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転生者ヒロイン: マーシャ・ブラウンの憂鬱  作者: マーシャ(中村清子)
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聖女としてのお仕事

あれから10日後、神殿の方から連絡で、だいたいのことがわかったと言うことで。

「あそこで集めた水と土を調べたら、あの水は都からの下水が流れているって事がわかりました。 あの森は、都の地下水が流れて、それが地面の割れ目から出ていたのですね。

で、下水の魔力が、黒い澱になっていたと」

「下水ですか」

えー私、目一杯触っちゃったよー。顔には出さないけど、気分はドドメ色です。

「ええ、人々の排泄物に含まれる魔力が混ざって黒い澱になっていたと言うわけです、いや実際、いろんな色の水を混ぜると黒になりますからね」

「ええそしたら、下水を完備したら、黒い澱はなくなると?」

「多分そうでしょう、早速、王宮に報告をしましょう」


そしてそれからしばらくして、都を出たところにきちんとした下水処理施設ができて、下水が修繕されることとなった。それに伴い、全国の澱とモンスターで苦しんでいる地域も、下水処理を完備することに。

「ありがとうございます。聖女様のおかげですよ。」

「いえいえ、お役に立てて光栄です」

「王の方から何か報酬があるそうです」

神官はメッチャ楽しそうだ。


家に帰って、今回の事で報酬が出ると言うと両親は凄く喜んでいました。

報酬で兄姉にもちょっと豪勢にプレゼントしました

「え、別にあなたに何もしていない」

と姉がいうので

「でもおねえさまが母の結婚を認めてくださらなかったら、こんなことはなかったんですよ。ですから、これはお兄様、お姉さまの愛情のおかげでもあるんです。」

というと、初めて見る笑顔

かわいい!

やばい、中身おばさんの私がやばい。


今後は一箇所で排水処理をして、魔力や排泄物を排除したきれいな水を流すようにする、そして、残った分は、燃やして、農地の肥料にするということになったそうです。

施設を作るのは森の中、周りに沢山花や木を植えて匂いが広がらないようにするとのことです。



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