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争い合う世界の中で


 高く石を積み上げて、大きくしただけでは、目立ちはするが敬われることはないだろう。

 悪目立ちでも目立ちたい。憎まれてでも忘れられたくない。

 その精神を優先するのなら、問題ないのだろうし、それどころかナンセンスな石積みが尤もになってしまうことだろう。


 僕は墓を作りたいのだ。

 それも、僕という存在までが遺されて行けるような墓である。


 技術の進んだ未来の世界で、今この状況での最先端技術は、旧型へと変わってしまうことだろう。

 だとしても、必要のないものとなってしまおうとも、僕の生きている時代の最先端技術がこの結果となっていることが伝わったなら、価値だけでも残るだろう。

 僕は遺るに違いないだろう。


 学んだ全てを活かして、ここに僕というものを確立させる。

 場所は僕の定位置、つまりは、君の隣だ。


 夢を叶えて僕は眠る。

 君の権威と並ぶように。





 あるいは、競うように……








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