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とある少年のとある1日のとある1とき‐その2‐

 オレはいつも通り学校へ向かって歩いていた。


 現在の時刻は7:40。


 いつもは8:00に学校に着いているので予定通りならば、後20分に着くことになる。


 話は変わるが少しオレの自己紹介をしよう。


 といっても歳や身長のことについてではなく、オレの性格についてである。


 オレは普段はクラスでムードメーカーをやっているいつもおちゃらけている奴だ。


しかし、オレのことを知っている小学校からの友人によると「やるときは他の奴らが真似できないような、誰もがお手本にするべき人間」らしい。


 これは、どう考えても過剰評価だろう。


 それを裏付ける理由ならいくつでもある。


 まず偏差値は45程度、運動神経は人並み。


 先生に殴りかかったこともあれば、クラスメイトの嫌いな奴に「オレお前のこと嫌いだから話しかけないで」とまで言った事がある。


 そんなオレが『お手本にするべき人』までと言われたのは、中2の頃にある事件があったからだろう。


 その事件というのが、『イジメ』であった。


 『イジメ』というのは『イジメ』られている側の人間を庇うと、庇ったほうが次の『イジメ』の対象になってしまう。


 そして学校ならどこにでもあるであろう『イジメ』、それをオレのクラスでは皆が行っていた。

 目立ちたがり屋というかムードメーカーというか、その種の人間はKYになりやすいのかわからないが、オレはKYだった。


 そのせいで『イジメ』が行われていることを知ったのは、クラスメイト全員が『イジメ』に加担したあとだった。


 それをオレは見て、クラスメイトはオレに加担するように進めた。


 オレは全力で拳を振るった。


「お前ら……なにしてんだよ……!!」


 オレは目の前で『イジメ』をしていた奴ら3人を殴り、騒ぎを聞きつけた他のクラスの先生達に止められた。


 オレは先生達にずっと叫んだ。


「あんたらは何してんだよ!ケンカは止めてもイジメは止めないのかよ!離せよ!イジメをしている奴ら全員が悪いに決まってんだろ!」


 ずっと叫び続けて、気づけばオレは自分の家にいた。


 学校から親と来るように電話で呼び出しがかけられた。


 翌日に校長室でオレ、オレの母、校長、担任の先生が1つの机を囲んで座っていた。


 担任がオレのしたことをオレの母に話した。


 話の最中にオレは何度も叫んだ。


「なんでオレが悪いんだよ!イジメをしてたほうが怒られないでなんでオレが怒られるんだよ!」


 オレの母は「やめなさい」と言った。


 オレは担任の先生と母に何度も叫んだ。


 話が1時間して終わったて校長室から出ようとしたとき、担任の先生はオレの母が先に出たを見て、オレを呼び止めた。


 担任の先生は目を伏せて言った。


「……オレは『イジメ』をされていたのを見て見ぬフリをしていた。こんな事が起こったのにはオレに責任がある……」


 先生の話が終わると、オレは何も言わずに母の後を追った。


 廊下を歩いている時に周りの生徒が、


「……ねぇ、あの子でしょう。2年でケンカがあって3人を大怪我させたのって……」


 そんな声をオレは無視して廊下を歩いた。


 家でオレは昼飯も夕飯も食べずに家で泣いた。


 次の日に行きたくなかった学校に行くと、大怪我させた3人がオレのところに来て言った。


「ごめん、オレ達が悪かった」


 そう言って、同じように『イジメ』ていたほうにも謝った。


 他の生徒達も全員、後から謝っていた。


 それからはオレの学年で『イジメ』を全く見なくなった。


 本当はしているのかもしれないが、オレは皆を信じている。


 だって、『イジメ』られていた奴と『イジメ』ていた奴とが一緒に笑えたんだから。


 クラスのみんなが本当の友達なんだから。


 気がつけばもう8:10になっている。


 今オレは高校2年だ。


 あの事件から3年が経っている。


 そろそろ学校が見えてきた。

 予定より10分も遅れたのは、イジメに自殺をしようとしていたクラスメイトと通学路の橋であったからだ。


「イジメを終わらせに行こう」


 オレは今にでも道路に飛び出しそうな顔をしてるクラスメイトに手をだしながら言った。


 今度の事件は難しい。


 なんたって昨日はナイフで腕が切られたんだから。


 それでも、オレは誰かが傷つくのは嫌なんだ。


 そういえばオレが嫌いと言った奴とイジメられていた奴は同一人物だったな。



 最後に、この世界からイジメ、差別、傷がなくなりますように。


 オレはそう望んだ。





‐その2‐は学校行くときに思いついた話です。


‐その3‐もまただすのでよろしくお願いしますm(_ _)m

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