シャドーピープル
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
ササっと数人の影が通り過ぎ、厳重な警備をかわして商店に侵入した。
私たちは何もしない。異空間でアモンが出した椅子とテーブルをお供にココアを飲んでるだけだ。
他人から見たら「目の前に有名な怪盗がいるのに何をやってるんだ」と思うだろう。
私たちには昨日立てた計画があるので、何の心配もない。
その時サッと異空間に誰かが侵入してきた。
「旦那、遅れてすいません」私たちの前に耳が長く目がライトグリーンの品の良い男が現れた。
彼の名前はシャドー。
つばの広い黒の帽子と黒のコートを装着しているので、さながらアニメに出て来るスパイのようだ。
「いやいや良いんだよ。仕事お疲れさん」奏音が応答した。
シャドーは縄でしっかりと縛られた男を連れていた。
「彼が怪盗ロンジャンでございます」
そう、私たちは怪盗ロンジャンの正体を最初から知っていた。
シャドーはアモンの知り合いで、職が見つからずに右往左往しているところを
アモンに見つけられた。
「お前職に困ってんのか?良いとこ紹介するぜ」てな感じで。
シャドーの種族はシャドーピープル。異界から来た闇の住人。
シャドーピープルのシャドー。この上なく安易でわかりやすいネーミングだ。
シャドーの友人であるピープが数週間前に失踪し、その頃から怪盗ロンジャンがあちこちに
出没し始めたので、ピープだと確信したらしい。
シャドーピープルは実態がなく影に入り込んだり幻影を見せたりすることが得意なので、
怪盗や泥棒には正に天職と言えよう。
ウググと縄で縛られた男、ピープが唸り声を上げ目を覚ました。
ドルンと音がしてピープが消えたと思ったら私の影に入り込み、一瞬でボロボロになって飛び出して来た。
私の影に潜んでいた闇蜥蜴に撃退されたらしい。
「おいシャドー、これはどういうことだ?」
「どういうことだじゃねえバカ。人様の家に上がり込んで金盗みやがって」
「う、それはすまねえ」「俺に謝るんじゃない、 盗んだ家に謝るんだ」
「分かった、分かりましたよ」とピープの体から影が幾筋も迸り、どこかへ飛んでいった。
「俺の分身が謝ってくれるよ」
「すまん、ついでに警察にも分身を送って自首してくれ」とアモンが頼んだ。
またピープから影が飛び出していった。
一応商店から逮捕依頼を受けているので、捕まえないわけにはいかない。
かといってピープを直接逮捕するわけにもいかない。
というわけで分身を逮捕。
「すいません旦那。俺ら今日からここに住まわせてもらっても…」
「ああ、全然良いぞ」一も二もなく即答。
良いじゃん賑やかになって。
次の日からダンジョンの金回りが良くなった。
謎の影が方々で盗みを働いてるらしい。
盗み癖が治らないらしいピープの仕業だった。
デイ:シャドーピープル便利だな
秘書:どうせ私から逃げるために使うのでしょう




