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4人の狩人 後

バカとテストと召喚獣7.5巻を買ってきました。新キャラの登場かと思ったら明久なんですね・・・。

12時57分

 

 昼食を終えた。会議まで少し時間がある。そこで、裕緒は暇つぶしにこの基地の屋上に来た。普段は立ち入り禁止だが、そこは無視。鍵がかかっているが、その鍵もボロでちょちょっと、手を加えれば簡単に開いてしまう。なんとも、なさけない鍵だ。

「あれ?」

 裕緒一番のお気に入りは、この屋上の給水塔の上。梯子はしごを上ると、先客がいた。

 無表示で、眼鏡をかけた凜ライネスだ。俗に言う、体育座りをして本を広げている。

「よ、よう」

「・・・」

 まさかの先客に少し慌ててあいさつ。凜はコクリっと首を動かす。

「たしか・・・え~と・・・・・」

「凜・ライネス」

「あ、凜か。おれは――」

「――前沢裕緒。知ってる・・・」

「あ、そう。隣いいか?」

「・・・うん」

 小さく頷いた。

 そよ風が吹く。春風だ。ここと良い風が凛と裕緒にあたる。

 ビルの3階ほどの高さか見る眺めは瓦礫だ。高層ビルは倒れ、コンクリートの山となっている。高速道路。そんなものはすべて、地面に落ちた。家々。原型は存在しない。荒れた日本の首都が目に入ってくる。復興はごく一部しか進んでいない。

「聞いていいか?」

「・・・ん?」

「なんで戦ってる? その歳なら、学校に行っていい職につけるだろ。兵隊なんて辞めてさ。ずっと幸せに生きられるだろ?」

「・・・パパのかたき

 本を閉じて、前を向いた。

「仇?」

「うん・・・私に狙撃の仕方を教えてくれた人」

「娘に狙撃を教えた父親オヤジかよ。ろくでもない親父だな」

「違う!」

 凜が叫んだ。その声に反応して数十羽のカラスが一斉に空に羽ばたく。

 裕緒は真横で驚いく。

「・・・違う。私が頼んだの・・・・・。私も聞いていい? あなたはなんで戦うの?」

「え、おれ? おれは前線隊長だからな。今やめたら、味わるいだろ。それに、おれの部隊は敗残兵はいざんへいの寄せ集めの部隊だからな。おれ以外に誰がまとめられるって話」

「・・・そう・・・強い人・・・・。なに、じっと見て?」

 裕緒が凜の顔をじっとみつめる。

「ほい」

「・・・あ」

 裕緒は凜の眼鏡をとった。

「お前、眼鏡とった方がかわいいぞ」

「え、そ・・・そんなこと・・・・ない・・・・」

 顔を赤くして凜は否定する。

「かわいいって。おれが保障する」

「・・・」

「さて、そろそろ行かないとな。ほら、行くぞ。凜」

 立ち上がり凜に手を差し出す。凜はその手とって立ち上がる。

「・・・・あなた・・・もう少し女らしくしたら?」

「え? えええええええええええ!!」

 数百羽のカラスが一斉に飛んで行った。





1時3分


 改めて会議室に集まった。空気は重々しい。しかし、羽鳥部隊総指令官と加藤部隊副指令官は堂々としている。

「で、どこまで話したんっけ?」

「強化人間まで」

「ああ、そっか」

 初に言われて思い出す。

「その強化人間たち総称は“天使たち”って呼ばれてる。そして、階級付けされてる。天使9階級。その中には、強化中に特殊能力の手にした天使をいる」

「へい、質問」

 ロイスが手を挙げた。

「その特殊能力ってのは具体なんだ? ジャパニーズアニメで出てきそうなエスパーか?」

「ん~、近いようで遠いかな?」

「具体例をあげるなら、予知能力だな」

「はぁ~、なんか別次元の話だな・・・」

 レイエスがため息混じりで言った。

「まったくだ。生まれて来た世界を間違えた気がする・・・」

「でも、これが現実。人間は脳の機能を少ししか使ってないけど、その使ってない部分を刺激することで、進化とか、超能力だってあり得るよ。現にあたしたちテスタメントがいるんだから」

「そーだけどよ。そんなこと言われても頭がパンクしちまう。そもそも、なんでオレらに言うだ?」

 その問いはこの空間の誰もが思っていた事だ。しかし、それをすでに推理し結論付けた人物2人がいる。羽鳥部隊総司令官と加藤部隊副司令官だ。

「それはのう、ロイスくん。我が第23機械化機動部隊が特殊部隊として編成すかからじゃよ。そうじゃな、少年シンゲツくん?」

「ああ、すまん忘れてた。そうだ。第23機械化機動部隊は偉大なる狩人グラン・バヌールの部隊に編成。来週から5月18日から活動開始」

「待てよッ!!」

 叫んだのは裕緒だ。

「第23は作戦成功率けして高くない! それに経験が薄い若手ばかりだぞ!」

「落ち着けよ。ヒロー」

「落ち着けるかッ! いくら装備が充実しても扱う側が不慣れじゃ――」

「――それをどうにかするのが貴様の役目だろう! 前沢裕緒前線隊長!!」

 低い声を出したのは加藤部隊副指揮官だ。

「しかし、前沢前線隊長の言うこともわかる。なぜ、この部隊を?」

賢者ワイズパースの選択だ」

「誰だよ、そいつ?」

「テスタメントの代表で偉大なる狩人グラン・バヌールの創設者。ルーズベルト・ロペズだよ」

「第23機械化機動部隊は第3機械化特殊作戦部隊となる」

 どうも、鈴木ちきです。おはよう! こんにちわ! または、こんばんわ!

 

 さて、なんか今回、展開が・・・なんか・・・・・ダメです。はい。

 

 さて、話を変えて・・・凜はクーデレです。しかし、物語が始まって2章目でデレさせるのはなんか・・・。

 さてさて、お気づきでしたか? 裕緒の一人称は「おれ」ですが実際は女の子です。「男の娘・・・なら逆もありでは?」と考えできたキャラです。もともと、裕緒のモデルは攻殻機動隊の少佐こと草薙素子でした。しかし、今はボーイッシュなキャラです。

 裕緒は常日頃から男ぽくて、スカートははかないし『わたし』と言いません。髪も比較的短髪。いつも、男ぽいですがデレる時があります。褒められると顔が赤くなります。

 部隊の中で裕緒は男として見られてます。裕緒が実際女の子であることを知ってるはロイス、レイエス、悠美、羽鳥さん、凜です。凜は一体どこで知った・・・。



 3章ではシンゲツ、ツキカ、初、凜の高校生活です。高校2年生! そしてそして、新キャラがでます!! 今のとこ一人だけ・・・。結構重要なキャラです。お楽しみに!!!




 ここで少しネタバレです。裕緒の裸を見てしまった平次のとの騒動を予定しています。騒動と言っても面白可笑しく書くつもりです。重々しくは書きませんよ。もちろん、平次はボコボコにされましたが・・・。まさかの思わない展開に!!! 


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