気楽な1日
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
最近では、私たちのダンジョンは『絶断のダンジョン』と呼ばれている。
挑んだものは誰として帰らず、冒険者の悲鳴までも絶断するという
噂から呼び名がついたらしい。
まあ、冒険者の悲鳴が聞こえないのは防音魔法を森全体にかけてるからだけどね。
ちなみにダンジョンの前に存在する広大な森の木々は、全部魔物だ。
ツリーデーモン、トレント、キングトレント、木霊 など、その他諸々。
今日私たちがなぜ管理室のモニター前に集合しているかというと、冒険者の立場を体験するため。
「私たちのダンジョンはどれぐらい怖いのか」というのをモニターで視聴する。
教会にいた、世界最強レベルに強い勇者たちを誘拐し、ダンジョンの入り口に放置。
勇者たちは最初何が起こっているのか分からない様子だったが、やがて前へ進み始めた。
大概の冒険者が進むルートはこうだ。
森→ダンジョン各階層→ダンジョン管理室
…と進んでいく。
でも最近では森の時点でみんな死んでいく。
この勇者がどこまで進めるか、お手並み拝見だね。
この世界で、恐らく1番強いであろう勇者。
森に一歩踏み入れた瞬間、昼間だったはずなのに辺りが真夜中に。
ホー、ホーとフクロウが不気味に鳴き、カサカサと木々が音を立てる。
勇者が数分進んだ所で、薄暗い木々の合間から無数の光る目が現れる。
クヒッ、キシシシ、ハハッと得体の知れない笑い声があちこちから響いてくる。
勇者は遂に恐怖に負け、叫び声を上げて走り始める。
その先にはポッカリと虚空に開いた闇の穴。
そのまま勇者は穴に吸い込まれた。
THE・ENDとモニターに表示された。
そこから暫く沈黙が続いた。
そしてポツリと奏音が呟いた。
「冒険者って、勇気あるんだな」
私たちの気楽な1日だった。
デイ;このコーナーがなくなると俺らの出番が完全になくなる
秘書;それだけはなんとしても阻止しなくては




