グレイ・パラケルスス
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
さて、世間はすっかりハロウィン。枯れ木が増え、曇りの日は相当不気味だ。
ハロウィンだからとはしゃぎまくる悪質な遙のいたずらを避け続ける日々。
夕食の帰りにいきなりダンジョンを停電させて、復旧に向かったまどに
エレキゴーストで襲わせたり。(哀れなゴーストは「剛力強化」で霊体を粉々にされた)
壁の一部を最近ご無沙汰だった「皿割」でまどが不気味な感じに割る。
「あ、私のスキルを使ってくれてるのかね?」
背後から聞きなれない声がした。振り向くとサングラスにスーツを着たおっさんが立っていた。
「あっ、あの時のおっさん!」
スキルが芽生えるという怪しい薬の袋を持ってきた張本人、奏音が叫んだ。
「やあ、久しぶり!君はあの酒屋にいた子だね?」
酒屋に行ってたんかい!
「私はグレイ・パラケルスス。今宵は私の部屋へとお連れしよう」
グレイ・パラケルスス!?その人って300年前世界で初めて人造完成生命体を作った人じゃ…
そんなことを考えているうちに私たちは転移した。
独特な浮くような感覚があった後、色々な本や機械や杖で埋め尽くされた部屋についた。
とりわけ異様なのが、部屋に中央に浮いている盆だ。
小さな緑の水晶が盆の上で回転しながら透き通った水を盆に落としている。
「あれは賢者の石。私がかれこれ700年ぐらい生きられてるのはこれのおかげ」
いつの間にかそばに来ていたグレイ・パラケルススが言った。
…っていうかいつの間にか女の子になってるし。
「そ。これがあたしのホントの姿。」
「賢者の石にめっちゃ強い結界張ってあんじゃん…軽く錫杖の3倍はいってるよ」
どんな攻撃も防ぐ遙の錫杖の3倍ってことは相当な力なんだろうなぁ。
「ええっ!これの3分の1の結界張れるの!?やるじゃん。あたしは50歳でようやくそのレベルに到達したよ」
50歳?12歳ぐらいに見えるんだけど。
「あのー、年はおいくつで…」「年?200年過ぎてから数えてないや、あははは」
あはははじゃないよ!
「じゃあ今日はハロウィンってことで私の研究室に招待しよう!」
パチパチパチと拍手が起こる。
本棚までグレイ・パラケルススが歩いて行き、呪文を唱えた。
「一つ、使い魔フクロウ箒 二つ、タバスコ玉手箱 三つ除霊師霊媒師!」
ガタガタと本棚が動き出し、扉が現れた。
みんな口々に感心の言葉を口にした。(呪文のセンスは置いといて)
「さあ、ようこそあたしの研究室へ!」
デイ:俺らの出番ってここだけだよな
秘書:ですね。もっと出番欲しいです




