焼き鳥屋
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
まどの『皿割』を試した次の日。
実質ダンジョンが支配と管理を受け持っている国の一つ、フェスタスで今話題の店へ行く。
(アモンとミリアの悪魔コンビは美食家)
ずらっと並んでいる屋台の中で、一際行列が長い店に行く。
「さあて、いらっしゃい いらっしゃい!王家シェフにも負けない焼き鳥だよ!」
店内の奥から陽気な声が聞こえてきた。
そこにいたのは、かつて私たちが暗殺したはずの亜人差別王だった。
「な、君たち!?ちょっと助手!あとよろしく頼む」
王、いや元王は私たちを裏口に連れ込んだ。
「頼む、殺さないでくれ!」
「いや殺すつもりはないけど、どうしてここで…?」
王は理由を説明してくれた。
「わしは君たちに馬車をバラバラにされた時、崖から落ちた。
しかしわしが落ちたところには岩棚があり、なんとかそこで生きながらえた。
わしの必死の叫びに応じてくれて、誰かが助けに来てくれた。
助けに来たのは、鳥人族だった。かつてわしが差別した種族じゃ。
わしは鳥人族の行いに心打たれ、心を入れ替えた。そして紆余曲折あり、店をやっている」
ふ〜むと遙が唸った。裏口に来た時手渡された焼き鳥が美味しかったからだ。
「…こんなに美味しい焼き鳥屋の店主を殺すわけにはいかないなあ」と奏音が笑いながら言った。
ちなみにフェスタスの税金の一部は私たちが得ている。
だから美味しい店を潰してもなんの得にもならないばかりか、
心を入れ替えた王と、その助手の居場所を奪うことになる。
私たちは笑顔で店を出た。(ねぎまとツクネを6人分テイクアウト)
うん。冷めても美味しかったよ(笑)
評価ありがとうございます!




