アモンとミリアの苦悩
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
ハアッ、ハアッ、と息を荒くしながら私たちはフェスタスの路地裏を走っていた。
後ろからは異形の怪物と、黒ローブの人間たちが追いかけてくる。
私たちはこの連中に手も足も出なかった。
サラマンダーは呼び出せず、魔法は使えず、アモンもミリアも外出中。
はっきり言って助かる望みはない状態だった。
そしてついに行き止まりに追い詰められてしまった。
我ながらアニメのような追い詰められ方だと思う。
6つ足、4つ目の怪物が3人の喉笛を切り裂いた。
そして私も…
アモンは焦っていた。朝起きると4人のベッドはもぬけの殻。
散歩にでも言ってるのかも…という浅はかな考えを希望にしてすがりつく。
昼になっても戻る様子はない。
いよいよまずいことになってきた と思ったアモンはスパイ・スライムを偵察に行かせる。
総勢200体の人型スライムの群れで4人の目撃情報を探す。
その間、アモンは祭壇に向かって必死に祈っていた。(悪魔なのに神に祈る)
そしてついに、1匹のスパイ・スライムが帰ってきた。
よほど急いできた見えて、息が荒かった。
「あ、アモン様、申し上げます。ただいまフェスタスの路地裏で…主の死体が見つかりました」
というと、その場に泣き崩れた。
そのスパイ・スライムは、まどが丹精込めて教育した、スパイ部隊の隊長だった。
アモンは驚きとも悲しみともとれる叫び声をあげ、転移魔法で現場へとワープした。
ヴォンと音を立てて野次馬の後ろにアモンが現れた。
野次馬を必死に掻き分け、4人のところまで急ぐ。
そこには、無残にも喉笛を切り裂かれた4人が横たわっていた。
そして4人の喉には生々しい牙が数本刺さっていた。
4人の緊急事態に駆けつけられなかった自分の非力さを呪い、
アモンは壁を叩いた。その肩にそっとミリアが手を置く。
今、アモンにどんな言葉をかけようとも追い打ちとなるだけ というのを
嫌という程ミリアは理解していた。
どんな魔術やステルス効果も見通す能力、『心眼』を使ってもなんの気配も感知できなかった。
ミリアも悔しげに壁を叩き、2人で寄り添いながらダンジョンへと…主のいないダンジョンへと
帰っていった。4人がいない事実を噛み締めながら。
ブックマーク30件到達ありがとうございます!
字数は少ないですが、お礼に今回は気合を入れて書きました。
ちなみに、今日から新しく小説を始めました。
世界を余裕で滅ぼせる超能力者4人組、余裕の日々を送る
というタイトルです。よかったら見てみてください!(ブックマークしてくださったらとても嬉しいです)




