今日

会ったばかりだし、助ければ金が貰えるわけでも

無い。だがしかし、それでも俺の体は動いた。


「理由.....そうだな、今日会ったばかりでも、俺はメルと生きたいって、そう思ったから。好きな奴を守る事に、大層な理由なんて要るかな?」

「すっ!?..いや、そういう意味じゃ無いもんな

...うん。でもそっか...好き..か。好きとか、そういうのはよく分からないけど、()()()に好きって言われると...凄く嬉しい」


メルははにかみながら、嬉しそうに言った。


「そーた....か」


名前久しぶりに呼ばれたな。俺はつい頬を緩めてしまう。


「名前、嫌だった?」

「嫌、久しぶりに呼ばれて驚いただけだ。嬉しかったよ」

「そっか、嬉しかったんだ。....そーた....んっ!」


俺は感極まってメルの頭を撫で回した。



「そーた...ふへへへ」


メルはとても心地良さそうに目を細め、声を漏らしながら頭を俺の手に擦り付ける。本当に可愛いな!


「なぁメル、もしも良ければ俺の泊まってる宿に

来ないか?今日あったばかりの奴...それも男に

付いていくのは不安だと思うが...」

「良いの....!?私は、そーたと一緒なら、嬉しい」

「よし、じゃあ行こうか」


俺は宿に向けて歩き出す。その時、メルが俺の横に

駆け寄ってきて、俺の手を握った。


「!?メ、メル?」

「そーたの手、暖かい」


メルはそう言うと、俺の腕に抱きついた。

やばい...全身が抱きしめたい衝動に駆られる。

俺は何とか理性を保ちながら、宿まで歩いていく。

....メルのデレが可愛過ぎる!!!

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