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ねぇ、この手をとって・・・  作者: 花瀬 朝陽
1/1

Prologue


 神が世界を創り上げたとき、神は2つに世界を分けた。


 1つは、神が生み出した生物が治める世界。

 1つは、神の力を分け与えられた精霊が治める世界。



 生物が治める世界は、次第に人間が生物の頂点に君臨し、統治され歴史を刻んでいく。



 精霊の治める世界は、神から力を分け与えられた7人の精霊がまず、多くの妖精を生み出した。

 その後、一つの国を創り上げて統治し、歴史を刻んでいった。


 しかし、何百年何千年が経った頃。

 精霊の1人が神を、国王を裏切って闇の力を手にした。

 その反乱で多くの妖精たちは、傷つき、人間の世界へ飛ばされた。



 『精霊に愛されし者と、妖精に愛されし者たちが集まりし(とき)、再び世界が平和が訪れる』



 残された精霊と妖精たちは、決断した。

  ____その時を待ち、平和を取り戻そうと。





高校に入って2年。新城(あらき)(まこと)は、自分と同じように妖精が見える女の子:小鳥遊(たかなし)綾花(あやか)と出会ったことで、止まっていた(とき)が再び進み始める。


人間と精霊の世界が手を取り合い、

二つの世界の(とき)が、真と綾花の2人の時間(とき)が、

早く、ゆっくり、刻まれていく。






























**********************************



「———っ、———っ、———っっ!!!」

 


 誰かが俺の名前を呼ぶ声が聴こえる。

 昏い闇の中で彷徨っている俺を呼ぶ、優しい声。

 俺の大好きなアイツの声。

 でもその声は、悲痛な叫びで溢している。

 上下左右もわからない昏い闇の中にいる俺は、

 俺の名前を呼ぶアイツの声を頼りに暗闇の中を進んで行く。

 まだこの『セカイ』には行ってはいけない。



 「———っ、ねぇ、———とっ、まことっっ!!」



 あぁ、そうだ、思い出してきた。



 「————っ、まことっ!!!・・・〜〜っ、お願い、置いてかないで・・・!」



 あぁ、思い出した。

 そうだ、俺は、アイツに降りかかっていた攻撃からアイツを庇って倒れたんだ。

 ホント馬鹿だな、俺ってやつは。

 好きな女の子を庇って、自分が死にそうになって。

 しかも、好きな子を、泣かせて。

 ホント馬鹿だ、俺は。

 心の中でアイツの名前を呼ぶ。

 アイツの元へ戻ろうと、アイツのところに。

 アイツの呼ぶ俺の名前がはっきり聴こえた瞬間、

 暗闇だった世界から光が差し込んできて、俺を包んだ。





 「———大丈夫、」


 だんだんと意識が戻ってきた。

 ボロボロになった体に鞭を打って、自分の力で起き上がる。

 大粒の涙を溢す綾花の頬に自分の手をあてて、優しく涙を掬ってやる。

 そして、俺の手よりひと回り小さい綾花の手を取る。


 「——大丈夫、・・・絶ッ対、綾花を・・・置いていくなんてしないから。」


 二度と綾花にあんな顔をさせないために、あんな思いをさせないために

 しっかり目を合わせて誓う。

 ————これだけは絶対守ると



あらすじだけです・・・・・

まだこの後の話は、大雑把にしか決まっていませんm(_ _)m

気が向いたらコツコツと進めていく予定でいます。

何卒よろしくお願い致します。


P.S.

感想をくれるとめっちゃ喜びます!

誤字脱字があったら教えてください!!


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